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異世界戦記は何気にハード  作者: ポン害山城
雄黄編
14/174

早すぎませんか? この戦

 深傷を負った江喜の伝令よりもたらされた報せ。それは誰もが耳を疑う報せであった。


「はぁはぁ……、い、一大事に御座います。圏府が、圏府が陥落しました……」


「え……」


 あまりのことに、玲祈だけでなく、周りの者達も言葉を失った。

 伝令は、なおも血が吹き出し続ける傷口を押さえ、報告を続ける。


「わ、我が軍は壊滅。 主君は、東の湎叉(めんさ)城に籠り、抵抗を試みておりま…………」


 伝令は、そこで事切れた。


「ど、どうしよう。」


 震える声で、玲祈は影奏の方をむいた。


「ここは一旦、斥候を送りましょう。 加えて、国許に防備を固めるように伝えるのです。恐らく、すぐに金統様が参られます。進むか退くかは、その時に決めましょう。」


「うん。」


 影奏は手際よく指示を出した。その隣で、玲祈はうつむき、拳を強く握っている。


(悔しい。 全部、影奏に任せっきりなんて。)



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