夏の日.
小田:克也!
小田:俺たちの旅に終わりは、無いぞ
克也:はい
中学校の学園祭に小田さんが、来るってさ!
女子生徒「克也喜ぶんじゃね?」。
男子生徒「皆喜ぶよ、皆好きだもの、あの歌」。
学園祭の日になり。
ライブが、始まった。
こんな悲しくて、ロックな歌が、みんな好きだった。
ライブは、終わり、小田さんは、ステージの奥の青に消えて行った。
小田さんが、学校を去ろうと学校の門の前に来た時、二人は、ばったり会った。
小田さん「やっと会えたね」
克也「何年かかったろうね?」
兵庫県のサッカー大会が、始まる。
監督「おーい、みんな集合!」。
県体会の第1試合が、始まる。
選手一同「松山、お前!疲労だろ?足動かないって…」。
そのまま試合が、始まった。
克也のシュート2本が、決まり、3本目の超ロングシュートが、ブレ球に決まった。
試合は、0-5で、味方チームが、リードしていた。
後半に成るにつれ、逆転され、6-5になった。
克也は、シュート2本が、決まったかの様に思われた。
幻のゴールだった。
試合は、6-5で、内のチームの負けだった。
女子生徒たち「え?それじゃぁ、試合に勝ったけど、負けた事になっちゃうの?」。
克也の妹が、中学校に来て、泣きながら、みんなの前で言った。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」。
「サッカーやりたかったなぁ…って…」。
克也「言ってない…言ってない…」。
近くでそれを、見ていた少年は。
顔を真っ赤にしながら。
首を横に何回も振った・・・
小田:克也、いくのかい?
克也:はい
小田:克也の悲しみを半分でも背負えたらな。
克也の母:無理ですよ、あの子は、死ぬ事が、できないのですから。
小田:永遠の悲しみか。
小田:そうだ、そんな歌が、昔、会ったな。