『煩悩世界』
この前書いた『安寧世界』とつながってます。
僕はいつも何かを求めていた。
温かいご飯、目覚めの良い朝。
暖かい太陽の光。
ひとりで生きていける力。
僕はいつも複数だった。
誰かを下に見て自分を優位に立たせた。
否定して、批判した。
気に入らないから。
僕はいつも。
何だったんだろう。
痛み。妬み。苦しみ。怒り。否。
あの子の隣になりたかった。
ありのままのあの子を知りたかった。
理解できないあの子の『世界』。
理解してあげたっかた。
包み込んで、僕もその『世界』に入りたっかた。
明日は、雨の日。汚れた僕を捨てよう。
そしたら、あの子を消せる気がした。
だといいけど。
ありがとうございました。続きます。