第百十九話 アナベルさんとロレンサさんのおもてなし、再び
サービス回です。
ややセンシティブな内容なので、苦手な方は読み飛ばして頂いても話の進行に影響はございません。
久しぶりの、ラミレス家のお風呂は相変わらず広い。
全面に天然大理石が敷き詰められている超豪華な大浴場だ。
白すぎて眼が痛いくらい。
三十人くらいは入れるんじゃないかな。
誰もいないと思ったら、大きな湯船の中で湯気に隠れて人影が見える。
近づいてみると…。
「いよぅ! マヤ君。お先に頂いているよ!」
エリカさんだった。
湯船の中でうつ伏せに身体を伸ばし、張りの部分に腕を掛けている。
「あぁ… 一人かと思ったのに、なんで?」
「マヤ君と一緒に入りたーいって、ローサさんやアナベルちゃん達に頼んだのさ。
そしたら今日は人数が多いから一緒に入ってくれると都合がいいってよ。
もう王女やパティたちは入った後みたいだね。
普通にお風呂へ入ったようだから、私たちだけは特別サービスだね。いっひっひ」
私が寝ている間にみんなは入ったのか。
このお風呂の中で、骸骨巨人の時に王女がうっかり晒してしまったぷりんぷりんおっぱいを思い浮かべてしまう。
素晴らしく綺麗だった。あれをいつかどうにか出来るのだろうか。
「あ、マヤ君。またエロいことを考えてるね。
元気になってるじゃない。私の裸で? うっひっひ」
「うっ しまった。」
いつのまにか分身君が元気になっていた。
どうも近頃はポンポンと起立してしまうが、お昼に食べたスタミナたっぷりの料理のせいもあるだろうな。
するとお風呂の戸が開いて、二人の人影が見える。
「マヤ様、エリカ様、お待たせしました。」
その声はアナベルさん!
姿が見えると、ロレンサさんも一緒である。
二人ともタオルすら巻かず素っ裸だ。
はぁ はぁ はぁ しゅごい…。
「待ってました! アナベルちゃん、ロレンサちゃん!
さあさあ近う寄れ。」
エリカさんが湯船から出て立ち上がり、二人を両脇に抱き寄せる。
まったくエロいおっさんそのものだが、六つも巨乳が並んでいると壮観だな。
下の方も…YYYで、分身君がとても苦しがっている。
「それでは、エリカ様のほうから始めさせて頂きます。
どうぞこちらへおかけになって下さい。」
用意された木製の椅子は、俗に言うスケベ椅子に形が良く似ている。
エリカさんがそこへ座ると、後ろからロレンサさん、前からアナベルさんが石鹸で手のひらを使ってシャコシャコと洗っている。
手のひらで洗うと肌に優しいからだ。
「はぁ~ 気持ちいいわ~
やっぱり女の子に洗ってもらうと、女同士で細かい気遣いがわかってくれてるからいいわねぇ~」
お風呂で女の子同士のプレイをしているビデオのような光景が目の前でリアルに繰り広げられているわけだが、エリカさんの言い草だと前にも誰かに洗わせているように思える。
間違いなく王宮でモニカちゃんにやってもらっていたんだろう。
二人はエリカさんの足の指の間から脇の下、胸の下、手の指一本一本も丁寧に手のひらや指を使ってマッサージをするように洗っている。
「エリカ様、いかがですか?
どこか気になるところはございませんか?」
「大丈夫よぉ~ あなた達が隅々までやってくれているから言うこと無しよ。」
「それでは一度流しますね。」
アナベルさんとロレンサさんは木製の洗面器にお湯を汲んで、エリカさんに少しずつお湯を掛けて石鹸を洗い流している。
そしてアナベルさんは別の石鹸を持って来た。
「これはデリケートな場所専用の石鹸なんです。
お客様に使うのは初めてなんですが、私たち二人で練習したんですよ。
うまく出来るかわかりかねますが…。」
「早くぅ~ 早くぅ~ わくわくするわぁ。うふふ」
アナベルさんがさらっとすごく興奮することを言った。
妄想が止まらない。
ロレンサさんと二人いるんだから私も同時に洗えばいいのに、エリカさんをわざわざ二人がかりで洗って私に見せているのは、これもおもてなしの一貫か?
最高ですよ君たちは!
