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第六話
朝、ユウコは身支度を済ませると、村長に挨拶をした。
ユウコ「行ってきます」
村長「待ちなさい」
村長は、ユウコに青い石の首飾りを、装備させた。
村長「お守りだ」
ユウコは、ニッコリと笑った。
村人の男五人。女五人が、子供二人。広場に集まった。狩人が、説明を始めた。
狩人「今日は、子供二人を経験させる。将来の狩人だ。」
一人はユウコ。もう一人は、遊び仲間の連。運動神経は、良い。
狩人「他はいつも通り。今日は鹿一匹、猪一匹。では出発。
一行は、近くの森に向かって歩きだした。
レン「俺さ、昨日からドキドキしちゃって、寝れなかったんだよ。ユウコは?」
ユウコ「ぐっすり寝れた」
レン「すげえな。鹿は俺たちを見たら逃げるんだけど、猪は、向かってくるらしいぜ」
ユウコ「突進してくるね」
レン「外しても、来るって回って、また襲ってくるんだってよ。怖いよ。
狩人「しっ」
その瞬間、ユウコ達も含め、一斉にその場に泊まり、息をひそめ、中腰になった。
目の前に、鹿が現れた。