悪魔
昨日投稿し忘れてたものです!
今度はちゃんと投稿したいです・・・
夜が明けた、昨夜の犠牲者は佐々木というお年寄りだった。喉元を切り裂かれ、大量に血を撒き散らしていた。
もうこんな非日常な光景にみんないつしか慣れてしまっていた。当たり前だ、こんな世界にいたら狂ってしまうだろう。この人狼ゲームの主導権はもう冬元が握ったも当然の状態だった。冬元は自分も含め、3人分の票がある多数決で100%勝つことが決まっているのだから。冬元はまるで自分が神になったかのような素振りで次の処刑者を選り好みした。
「う〜ん、そうね!アナタ死になさい。アナタの香水キツくて気分悪かったの」
今夜の処刑者いや犠牲者は秋野が選ばれた。秋野は何も言わなかった。助かる手段が無いのがわかっているのだろう、秋野はその場で泣き崩れた。今夜の犠牲者は秋野で確定だろう。
「人狼ゲームってこんなにも楽しいものだったのね!」
秋野の泣き声の中、嬉々爛々と笑っていた。彼女の姿悪魔というものを絵にしたような姿に見えた。狂っている。
予想通り秋野が犠牲者に決まり、処刑が実行された。大型のシュレッダーのような機械で全身をズタズタに引き裂かれていた。