ようこそ人狼ゲームへ
ピリリリリ、ピリリリリ
『はい、こんにちは!仲木拓磨さんでよろしいでしょうか?』
「・・・はい、よろしいです」
『この度は当方にご連絡頂き誠にありがとうございます。こちらは・・・』
「あの、お金のことは・・・」
『あっ分かりました。では詳しいことは現地で住所は・・・・・・・・・です。質問にはお答えできかねます。誠に申し訳ありません』
「えっあの」
ツー
一方的に切られてしまった。仕方ない金が貰えるならどんなことでもやってやろうじゃないか。
住所通りに行った先は真っ白な建物だった。窓も見えない。しょうがない中に入ってみるか。中に入ってみると、地下へ行く階段が一つ。素直に降りてみる。とその先にはシェアハウスのような間取りをした部屋たちだった。周りには何人もの男女がいる。ここでモニターが動く。
『ようこそ、人狼ゲームへ。皆様には最大一億円の賞金をかけてここでゲームをしてもらいます。詳しい説明は手紙に同封されていた万札に書いてある部屋に置いてあります。では』
モニターが消えた。それよりも一億円!!!何という額!それだけあれば俺の借金だって全額返済できる。急いで説明を読むぞ!
部屋番号は106号室。そして部屋のテーブルの上には大きめなトランクと説明書が置いてあった。トランクの中には大量の万札!説明書にはこう書いてある。
『1.あなたは村人側です。人狼の数が0になると村人側の勝利となります。
2.この説明書は他の人には見せてはいけません、他の人の説明書も見てもいけません。これを破った場合失格となります。
3.夜9時に今日の吊るしあげる人を決定します、指を投票したい相手に向けてください。一位の人が二人以上いた場合決戦投票となります。死んだ者のお金は生き残った人で山分けにします。係の者が入れておきます。
4.就寝後人狼たちは話し合い、今日の獲物を選び殺します。殺された人のお金は人狼で山分けします。同じく係の者が入れておきます。
5.トランクの中のお金は何に使っても結構です。人狼ゲームをクリアした人はトランクの中身全部を手に入れることができます。
6.この建物から出たら失格となります。
では頑張ってください』
なんなんだこのゲーム。
お気づきの方はいらっしゃるかと思いますが、前話のタイトルを『1通の手紙』に変えました。
ある方から「プロローグなのに他に投稿しないのはおかしいだろ!」とのご指摘をいただいたので・・・
そんなたくさん書けるわけじゃないからしょうがないじゃないですか〜!
あ、次話は2週間後です!