モテる男の破滅の絵
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:モテる男の破滅の絵
▼登場人物
●小房戸 郁夫:男性。20歳。不細工。とにかくモテない。
●池面照義:男性。20歳。イケメン。郁夫の級友で嫌味な奴。
●美知子:女性。20歳。照義の彼女。浮気性。
●小百合:女性。20歳。変身後の郁夫の彼女。器量良しで性格も良い。
●津目野 覇子:女性。20代。郁夫の夢と欲望から生まれた生霊。
▼場所設定
●某私立大学:郁夫達が通ってる。一般的な大学のイメージでOKです。
●Happiness & Ruin:都内にあるお洒落なカクテルバー。覇子の行きつけ。
▼アイテム
●Guide to Self-Destruction:覇子が郁夫に勧める特製のサプリメントドリンク。これを飲むととてもハンサムになり人生が変えられる。と同時に副作用もちゃんとある(郁夫の場合は物に換えられて愛する人の傍にずっと置かれる形)。
NAは小房戸 郁夫でよろしくお願い致します。
イントロ〜
あなたはモテますか?それともモテませんか?
男にとっても女にとっても、これはこと恋愛において
人生をかけた1番大きなテーマにもなるでしょうか。
でもモテると言うのはそれなりに理由があるもので、
その理由によっては堕落への糸口を見つける事もあるものです。
そしてその堕落の仕方によっては更なる不幸を呼び込む事もあるようです。
メインシナリオ〜
ト書き〈大学〉
俺の名前は小房戸 郁夫。
俺はモテない。とにかくモテない。
小学校の頃から俺は不細工で、既に大人として出来上がってた人物だった。
子供らしさなど全くなく、小学校の高学年で既に「おっさん」と言う渾名をつけられていた。
そういう輩も確かに居るものだ。
でもそういう輩にとっては悲惨この上なし。
頼んでこんな容姿にしてもらったわけじゃなく、
「どうして!なんでこんな不細工に生まれちゃったんだよ!」
と嘆くのが当たり前。
俺のような不細工人生を送った奴らは皆そうだったんじゃないだろうか。
そんな経験を1度は通ってきたんじゃないだろうか。
そして俺は未だにモテないのだ。
照義「よぉ、郁夫!こんなとこで何やってんだよwまた余りにモテないもんだから、女のケツでも追っかけ回してたのか〜?」
郁夫「あ、池面…!」
こいつの名前は池面照義。
中学から俺と一緒で、腐れ縁で繫がったようなヤツ。
昔からいけすかねぇヤロウで、とにかくこいつはモテてモテて、
その器量良しで今でも女をとっかえひっかえして付き合いまくってる。
俺はこいつが大嫌いだった。
照義「なんだよ、お前これwなになに?『モテる為の秘策の本』??アッハハwこんなの読んだってお前が変わるかよぉ〜w」
でも、散々馬鹿にされても俺には何も言い返せない。
元から臆病で、腰が低いのもあったので、
幾ら馬鹿にされても「あはは…」と笑ってるだけ。今日も散々だった。
美知子「もぉ何やってんのよ照ちゃん、早く行こう〜」
照義「お〜お、わかったわかった♫じゃあな、郁夫♪俺ぁ今からその本に書いてあること実践してくるわw」
郁夫「クッソォ〜…」
美知子「何なのあのブサイクな人?w友達?」(立ち去り際に)
郁夫「はぁ…」
ト書き〈カクテルバー〉
俺は大学の帰り、ついやり切れなくなって勢い余り、普段は行かない飲み屋街に来ていた。
そしてズンズン歩いて行った時、全く見慣れないバーがあるのに気づいた。
郁夫「『Happiness & Ruin』?新装かな?」
中はけっこう落ち着いていて人気もまばら。
俺は何となくそこが気に入り、カウンターについて1人飲んでいた。
そして10分ぐらいした頃だろうか。
覇子「ウフフ、お1人かしら?もしよかったらご一緒しません?」
と少し年上の姉ちゃんが声をかけてきた。
彼女の名前は津目野 覇子さん。
なんでも都内でライフヒーラーの仕事をしているようで、
どことなく上品ながら優しげな人。
