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第一話、始まり


この町は、

工事中である。


































































マサユキ「...あれ?あの音、」


窓から振動で伝わってくる、あの音、

そして、メガホンの音も。


???『オリャオラ!!そこをどけー!!クソ教師供!!』


サイドカーの『ツェンダップKS750』で校門を突破しようと試みる

ヘルメットをかぶった女子中学生、


マサユキ「...またか、」


間もなく8:30の朝のチャイムがなる、


教師A「させるかぁ!!網を張れ!!」


教師たち「「「アイサー!!!」」」


???『往生際わりぃぞ!!さっさとそこをどけーッ!!!』


毎朝ご恒例の暴走女子中学生、


生徒1「おい!またハルナが暴走してるぜ!!」


生徒2「おいおい、教師たちが本気だぞ...」


生徒3「今度こそお縄かぁ?」


ざわざわと教室が騒がしくなる、

むしろ皆がこの攻防を楽しんでいる、


マサユキ「あ~あ~あ~、だから無茶だって言ったんだ」


先生方がワイヤーの網を張る、

棍棒を持ち、鬼の面構えにも負けない顔で教師Aが仁王立ち、


教師A「今日と言う今日は絶対に捕まえる!!」


ハルナ『あばよッ!!ハゲチャビン!!』


校門脇の資材置き場を踏み台に、

軽々と網を飛び越えた


教師A「ぐぬぬ!!ハゲチャビンだとぉ!!」


ハルナ「その頭を見ても違うと?」


教師A「うぅ、とにかく!!そのバイクは没収だ!!鍵を早く渡せ!!」


ハルナ「やーだ!!」


そう言うと、

制服の内ポケットに鍵をしまい込む


ハルナ「じゃ!授業が始まるんで!!」


そう言って、

校舎の中に消えた


教師A「ック!全員教務にもどれ!!授業が始まるぞ」


こうして、

また、何の変哲も無い普通の日常が始まる、

今日までは、


ハルナ「よ!マサユキおはよう!!」


マサユキ「いい加減バイク登校やめたら?」


ハルナ「えぇ~」


マサユキ「『えぇ~』じゃない、つーか、サイドカー何台持ってるんだよ」


ハルナ「未だ家に『GT1500サイドカー』と『べスパ150VL1T』がある、」


マサユキ「...金持ち?」


ハルナ「ただの庶民です、部品は自分で加工してるから大丈夫」


マサユキ「...べスパって、博物館物だぞ!?」


ハルナ「ひいひいじいちゃんの代からあるからね、」


マサユキ「おっと、先生が来た」


ハルナ「...ねぇ?聞いてる?」


山本「はい、どうも、俺は新学期からお前らを世話することになった『山本俊輔』だ、宜しく、担当は体育、じゃ、ホームルームを始めるぞ」


ざわざわ...


山本「静かに、と、今日の予定はこれだけだ、一時間目の用意をして待機、教室を出るなよ!鉄拳制裁だからな!」


ざわざわ...


マサユキ「...第一印象が、」


ハルナ「おっかないにゃ~」


教師(女)「はい、用意して~」


生徒「「「「は~い」」」」


いつも通りの学校生活が始まった




































マサユキ「で、このオチか!!何で俺まで乗せられているんだよ!!」


ハルナ「日課の海岸散歩だろ!!大丈夫!!ここ海岸だから!!」


マサユキ「余計に音響くよ!!」


市民「お~お~、今日もとばしてるね~」


ハルナ「当ったり前よ~」


マサユキ「もー、俺突っ込まない...」


ハルナ「あ、...」


マサユキ「どうした、急にバイク止めて、あぁ、あれは確か」


市民「岡部建設グループの所持船だな、また甲板から捨ててやがる」


ハルナ「...今日も、捨てられるのね」


市民「所詮、もうこの町からは逃げられないみたいだな」


マサユキ「...あの壁は、何時取れるんだろう」


市民「もう、二度と外界は拝められ無いことは確かだ」



厚く、

硬く、

この町だけを蔽い隠す巨大な鉄の壁、

大人たちが言うにはたったの一晩でこの町は外界との関係が断ち切られた、

あの年から既に三十年の月日が流れようとしている、

"岡部"と胴体に書かれた遠隔操縦観測システムに似たUCAVやUAVが市民を見張る、

時々、この町に侵入する偵察機、『RQ-11レイヴン』を撃墜したりしている、

この町は、この『マイズル市』は、

封鎖されているのだ

嫌気がさした身勝手な大人たちは、

唯一の手段である、貨物のコンテナに紛れ脱出を試みるも、

今まで誰一人として、成功したことが無い

それが、このマイズル市の真実である


市民「脱出しようとしたら殺される、最悪だよ、」


そう言って、

彼は何処かへ行ってしまった


マサユキ「ん?お、おい!!あれ!!」


ハルナ「ん~?女子が浮いてるにゃ~」


マサユキ「じゃあ、やることは一つだな、」


ハルナ「まっかせーなさーい!!」


この日を境に、

この町は変わる








作者:ごめんなさい...


マサユキ:妹さん、怖いな


作者:すみませんでした...


ハルナ:で、復元できたのがこれだけ?


作者:アイム、ソーリー...


二人:真面目に答えろ


作者:挽回しますので、ご勘弁を!!!


マサユキ:結構予定狂ったらしいな


作者:次の第二話には結構持越しがありますもん...


ハルナ:ファイト!


作者:では、


二人:また次回!!

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