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頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第2章 不穏な影
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裏社会の刺客

「はい、間違いないかと。この目で確認してきましたので。」



「これが事実だとしたらまた厄介だな。きちんと粛清しなければ。」



「上の者には上の立場が、下の者には下の立場がある。それをはっきりと思い知らせなければならないといけないのかもしれん。」



ユーランド。

そこにそびえたつ巨大な城。

その奥にある部屋。

そこでは、アレウスと見張りの一人が熱心に話し込んでいた。

内容は、見張りが見てきたものに関して。

つまりは、王様を尾行して、そこで何があったのかを真剣に検討しているわけである。



「一目見た感じでは、人が住むような環境ではありません。そこには、幾人かの人間が生活しており、そんなところに王様が行かれるなど、もってのほかです。」



「これも変換による影響の一つであろう。貧民に興味を持つなど。」



「では、やはり王様が貧民に何かされた可能性が高いわけですか?」



「その可能性は存外に高いであろう。王様がアスタ市場の方面に行くだけでも、混乱を招くというのに。おそらくは、市場に向かった王様がそこで、貧民に金目の物目当てに半ば強引に連れ去られる。お前が見たものはそれであろう。」



「そうですね、、、正直そうとも言い切れないんですよね、、」



「何だ?どうした?」



「いや。連れ去ったというより、王様ご自身が嫌がる貧民に対して、無理やりついていった感じです。」



「そうか、、、そうだな。何はともあれ、引き続き調査を頼む。」



「は。お任せください。」



「君には期待している。後、言い忘れていたことが一つ。」



「何でしょう?」



「調査に害をなす危険性のあるものがあったら、即排除して構わない。これは、私より上からの指示だ。」



「謹んでお受けします。」



そう言うとその人物は、腰に下げている己の武器に手を当てる。

その人物が下げている一見普通の剣。

ここユーランドの代々の王の血を吸ってきたと言われている。

名は、まだない。

だが、それを下げている人物に名前はある。

名は、ブルームウッド。

見張りの傍ら、アレウスの指示で、裏社会でも活躍している。

手にかけてきた人間は、数えきれない。


ここでも、重要人物の登場になります。

こいつが物語にどう影響していくかは、気になるところになってきます。

また次回に。

読んでいただきありがとうございました。

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