だからか一緒に居て心が落ち着き、何となく気分も開放的になっていた。
別に断る理由もなく、またちょっと寂しかったのもあり
隣の席をあけて俺は彼女を迎えた。それから暫く談笑。
でもそうする内に不思議な事に気づいた。
なんだか彼女が昔から一緒に居てくれた人のような気がしてきて、
身内感覚が漂ってくるのか。
そのせいでこの彼女に対しては何の恋愛感情も沸かない。
それ以上に自分の悩みを打ち明けたくなり、その悩みを解決してほしい…
そんな気持ちにさせられる。
そして俺はその思い通りに行動していた。
覇子「モテない自分に悩んでいると?」
郁夫「あ、ははwこんなこと自分で言ってて恥ずかしいんですけど、でもモテるヤツを見てるとホントに羨ましくて。自分もあんな人生を送れたらなぁ〜なんて思っちゃうんです。心の正直ってトコでしょうかねぇ…」
こんな愚痴のような悩みだったが、彼女は真剣に聴いてくれた。
そしてなんと、俺のその悩みを解決してくれるとまで言ったのだ。
郁夫「え?ほ、ほんとですか?」
覇子「ええ♪あなたのそのお悩みを解決するのは簡単な事です。こちらをどうぞ?」
そう言って彼女は持っていたバッグから1本の栄養ドリンクのような物を取り出し、
それを俺に勧めてこう言ってきた。
覇子「それは『Guide to Self-Destruction』と言う特製のサプリメントのようなもので、あなたの人生を大きく変えてくれるものになります。まずあなたの器量をとてもハンサムなものに変え、そしてあなたの内側から出てくる男性としての魅力を、より多くの女性に伝えることもできるでしょう」
覇子「つまり、あなたはこれからモテモテの人生を始めるようになるんです♪どうですか?長年願い続けてきたその夢、ここら辺りで叶えてみる気はありませんか?」
郁夫「…は、はぁ?」
当然信じられない。何を言うのかと思ったらそんなことw
インチキ商法の典型だとして俺は席を立とうとした。
でも彼女はそんな俺を引き止めてきて…
覇子「フフ、待って下さい♪このサプリメント、今回は無料で結構ですよ?あなたは失うものが何もなく自分の夢を叶えられるきっかけを得られるんです。ここでアクションを起こさなければこれまでのまま。だったら試してみる価値はあると思いますけど?」
無料と聞いて少し心が揺れる。
それにずっと話を聞いててまた不思議だったが、
他の人に言われたって信じない事でも彼女に言われると段々その気にさせられてしまい、
俺はつい彼女の口車に乗せられた形でその事を信じてしまっていた。
そしてその場でドリンクを受け取り、一気に飲み干したのだ。
覇子「フフ、おめでとうございます。これであなたの人生は変わりますよ?でも1つだけ約束して下さい。幾らモテモテになったからと言って、特定の女性を裏切り浮気に走るような事があってはなりません」
覇子「それはモテるモテないより以前に、人間としてあるべき本来の姿。道徳を守る正しい生活のあり方で、それを守らずしてモテる人生を歩むなんてあり得ない事。良いですね?それだけは絶対に守って下さい…」
ト書き〈モテモテ〉
それから数日後。俺の人生は本当に変わっていた。
麻衣「あ、あの、前からずっと見てました。その、できたら、付き合ってもらえたらって…」
小百合「私と付き合ってくれませんか!?」
俺はモテモテになり、あれから10人の女に一気に告白された。
俺はその中から1人を選び、小百合と言う女と付き合った。
小百合はとても美人で優しく、俺のタイプそのものだったから。
でもそれからも俺の周りには女が集まり続けた。中には…
夏子「私、あなたに彼女が居ても構わないわ。今だけでもそばに居てくれたら嬉しいから」
なんて浮気前提で告白してくるヤツも居た。そして更に…
美知子「ねぇ、アタシと付き合ってみない?良いコト沢山してあげるわよ?」
と、事もあろうかあの照義の彼女・美知子までが俺の容姿に惹かれてやってきて、こう告白してきたのである。
