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序章

 あれ?

 なぜか目の前に青い惑星と暗い空間が広がっている。


 俺、宇宙に行く機会なんてあったっけ。

 ちょっと落ち着くために深呼吸しよう。


「アベルト様!よかった!お目覚めになられましたか。」


 と随分と焦った様子で男が話しかけてきた。男は燕尾服をぴっちりと着こなし、まるで執事のようだった。というか執事だ。執事って本当にいるんだなーっとなんとなしに考えていると


「クラインですよ。覚えていらっしゃいませんか?」


 どうやらぼーっとしていたのがバレてしまったようだ。よっぽど情けない顔をしていたせいかクラインと名乗った男はこちらを観察するように見ている。


「ーーここはどこなんだ?」


 と俺が尋ねると


「よくお休みになられていたご様子ですね。ここはレオンハルト領内の星都でございます。」


 どうやら遠い星の宇宙に来てしまったみたいだーー!?


 ☆☆☆


 それから俺は記憶喪失と偽って、クラインに質問責めをした。そのおかげで、今置かれている状況を知ることができた。

 どうやら俺は【アルベルト・ヴァン・レオンハルト】という名前で

ーー黒髪、黒眼で前世の俺を少しカッコ良くした少年だった。

 先にクラインはレオンハルト領の星都と言っていた。領内の首都を星都と言うらしい。信じがたいことにこの星も王国の一つの領土に過ぎない。あと領名に俺の名前が入っていたことに違和感を感じた。俺の父親は辺境伯であるとのこと。俺ってば急に偉くなっちまって開いた口が閉じなかったぜ!


気を取り直して目の前のクライン

ーー白髪でいかにもお爺ちゃんといった風貌の男は何歳なんだろう。日本にいたときの推定を当てはめると70歳といったところか


「クラインって何歳なのー?」


さっき鏡で自分の姿を確認して、少年を装うように気をつける。


「今年で363歳ですな。」


「はい?」


なんだそれ。エルフじゃないんだから!

この人類は前世の5倍以上生きるみたいだ。


「お、王国の平均寿命ってどのくらい…?」


「たしか、最近データが更新されていましたな。」


クラインはスマホのような端末を取り出して調べ始めた。


「王国の領内であれば平均寿命は450歳ほどですな。ただ戦死等も含まれるので寿命としてはもう少し長いと思います。」


「わかった。一度クラインは下がってくれ。落ち着いて考え事がしたい。」


「承知いたしました。あと1時間ほどでお屋敷に到着いたします。それまで何かあればベルでお呼び下さい。」


今度の人生は長生きして、偉くなって、王国を支配してやるぜ!

できるかな?




皆さんこんにちは。こんばんは。おしゃまんです。

読んで頂きありがとうございます!


後書きはあんまり書いてなかったです。でもpv数とか見たら、多くのひとが見てくださってたので書き始めました!


皆さんがこれを読んでどんな風に感じてるか知りたいと思います。ただ甘めでコメントいただけると精神的に楽です。笑


これからもどうぞよろしくです。

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