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匣の幻想(ゆめ)  作者: 月野 白蝶
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序章

 昔、昔。この世界は何もない土地でした。今はこれだけ豊かになりましたが、作物も育たないような土地だったそうです。


 そこにやってきた神様はお考えになりました。どうしたらこの世界は豊かになるだろうと。そして、大地に水をやり、太陽の暖かさを与え、土を豊かにしたのです。


 次に我々人間をお創りになりました。皆が幸せに暮らせるよう、丁寧に丁寧に創ってくださいました。今皆さんが豊かな心を持てるのは、神様のご加護があるからです。


 国同士の諍いを神様は禁じました。この世界で争いが無いのも、神様のご加護あってのことです。


 しかし、悲しいことにこの世界にモンスターと呼ばれる異獣が現れ始めました。それを憂いた神様は、一人の青年に特別な力をお与えになったのです。


 その青年は清廉潔白で、正義感を強く持ち、人に害なすモンスター達を討伐していきました。人々は彼を敬い、『勇者』と呼ぶようになったのです。これが有名な、初代勇者です。


 けれどモンスターの数は増すばかり。初代勇者の力だけではどうにもならなくなってしまいました。


 そこで神様はお考えになりました。もっと沢山の、素晴らしい人を集め、彼らにも手伝ってもらおうと。それが、『勇者制度』の起源です。


 今、争いもなく民が幸せに暮らせるのは、皆神様と勇者のおかげです。





 そうして、この世界は完成しました。

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