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第二百十一話 エルミラさん・ルナちゃん・ヴェロニカ

出来心で書いてしまいました。

 ヴェロニカをマカレーナからマドリガルタの王宮まで送り届け、昼食を食べたその場でモニカちゃんといちゃラブをした後は一人でマカレーナへ帰り、飛行機の長距離耐久テスト飛行の二日目を終える。

 ヴェロニカが王宮へ帰ってから彼女と会うことも無く、王宮の誰かから伝言を受けることも無かったのでそのまま数日滞在することだろう。


 マカレーナへ帰宅後、屋敷にて夕方はいつものように過ごした。

 そろそろ就寝時間になるころに私の部屋へエルミラさんがやって来る。

 目的は勿論ベッドの上で仲良し運動をするためであり、彼女はいたってノーマルで声もほとんど出さない。

 仲良し運動をした仲でエリカさん、ジュリアさん、マルティナ女王、シルビアさん、モニカちゃん、アーテルシアが淫乱で、ノーマルはエルミラさんとビビアナだけ。

 ん? アマリアさんとエステラちゃんはぎりぎりだから、この八人の他にいなかったよね?

 地球のヤリチ◯よりは相手がずっと少ないし、サリ様が覗いているくらいだから神罰は無いだろう。

 とにかく私の周りはエッチな女性のほうが多い。


 事が終わり、エルミラさんとそのまま裸でピロートーク。

 お昼にモニカちゃんと仲良しをしたばかりなのに、分身君はとても元気だった。

 私の真横に少し顔が火照った金髪ショートヘアの美女がいるなんて、男の誰もが羨ましがるシチュエーションだ。

 エルミラさんから漂う、ミルクっぽい女性独特の香りはいつまでも嗅いでいたい。


「ねえ、ヴェロニカ様はどうだったの?」


「どうって…… 王宮前に飛行機を止めて、そこで見送っただけだよ。

 女王陛下や王子殿下の所へ行ったらいい笑顔になっていたけれどね」


「そうだよねえ。昨日の夜に三人でお茶をしたときは、まるで子供のように楽しみにしておられたよ。

 あっ 子供のように純粋って意味で、悪気は無いからねっ」


「エルミラさんは優しいね」


 私は彼女のおでこへキスをしたら、照れくさそうな表情をしていた。

 ただ性欲の()け口ではなく、エッチの後も愛情表現をすることは大事だ。


「あの…… ねえマヤ君。私たちはいつ結婚したらいいの?」


 彼女が唐突にそのような質問をしてきたから少し驚いたが、恐らく三人でお茶会をしていた時に話が出たのか、前から気にしていたのかも知れない。

 アーテルシアとの戦いから、飛行機やロベルタ・ロサリオブランド、シルビアさんの心身のことで頭がいっぱいだったから、エルミラさんの他、マルセリナ様、ビビアナ、ジュリアさんたちのことをおざなりにしがちだった。


「ガルシア家には義理があるから、パティと結婚をした後になるね。

 彼女が十五になるまであと一年も無いけれど、結婚式をいつどこでということを考えていないし、ガルシア夫妻もその気だけれど詳しい話はまだしてないんだ」


「そう…… パトリシア様はまだお若いし、まだやりたいことがたくさんあるだろう。

 それに君がしっかり愛してあげているから、焦っていないのかな」


「ああああ、いや。愛してあげてるって、あの子はまだ十四だから手を出してないよ」


「夕食の後、君が毎晩のようにパトリシア様の部屋へ行ってるのはみんな知ってる。

 大丈夫だよ。君が相手に合わせて慎重だということもね。ふふ」


「え…… そうなの?」


「ヴェロニカ様とも結婚するはずなのに、何もしてないそうじゃないか。

 確かにヴェロニカ様は格闘以外のことで男性に疎いから無理出来ないよねえ。

 て、私も男性が少し苦手だったけれど、マヤ君と初めての時は勢いだったよね。ふふふ」


「庭だったしね…… あはは」(第三十三話参照)


「私はまだ若いうちに男性と仲良くなることってあるのかなと、このまま歳を取ってオバサンになったらどうしようと自分で心配していたんだ。

 それから君と出会って、訓練したり買い物したり君と一緒にいるときは楽しかったし、マヤ君だったらいいかなって……

 ああっ こんなことを…… 恥ずかしい……」


 今のエルミラさんがすごく可愛く見えて、思わずギュッと抱きしめた。

 そんな話をしながら夜が更け、そのまま私のベッドで寝てしまった。


---


(ルナ視点)


 朝の六時前。

 さっき入れ違いでエルミラさんが自分のお部屋へ入っていったのが見えたけれど、おトイレかな?

 朝の訓練やる気満々みたいですね。

 さて、我が主はまだ寝ていると思うのでお越しに行かなきゃ。


 コンコン「おはようございます」


 私に限っては応答がなくても遠慮無く入って良いというお許しがあるのは有り難いですが、結局お寝坊されて起こさなくてはいけないから面倒なんですよね。


 ああ…… やっぱり寝てる。

 気持ちよさそうな顔なのに、何となくムカッとくるのは何故なんだろう。

 床に服を脱ぎ散らかして…… シャツとぱんつも!

