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第七話
目の前に、二匹の鹿が現れた。
狩人がユウコの目を見る。そして、弓を見た。ユウコ、反射的に弓を取る。
狩人で、鹿を捕らえろ合図した。
筒から矢を取り出す。昨日、手入れをした弓。思いっきり引いた。右の鹿を狙う。
狩人も、弓やを構える。
訓練通りの姿勢と呼吸法で、鹿を捕らえる。
鹿は地面に生えている草を無心に食ってっている。だが、耳は右に左に動かしている。
ピタリと止まった。顔を上げた。二人同時、弓を放った。
肉が突き刺さる音。
レン「すげえ」
みんな、二匹の鹿の所へと静かに駆け寄る。二匹とも、即死だった。
狩人「さすがだな。ユウコ。レン。次は猪だぞ」
レン「はい」
大人達が鹿を運ぼうとした時、ガサガサと音がする。
再び、緊迫した空気。
遠くから、猪がこちらをじっと睨んでいた。