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作者: 田中らら

長い夜。


夜の静寂に包まれて私は泣いている。


泣くって気持ちがいいね。


自分の中のどうにもならない感情が涙と共に溢れ出る。



今ごろあなたは、あの人を抱いているのかな?


生きていると、


どうにもならないことがあるよね。



あなたがいない夜はこんなに静かなのね。


私はいつも大切なものを失ってから気が付く。


これが運命なら受け入れよう。




窓を開けると冷たい風が頬にあたる。


見える景色がいつもと違う。



誰か孤独な私を抱きしめて下さい。


誰か孤独な私を慰めて下さい。


誰か孤独な私に同情して下さい。


誰か孤独な私を理解して下さい。


誰か孤独な私に共感して下さい。


誰か… 誰か… 虚しいね。



何も無かったように明日も仕事をしよう。


私は強いから大丈夫。


私は強いから乗り越えられる。


私は強いから…


誰か私の弱さに気が付いて下さい。


私はとても弱い人間です。


私は素直になりたい。



頭の中で思考が止まらない。


今夜も長い夜になりそうです。

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