「それでは失礼します。」
アナベルさんがその石鹸を手に着けて、スケベ椅子の間に手を差し伸べてエリカさんの大事なところをゆっくり丁寧に洗っている。
エリカさんはだんだんと艶めかしい声を上げる。
ロレンサさんが後ろからエリカさんの身体を支えている。
エリカさんは息を大きく吐き出すようなゾクゾクとする喘ぎ声を出している。
女性と一対一でアレをしている時は思ったほど喘ぎ声って気にならないのに、側から観ていると喘ぎ声があまりにもいやらしい。
「も、もういいわ… 本当におかしくなっちゃう…。」
「し、失礼しました! やり過ぎましたかね…」
「良かったわ…。
見てるマヤ君のほうが爆発しそうね…。ふふ…」
エリカさんは軽く昇天したようにクタッとなって、アナベルさんの肩に両手を掛けて上半身を支えている感じだ。
いかん…。私の分身君は何もされていないのに暴発しそうである。
アナベルさんはエリカさんのその部分をお湯で洗い流した。
「最後は髪の毛を洗いますね。」
後ろにいるロレンサさんがエリカさんのお団子を解いて、ファサッと長い髪が垂れる。
洗面器のお湯でゆっくり髪の毛を濡らし、特製のシャンプーのようなもので丁寧にシャコシャコと洗っている。
「これはカモミールエッセンスのシャンプーなんですよ。
エリカ様のような髪質には合ってると思います。
あと髪の毛が柔らかくなるんですよ。」
「そう? 良い香りがするわね。
あ~ 女の子に洗ってもらうのは本当に気持ちいいわ~」
すっかり女の子に夢中なエリカさんだが…
マカレーナに帰ったらその捌け口がいない。
ルナちゃんやジュリアさんが危ないだろう。
注意しておかねば。
シャンプーで洗うのが終わり、カモミールリンスを着けるという説明がロレンサさんからあって、そのリンスを着けてもらって洗髪が終了した。
「あ~~ 素敵だったわ~
アナベルちゃん、ロレンサちゃん、ありがとうね~」
「こちらこそ、頑張った甲斐がありました。」
「エリカ様に喜んで頂けて光栄です!」
エリカさんは満足げな顔をして立ち上がり、両手を挙げて身体を伸ばしている。
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「お待たせしました。
次はマヤ様の番ですから、この椅子にお掛け下さい。」
スケベ椅子…。
下が空いていると何だか落ち着かない。
「ねぇ~ 私もマヤ君をキレイキレイしたいなあ~」
「エリカさんはいいから、湯船に浸かっててよ。
何だったらもうお風呂から上がっていいよ。
俺はアナベルさんたちにじっくりとサービスをしてもらうから。
エリカさんまでするとシッチャカメッチャカになる。」
「え~ 冷たい…。」
「だったら大人しく風呂に入っててよ。」
「はぁい…。」
エリカさんはとぼとぼと湯船に浸かり、それでもこっちをニヤニヤと見ている。
まあ邪魔されるよりいいや。
アナベルさんとロレンサさんは、エリカさんの時と同じように、石鹸を着けて手のひらで優しく身体を洗ってくれる。
ルナちゃんがいつも洗ってくれているので気分的には慣れているが、かぼちゃパンツとキャミソールの姿なので裸ではない。
後ろではロレンサさんが私の背中を手のひらで小さく回転するように洗っている。
そして今度は背中に胸を押しつけて、胸で洗っている。
こんなのエリカさんの時はやらなかったぞ!
アナベルさんは片足立て膝だったりM字だったりするので丸見えだ。
前回の「かような見苦しい物をお見せして」という言葉はなんだったのだ。
勿論見苦しい物ではなく、とても綺麗で可愛らしい。
あぁ… アナベルさんのEカップが目の前でたゆんたゆんとしている。
ずっと眺めていたい。
二人の体勢が変わる。
……二人が両側で立て膝になり、私の腕を胸の谷間で挟んで洗っている!
なんとこれは…おほほほ…柔らかい…時々突起が当たってるのがわかる。
じゅる… うはぁ~
「あああ! マヤ君ばっかりずるい!」
「申し訳ありません、エリカ様。
これは私たちからの気持ちを込めた、マヤ様への特別なご奉仕なのです。」
「ううう… いいなぁ…」
ありがたやありがたや。
こっそりとするサービスの差別化はよくあることだ。
無理に一緒に入ったエリカさんがいけないのだよ。
「マヤ様、次は脚を少し広げて頂けますか?」
私はアナベルさんの言われたとおり、太股を広げた。
すると二人は私の両太股に座る。
むほぉぉぉぉぉぉ!!
