表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺たちの勇者学園物語  作者: 光大地
幼少期編
1/7

第1話 生まれながらの天才

「おぎゃあ……!おぎゃあ……!おぎゃあ……!」


暦1000年、とある王城で甲高い産声が鳴り響いた。

名は主人オモヒト・コウ、主人家の長男として産まれた。

俺は何不自由ない暮らしをしながら、親の愛情を浴びながらすくすくと育ち、齢5歳となった。

今日は齢5歳の誕生日、家族に見守られながら誕生日ケーキに刺された5本のロウソクを消した。

この世界では5歳になると、“スキル”が目覚める。

スキルとは、言わば第三の腕のようなもの。

人によって様々な能力があり、誰もが自由に操れるのだ。

スキルの発現には、特別なことは必要がない。

ただ、心の内にある灯火を外に出すだけ。

俺はひたすら念じ、体が熱くなっていくのを感じると共に、スキルが発現した。

俺の右手には激しい炎が燃え上がっていた。


父「こいつは驚いた、炎系スキルを発現させるとはなぁ」

母「私の血を色濃く受け継いだようね」


炎系スキルは一般的なものだが、俺の炎は常軌を逸していた。

スキルを発現したての子供が出せる炎、火の粉の域を裕に超していたのだ。

このことは瞬く間に広まり、天才王子として国中に轟いた。

だが、齢5歳の俺にとってはどうでも良くて、みんなからチヤホヤされることにだけ有意義を感じていた。

そんな俺の人生に大きな転機が訪れたのは齢6歳になった頃のことだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