第四話、岡部
マイズル市、某所、
???「うむむむ、先を越されてしまったようだ、」
????「心配なさらずに、オカベ総社長、我々はもう既に七号を起動しております、」
オカベ「しかし、未だ落下には二日もかかる、その間に逃げられてしまえば元も子もないではないか?えぇ?タカハタ第一秘書君?」
タカハタ「その点は大丈夫です、もう既に第二秘書がやってくれているでしょう、問題は、ハタヤです」
オカベ「...。仕方あるまい、マイズルの湾口を封鎖するぞ」
タカハタ「は!、艦隊の起動を伝えてまいります、」
オカベ「......。我々の計画は、遂行するまでだ」
東京、某所、
カイオンジ「な、何だね!!君たちは!!」
???「今現在この瞬間を持って、貴殿、カイオンジ首相を、一時的に更迭します」
カイオンジ「その声は!!岡部建設のムラキか!!?」
ムラキ「そうですね、私が、オカベ総社長第二秘書のムラキです」
カイオンジ「何故こんな事をする!!貴様たちの目的は一体なんだ!!!!??」
ムラキ「...我々の目的はただ一つ、--------」
カイオンジ「!!!、」
マイズル市、旗艦『赤城』
ヤマモト「うむぅ~...。やつらの目的が、まさかそんな壮大な事だったとは、」
山本「潜入捜査で分かった事はそれだけです、恐らく、この目的の為にハルカさんは狙われていたのかも知れません、」
サクラ「しかし、こんな事が有っていいのでしょうか?」
ヤマモト「...確かに、我々人類にとって、この目的は非常に興味深い、しかし、その為にこの町が犠牲に成るのは、私は黙って見れないのだよ、おまけに、あの衛星は確実にハルカ君を探し出すためだけにこの町を襲うはずだ、この町は全て根こそぎぶっ飛ぶだろう、唯一の脱出手段である我が艦隊も、岡部の無人艦隊に湾口は封鎖されているからな、」
マサユキ「じゃぁ、どうすればいいんですか!?」
ハルナ「あたしのサイドカーでも限界ってのが有るからねぇ...」
ハルカ「あわわわわ...私のせいだ...」
ハタヤ「...」
ヤマモト「天城、赤城、陽炎、雪風、...たった四隻だけだが相当難しいぞ、」
雪風「あ、あの~、天城さんのお茶を持ってまいりました」
赤城「ヤマモトはん!!資料見つかったで!!」
ヤマモト「どれどれ、...なるほど、この町の改装計画、岡部プランと波音計画はどうやら、同じ三十年前から始まった計画らしい、三十年前のこの町の状況は学校で習っただろ?」
マサユキ「はい、発狂した大人たちが毎晩殺人を犯していた時期がありました、この町が包囲されて二十年が経つと徐々に少なくなっていったそうです」
ハルナ「...あれ?そうだっけ?」
マサユキ「そうだよ、しっかりしようよ」
ハルカ「で、実際はどうなんですか?」
ヤマモト「もし、その習ったことが嘘だとしたら?」
マサユキ「ど、どういう事ですか?」
陽炎「つまり、全部嘘よ」
雪風「お、お姉さん、何時の間に...」
ヤマモト「そうだ、陽炎の言う通りだ、君たちの町の警察は、岡部建設グループによって操られているのだよ、君の家が、燃やされたのに消防車なんて一台しか来て居なかっただろ?それが何よりの証拠さ、」
天城「や、ヤマモト提督、これを、」
ヤマモト「.........、この事件、軍令部もやはり絡んでいるな」
ハタヤ「何かの命令か?」
ヤマモト「これより、一週間、出港禁止で訓練も禁止だ」
ハタヤ「(プルルルルル)...分かった、すまん、急用が出来た、じゃあな、また会おうぜ」
ヤマモト「ああ、じゃあな」
マサユキ「しかし、見張ってるUVAとか、凄く大人しいですよ?」
ヤマモト「それは、俺の艦隊に『天城』が居るからだ、何しろレーダーは高性能の国産、艦砲は多用途砲、対空火器は全て全天候式レーザー砲と高性能三十㎜機関砲、さらにミサイル発射セル、ステルス塗料、世界でもこれだけの設備が有るのは五本の指にも入るか入らないぐらいの数しかない、」
ハルナ「教えてください、隅々まで!」キラキラ
サクラ「こら、女の子でしょ?」
水兵「報告します!!水中に推進音!!音紋照合によりウォータージェット機関!!」
ヤマモト「今まで気付かなかったのか!!」
水兵「突然真下に現れましたから...」
ヤマモト「分かった、複数なのか?」
水兵「複数です!!しかも大型艦です!!」
ヤマモト「一体、何者なのだ?」
水兵「分かりません、」
サクラ「ヤマモト提督、私が知りうる情報では、岡部建設は、この計画を『プロジェクト・アムリタ』、もしくは『辰砂計画』、偶然でしょうか?」
ヤマモト「尚更不自然だね、その名前も非公式なんだろ?」
山本「えぇ、表向きでは『マイズル市改装計画』と成っています」
ヤマモト「全く違う名前で誤魔化しているわけか、それより、今は目の前の謎の移動物体に集中しろ」
水兵「不明艦からビデオ通信が入ります!!」
ヤマモト「メーンスクリーンにまわせ」
???『よぅ、待たせたなぁ』
全員「!!!!!!」
あの声の正体は一体!?
作者:さて、物語はそろそろクライマックスへ
ハルナ:縮めて『マイクラ』!!
マサユキ:どう縮めたんだよ!!??
ハルナ:『マイズル2299がクライマックス』を縮めた
作者:よし、最終回それを使おう!
ハルナ:お願いしやーす
マサユキ:軽いなぁ...
作者:では、
二人:また次回!!!