◆第1期 誘い 「入会2」
何か熱いものがしたい。
打ちこめるものを・・・
その対象を2年ほど見つけられなかった。
既に違う世界を目指そうとか思ったり、考えることが多かった。
とは言え成績が悪いわけでもなかったのでなんとなく何かを目指せればという感じだった。
田舎だったので、刺激が少ない分、家のみでよく熱く語ったっけ・・・
ガストで朝までとか、家のみで朝までなんであんなに話すことがあったんだろうなと
いまはもう思い出せない。
僕は、やることやって燃え尽きて死ねればいいといまは思っていて、
だからこそ、土日・夜中あまり関係なく働いている。
ブラックであり、それでいいと思っている。
それは自分の生き方だから。
当時だと、海外に出るとか、旅行して回るとか、少ない知見の中で考えあぐねていた。
そんなときにとある7月に朝まで飲んだ時に、小野は誘ってきた。
「嶋だからこそ話したいことがある。ただ自分だけでは伝えきれないから先輩を呼ぶ」
なんだろ?と思いながら予定を開けた。
ま、よくある手口だ。
素直に聞いたあの日に帰れたら、ぶん殴ってやるが。
そうでなかったとしても結果は同じだろうと思うが。
どうせ怪しいことをやってると思う。