これはエンデルーシアの領主ルイスさんが、奥さん達にやってもらっていたぞ。
しかも六人でだ。
私もみんなと結婚したらやってもらえるのかなあ。
パティみたいに、愛し合うときは一人じゃないと嫌って子が多そうだから難しいかな。
アナベルさんとロレンサさんは私の太股の上で腰を動かしている。
二人とも恥ずかしそうな顔…というより過敏な反応だ。
ありゃりゃ…声が出そうだけれど我慢しているみたい。
腰の動きがだんだん激しくなり、二人が軽く声をあげた直後、同時にクタッと私の身体に寄りかかった。
終わっちゃったのね…。
だがすぐ正気になる。
「も、申し訳ございません!
私たちの方が夢中になってしまいました…。」
「いいよ。君たちが喜んでくれるのならば私も素敵なサービスだと思うよ。」
「「ありがとうございます…。」」
アナベルさんとロレンサさんはニコッとした表情になった。
アナベルさんはキリッとして綺麗だし、ロレンサさんはふわっとして可愛い。
あ~ぁ、このまま時が止まって欲しい。
「しゅごい…。いいなぁ~」
いつの間にかエリカさんが側に来て、指をくわえて私たちを見ていた。
「ダメだよ。今はお楽しみを集中したいのだ。」
「見てるだけでいいから…。はぁはぁ」
エリカさんには我慢することも覚えてもらおう。
お預けプレイとでもいうのかね。
「それではマヤ様、こちらを洗わせて頂きます。」
とうとうスケベ椅子の機能が役に立つ時が来た。
アナベルさんはスルッと右手をスケベ椅子の間に入れて、私のお尻まで届かせた。
その時くすぐったくて身体がビクッとなる。
「あっはっはっ マヤ君おもしろ~い!」
これだからもう…。あっち行ってて欲しい。
アナベルさんの手は私のお尻の肝心なところでごにょごにょと動くもんだからくすぐったくてたまらない。
こんなことも二人で練習したのか?
私の方がそれを見てみたい。
ロレンサさんは私の後ろで身体を支えている…というより、私の肩の上に大きな胸を乗せているだけだ。
このクッション、気持ちいい…。
これは…、後ろからの逆ぱ◯ぱ◯ではなかろうか。
次は両手で私の分身君をコネコネと洗い出した。
さすがに慣れない感じだったが、そう思うのはほとんど毎日ルナちゃんにやってもらっているからだろう。
「マヤ様…、ずっとお元気なんですね…。」
アナベルさんはまじまじと分身君を見つめながらそう言う。
「ああ… まぁ… アナベルさんとロレンサさんの綺麗な身体を見ていたらどうしても元気になってしまうよ。あはは…」
「私の身体が綺麗なんですか? その自覚がないもので…。
でもありがとうございます。」
「嬉しいです。私はちょっと胸に自信がありますから。えへへ…」
アナベルさんは謙遜しているが、普段の給仕の仕事のせいなのかとても引き締まっていて、太股があまりにも美味しそう過ぎる。
ロレンサさんは言うだけあって素晴らしい巨乳だ。
ああ~前から◯ふ◯ふしてもらいたいなあ。
「それでは最後に髪の毛を洗いますね。」
スケベ椅子を使ったおもてなしは終わり、ロレンサさんがカモミールのシャンプーとリンスを使って洗髪してくれた。
アナベルさんはお風呂床の泡などを洗い流し、片付けを始めている。
「これで終わりましたので、お先に失礼させて頂きます。
お二人とも、今晩はごゆっくりお過ごし下さいませ。」
「ありがとう、アナベルさん、ロレンサさん。」
二人がお風呂場から退出すると、夢から覚めたような空虚感が漂った。
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「ねぇ~マヤ君。もう我慢出来ないよぉ~
今晩、君の部屋へ遊びに行きたいよぉ~」
「今日は久しぶりにセシリアさんと男同士の友情と再会を記念してお茶会をするから、また今度ね。」
「ええ~… あ、もしかして友情でいいことするの? むひひ」
「エリカさんはそっちのほうばかりだね。」
私はジト目でエリカさんを見た。
ちょっと嘘を言ったけれど、エルミラさんと三人で話し合うだけのつもりだし、そういう展開は無いんじゃないかな。
たぶん付きだけれど。
私たちはしばらく湯船で温まり、エリカさんは襲って来ず平和にお風呂を出た。
脱衣所ではローサさんが待機していた。
「お上がりなさいませ、マヤ様、エリカ様。
お身体をお拭きします。」
ローサさんはエリカさんからバスタオルで拭いて、バスローブを着せる。
私を拭いてくれてる時は、収まった分身君をやたら丁寧に拭いてくれた。
やっぱりローサさんは変わってる人かも知れない。
ローサさんに部屋まで案内してもらったら、もうすぐ夕食なので早めに着替えてほしいと促された。