ブラックギルドにて、人見知りパワハラ上司をBL的カップリングさせてやる
ε=ε=┏(・_・)┛[単発]
よろ。
「うんうん、様になってるじゃん」
鏡の前に立ち、私はうんうん、とうなずく。
憧れだったギルドの受け付けに就き、今日が初日。
『異世界』そして『転生者』の私。
田舎に転生し、それなりに育ち、今日が人生初の社会人、前の世界では社会人になる前に死んだから、本当に人生初です。
「じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃい、サキちゃん」
「仕事頑張れよ」
両親に笑顔で手を振り、家を出ます。
早く一人暮らしできるように頑張らなくちゃ。
「来るのが遅い」
「…はい?」
「来るのが30分遅いと言ったんだ、皆はもう働いている」
「…いやいや」
真面目な顔(若干睨んできてやがる)のギルド長に、私は首を振り、
「むしろ早くないですかっ、10分前ですよっ。まだ仕事始まってないっ」
「…決まりだから」
「決まりって…」
まさか、ブラック企業!?
かけられていり時計を見る。うん、確かに10分前、遅刻した訳じゃない。ギルドの時計だから狂いはない。
だけど、皆は既に働いている。黙々と働いている。
『異世界転生して憧れのギルド受け付けになりました、だけどブラック企業でした』だと!?
「…明日からは気を付けろ」
メガネをかけた20代ぼい男性のギルド長は、言う(やっぱり睨んだまま)。
てか声小さいな、ぼそぼそ言いやがって。
すると、
「おい坊主」
冒険者らしきオッサンがギルド長に、
「お前、昨日はこの嬢ちゃんみたいに遅れたじゃねえか」
「それは…」
「でかい口叩くなあ。え?」
「そ、それは関係ない」
『でかい口を叩くのは、この口かい?』
『…』
『お喋りな口だなあ? え?』
『…』
『はっ、こんな口』
『っ!?』
ズギュウウン!
「…聞いてるのか、新人」
「ありがとうございます」
「何が」
ブラック上司にBLさせてやった、妄想でしかないのが悔しい。
「まあ、明日からは気を付けろ」
「はーい」
うざかったらまたBLさせよう、人見知りギルド長が。
怖いけどやけに美青年なんだよな、この人見知り。明らかにネコだ、性質的な意味で。
てか、昨日就任したの? じゃあ面接のときの人は前のギルド長だったりする?
ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ〈単発〉
聖女の話が2ヶ月くらい四半期のランキングに入っててビビる/(^o^)\