そして俺は小百合と言う彼女が居ながらも…
郁夫「…グフフ、これまでずっとモテない人生を送ってきたんだ。ちょっとぐらいハメを外したってバチは当たるまい…w」
とし、俺のそばに居る女と片っ端から付き合って行った。
郁夫「(ケッw照義のヤツ、さも自分は大恋愛してるかのように見せつけてたけど、とんだ浮気女に引っかかってただけじゃねぇかw)」
俺の人生は本当にもうすっかり変わっていた。
ト書き〈美術館〉
そんなある日の事、俺は小百合と一緒に美術館に来ていた。
ここは小百合のお気に入りの場所で…
小百合「はぁ、良いなぁ。あたし、このラファエロの自画像が大好きなのよ。本当にこれを見てると世の中の全部の事を忘れて、うっとりしちゃう…」
郁夫「へぇ〜♪世の中の全部の事って俺のことも忘れちゃうのかい?w」
冗談でそう聞いたところ…
小百合「…うん、忘れちゃうかも…」
なんて少し真顔で言ってきた。
小百合「あっはは、冗談よ冗談w」
と体裁繕っていたが、彼女は本当に絵が好き。
半ば本気だったのかもしれない。
俺が今、浮気してる事を彼女は知らない。
このままほとぼり冷めるまで隠し通し、
彼女に気づかれないように密かな楽しみにしておこう…
そんな事も心の中で密かに思いつつ。
ト書き〈路地裏〉
そしてその美術館の帰り。
俺は小百合と別れて1人路地裏を歩いていた。
すると背後をビュウっと風が吹き抜け、誰か居るような気配を感じた。
そっと後ろを振り返って見ると…
郁夫「えっ?!び、びっくりしたあ…。あ、あなたでしたか」
なんとそこにあのバーで会った彼女、覇子さんが立って居る。
その日は人通りがなく、誰も居なかったのに、
いきなり現れた彼女に俺は少し恐怖した。
覇子「フフ、デートの帰りですか?」
郁夫「え?あ、いやぁ〜まぁその、ええ…。あ、あの時は本当にありがとうございました!僕の人生、すっかり変わりましたよ♪」
ちゃんとお礼を言おうとしたのだがその言葉を遮るようにして彼女は…
覇子「そんな事はどうでも良いです。あなた、私との約束を破りましたね。あれだけ特定の人を愛した後は浮気をしないようにと念押ししてましたのに」
郁夫「…え?」
覇子「小百合さんと付き合ながら、何人もの女と浮気してるじゃありませんか?それも、お友達の彼女とも浮気して。解ってながらそんな事をすると言うのは二重の浮気ですよ?その彼女にも当然責める所はありますが、私は今あなたに言ってます」
郁夫「い、いや、でもこれは…!」
覇子「残念です。このまま小百合さんだけを愛すれば、あなたには幸せな未来がやってきたと言うのに。あなたは小百合さんを裏切りました。その事の責任を取らなきゃなりません。よって、小百合さんの愛をあなたは一身に受けるのです」
そう言って彼女が指をパチンと鳴らした瞬間、俺の意識は飛んでしまった。
ト書き〈小百合の部屋〉
小百合「うふふ、ついに買っちゃった♪レプリカだけど、このラファエロの自画像、ホントに見てると心が和むわ。世の中全ての事を忘れるぐらい…」
(ラファエロの自画像の向こう側から)
郁夫「…おぉおぉい!!…ここから出してくれぇえぇ!!頼むぅうぅ!!小百合〜〜…!!」
ト書き〈小百合の自宅を見上げながら〉
覇子「私は郁夫の夢と欲望から生まれた生霊。その夢のほうを叶えてあげたかったけど、欲望が彼を呑んでしまった」
覇子「郁夫、あなたはこの世から消え失せた。小百合にとっては『自分が裏切られた事』も気づかぬ内に。まぁそれなりに丸く収まった、と言うところかな」
覇子「そこでずっと小百合の愛の眼差しを受けて居なさい。あなたがそこから出られる事はもう無いから。ずっと愛する彼女と添い遂げるのよ。今度は自分が捨てられない事を祈るのね…」
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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