 ということは裸で寝てるんですね。

 王宮のお世話でマヤ様の裸は見慣れたからもう驚くことはありませんが、もしそうじゃなかったら私泣いちゃうかも知れません。

 もう声を掛けるのも面倒だから、布団を剥ぐっちゃえ!


 ガバァッ!


「キャッ!」


 うわぁ…… ビンビンですよ。

 クンクン…… クンクン…… お布団のこの匂い……

 女の子の匂いがするけれど、昨日みたいなジュリアさんの匂いじゃない。

 王女殿下とよく似た匂いですが、マドリガルタへ行かれて今はいらっしゃらないし、そもそも殿下はそういうことをまだしないはず。

 ということは、エルミラさんしかいない。

 さっき見かけたエルミラさんはマヤ様のお部屋から帰ってきたところだったんだ……

 もし今お二人が裸でベッドの中に入っているところでお布団を剥ぐったら大変なことになっていました。


 前に何度かエルミラさんとお風呂をご一緒したことがあったんですが、細身なのに引き締まってしっかりした身体作りをされているのを見て、女の私でもドキドキしてしまうほどでした。

 私なんて、マカレーナへ来てからビビアナちゃんやジュリアさんが作るお菓子が美味し過ぎて、お腹がぷよぷよになってしまってます。くうぅぅ……

 エルミラさんもジュリアさんみたいになっちゃうのかなあ……

 女の人の身体ってそんなに敏感なんでしょうか。


 お風呂と言えば、この前はビビアナちゃんと一緒に入ったときに裸で妙にベタベタしてくるんです。

 何でも、発情期だからニャーって耳族の女の子は大変ですね。

 私のおっぱいをペロペロしてきた時はびっくりしました。

 ちょ…… ちょっと気持ちよかったけれど、すぐに退()かせてやめさせました。


 ふぅ……

 お布団を剥いで素っ裸でビンビンでもマヤ様は起きません。

 どうしましょう……

 ビンビンを指でピンピンはじくと起きるかも知れませんが、それはちょっとかわいそうです。


「マヤ様! まーやーさーまー!!」


「うーんむにゃむにゃ…… エルミラひゃん気持ちいいガマン出来ない……」


「むっかーーっっっっ!!!!」


 私は勢いでマヤ様のビンビンにパンチをしてしまいました。

 夢の中でも格好いいエルミラさんにいやらしいことを!!


「うぎゃ!!?? あいたたたたたたたたたっっ!!」


「やっと起きましたね。おはようご・ざ・い・ま・す!!」


 私はベッドの前で手を腰に当ててドンと構えました。

 マヤ様は寝ぼけ顔で、何が起こったのか半分わかっていない様子です。


「ルナちゃん!!?? ああああ大事なところに何てことを……」


「そのビンビン何とかして下さい! お着替えが出来ません!」


「はぁ…… 分身君が殴られて、朝から主人がメイドに怒られて、せめて着替えぐらいはちゃんとしないといけないね。ははは……」


「私はマヤ様のことを嫌いになったんじゃなくて、マヤ様の将来を思っているからこそこうしているんです!」


「ありがと…… ああ、今のでもう(しぼ)んじゃったよ。

 着替えの手伝い、頼めるかな?」 


「はい! ニッコリ」


 ()くしてマヤ様の起床タイムは無事に?お着替えを済ませられ、エルミラさんとスサナさんとの早朝訓練に屋敷の庭へ出掛けられたのでした。


---


(マヤ視点)


 はー やれやれ。

 起きた時は酷い目に遭った。

 まさか分身君にパンチで起こされるとは思わなかったよ。

 幸い分身君に怪我は無かったし、もしそうなってもスモールリカバリーぐらいで治せるだろう。

 何かあっても自分で回復魔法が出来るようになってて良かったよ。

 ズボン越しではうまく治せないからパティやマルセリナ様に分身君をポロンと見せるわけにはいかないし、アマリアさんに見せたら興奮して逆に大変なことになる。


 さて、早朝訓練と朝食を済ませてラウテンバッハへ出掛け、長距離耐久テスト飛行の三日目を行う。

 今回はスピードを上げて高度約六百メートルのところを飛び続け、約二時間という今までの最短時間で王宮へ到着することが出来た。

 さすがに三日目ともなると誰かが集まっている様子はなく、邪魔にならないように王宮前広場の隅っこへ着陸した。

 見学したい人は勝手に見てほしい。


 王宮玄関ホールへ入るとお出迎えの給仕さんたちが何人かおり、その中にフローラちゃんがいた。


「あっ マヤ様おかえりなさいませ!

