頭の中で色々な事が渦巻いている
意識が次第に鮮明になっていく。
全てがはっきりと感じ取れるようになり、手も動く。
特に問題はない。
目を開ける。
壁を背にして、眠っていたようだ。
元の世界に帰ってきた。
「いつ眠ったんだ、、?」
そこはあまり覚えていない。
例のごとく、気が付いたら、眠っていた。
そんなところだろう。
母に忠告されていたことをまた破ってしまった形になる。
もう一つ。
あの世界でのことだ。
彼女は今、どうしているのだろう?
色々なことを考えながら、家に帰宅する。
「ただいま。」
奥から慌ただしく、母が出てくる。
血の気が引いており、顔には疲れの色が見える。
「何処にいたの!今何時か分かってる?」
「今?今は、、」
起きて初めて時計を見る。
時刻は、夜の9時を回っており、通常であれば帰宅しているはずの時間だ。
「、、、、またなのね、、?」
「?」
「寝てたんでしょ?どこかで。」
「いつなのか、分からない。ただ、、」
「ただ?」
「あれはやっぱり間違っている。誰かがあの世界を変えないと、上に立つ人間なんていらないんだ。みんな平等に。生きるための権利は皆同じなんだ。」
「どうしたの、突然。」
母の顔色は戻り、次は困惑しているようだ。
息子が何を言っているのか分からないといった様子。
考えてみれば、それもそうだろう。
いつも寝てばかりいる息子が、夜遅くに帰ってきて、突然訳の分からないことを喋りだしたのだから。
でも、あれはもう一つの世界だ。
例え、夢であっても、そこにいる人たちは生きている。
「遅くなったのは、ごめん。でも、僕のやるべきことが分かった気がする。」
「それは、本当?大丈夫なの?」
「睡眠だよ。これには、意味があったんだ。きっとそうだ。あの世界は僕を必要としている。」
「大丈夫なのね?」
「大丈夫。僕が必要とされているのが分かったから。」
昔から、母は僕の体質を心配してくれていた。
他の人より長い睡眠時間。
そのせいで、勉強なんて碌にしてこなかったし、交友関係も限りなく少ない。
今回の路上で眠るというのは、今までの中でも一番心配と迷惑をかけただろう。
その中で、母が昔から、一貫していることがある。
それは。
やりたいことを、好きなようにやらせること。
だから、今回の僕の意見も聞いてくれたのだろう。
「そう。好きにしなさい。」
僕が、この現代に見いだせなかったもの。
あの世界では、きっと見いだせるだろう。
タイトルをつけるのが苦手だったりします。
その話が、どういう物なのか。
どういう展開なのか。
一目見て分かればいいと思うんですけど、それが難しい。
つまり、何が言いたいのかというと、タイトルがうまい人は凄い。
以上。
読んでいただきありがとうございました。