 マヤ様がご到着なされたら、王女殿下が訓練所へ来て欲しいと仰せつかりました」


「ありがとう、フローラちゃん」


 訓練所か…… 着替えた方がいいな。

 女王の寝室がある棟の、いつも使わせてもらっている私の部屋には着替えの服がいくつか置いたままになっている。

 他の誰かが使うこともないらしいので、私の専用部屋になってしまった。

 急いで部屋へ向かい、シャツとカードパンツに着替えた。

 モニカちゃんは王宮内にいるんだろうけれど今日はどこで何の仕事をしているのかまで把握していないので、一人でサッと動く。

 時々どう考えてもメイドさんに手伝ってもらうより一人のほうが絶対早いことがあるんだが、メイドさんにお世話されることは贅沢なことだね。


---


 王宮の裏にある兵士訓練所。

 ヴェロニカはちょうど女性兵士を相手に体術の訓練をしているところだった。

 ヴェロニカは圧倒的な強さで女の子たちをばったばったと投げ飛ばしている。

 悲鳴を上げてぐったり倒れている子もいて、ちょっとかわいそう。

 すぐに他の女性兵士たちが介抱して自力で立って休憩所へ連れて行ったので心配はなさそうだ。


「おお、マヤ。今日は早かったな。

 こいつらにちょっと稽古を付けてみたが弱くて話にならん。

 やっぱりおまえやエルミラたちじゃないとダメだな」


「ああ…… あの子たちが弱いんじゃなくて、君が強すぎるんだよ。

 無理をさせない方が良い。また反感を買うぞ。

 やり過ぎたと後で謝っておくんだね」


「そうか…… わかった。

 では早速おまえとやりたい」


「よし」


 早速やりたいだなんて、ベッドの前で聞いてみたい。

 などと訓練の時もむっつり妄想をする私だった。


 先手はヴェロニカで、パンチやキックで執拗に攻めてくる。

 私は(かわ)すだけ。

 勿論それではヴェロニカの興が醒めるので、一分後には反撃。

 身体強化されていないヴェロニカなのに、今朝一緒に訓練をしたスサナさんも同様なかなかどうして強い。


 しかしヴェロニカのおっぱいがいつもより妙にぷるんぷるんしている。

 シャツの下にはスポーツブラを着けているはずだが、まさかねえ……

 でも突起が見えないからそんなはずはない。


 お互いが攻防を繰り広げるが決着はつかない。

 それもそのはず、私がヴェロニカに合わせているからだ。

 アーテルシアやエリサレスと戦った時のように全力を出すと大変なことになる。

 だがちょっとでも気を抜くとやられて怪我をするかも知れないので、調整が難しい。


 いつの間にかヴェロニカと私の周りにはギャラリーの兵士が集まって、みんな口をあんぐりしている。

 日本の人気アニメでやってた天◯一武◯会みたいだな。

 ◯メハ◯波の真似事は出来るけれど、ヴェロニカが危なくなるので使えない。

 あくまで身体を使った物理攻撃のみだ。


 お互い向き合い、両手で組んで身動き出来ない。

 目の前にヴェロニカのぷるぷるおっぱいがあり、気になって仕方が無い。

 しかし今回に限ってなんなんだ?


「ふふふ マヤ。おまえはどこを見ている?」


「なっ!?」


「今日は着けていないのだ」


「バカなっ!?」


 以前からおっぱいを見ていたことはとうにバレていた……

 なななな何を考えているんだ?

 今までのヴェロニカでは有り得ない、とんでもないことを言った。

 どういう心境の変化だ?

 本当にブラを着けていないとは……

 でも突起が見えないのは…… ニップレスか!

 ヴェロニカは時々子供っぽくなることが見受けられるが、何のためにそんなことをして……


「それっ!」


「うわっ!」


 ヴェロニカにあっけなく回り込まれ、ヘッドロックを掛けられた。

 私はどうしてもおっぱいに弱いんだ……

 ほっぺたに、シャツ一枚越しに柔らかい感触が…… ははは……

 幸せだなあ~ ぁぁぁぁぁぁぁ……

 良い匂いがするぅ~ ふにょふにょ気持ちいい~

 おっと、このままでは昇天してしまう。

 ヴェロニカに恥を掻かせないような勝ち方をしよう。


 私はヘッドロックに掛かりやすいが、対処法はいくつも考えてある。

 今の体勢ならばこうだ。

 膝かっくんをして重心を崩し肩を掴んで身体を後へ倒す。

 そして回り込んで逆に地面へ押さえ込む、わりと簡単な技が使えた。


――おおおおおおおおおおお!!!!――


 ギャラリーから歓声が上がる。

 ヴェロニカに勝った。


「マヤ…… 見事だ。だが……

 あ…… あのな…… 手を退()けて…… くれないか?」


「あ」


 ギャラリーから見えにくいだろうが、ヴェロニカのおっぱいを思いっきり掴んでいたのですぐに手を退()いた。

 シャツの上からとは言えまともに触ったのは初めてで、さすがに母親とは違う張りがある柔らかさだった。

 感激した!


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