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てんせい☆  作者: MAKI
98/230

【098話】転生者集結

*****魔王城、魔王の部屋*****




○真欧ミサキ 真欧学園理事長 年齢18歳

人間界では赤色のロングヘアー 身長160センチ。

真欧学園卒業後は両親が経営する真欧グループに就職し、真欧学園の理事長に配属される。


○魔王ミサ 推定年齢数万歳?

魔界の魔王 歴代魔王の中でも最高の魔力を持ち異世界でも最強とまで言われている。身長175センチ

数千年に及ぶ活躍で魔界に平和をもたらした。



「いよいよあの子達が戻ってくるのか。」



魔王城の中心にある魔王の部屋のソファーに座り、1年ぶりとなるミカ達4人の帰還を楽しみになっている魔王ミサの姿があった。


たかが1年ほどの修業で、そうそう強くはならないと思うかもしれないが、ここは魔界であり異世界からきた4人からすれば魔界での1年間の修業は何千年もの価値があるのだ。


「魔王閣下!そろそろご支度を。」


魔王城専属の副指令官が部屋を訪れ準備を促す。


この魔王の部屋への入室は副指令官と総司令官しか入室できない。なぜならば魔界の中心でもあるこの部屋の場所はものすごい魔力が集中している場所でもある為、副指令官よりも地位の低いものが立ち入れば即座に消滅してしまうからである。


「うむ、わかったすぐに参ろう。」


魔王ミサは立ち上がり、その場から瞬間移動した。



瞬間移動した先は魔王城の中心から数万キロ離れた場所に修行に行った転生者や総司令官達を迎え入れる為に作られた部屋だった、中心から数万キロの場所にあるこの部屋はもちろん魔王城の中の一室にすぎない。


この場所であれば将軍も出入りが可能な為、中心から離れた場所に用意されたのだった。


部屋というよりサッカー競技場のような広さがある大広間である。

天井は数百メートルに達する。


この部屋に入室が可能なのは大将軍、副指令官のみ許可されている。将軍クラスの魔族が入室するのは問題ないのだが、魔王はそれぞれの修行の成果も確かめようとしていたため、将軍クラスの魔力であれば消滅、浄化されてしまう恐れがある為だった。


○数時間前

「いよいよだな、魔王閣下の妹様方や総司令官様方戻ってこられる。」


「ああ、俺はミカ様のあの噂を聞いた時は本当に驚いたけどな。」


「それって反乱軍数十億を浄化したって噂だろ?すごいよな。」


「だが闇王のメアリー様やユキ様も相当な修行を積んでらっしゃったと聞いているぞ。」


「とりあえずここの準備さえ終われば皆様戻ってこられるわけだし、楽しみはそれまで取っとかないとな。」


などと会場である部屋の準備をすすめている大将軍や副指令官が会話をしていると、ステージ上で準備をしていた副司令官の声が聞こえた。


「おい!なんで椅子の数が多いのだ!」


「いや、これでいいんだ、魔王閣下から1つ増やせとのご命令だ。」


「そ、そうか魔王閣下からのご命令ならば間違いなかろう。」


そう話すステージ上を見ると、中央には魔王閣下専用の玉座が置かれ、その右側には魔王閣下の妹である四名の椅子が置かれ、玉座の左側には何故か9つの椅子が置かれていた。


「ほんとだな、修行に行ったのは8人のはずなのに。」


「そうだな。だが魔王閣下のご命令だと言っていたのでもう1人増えたのかもしれないな。」


と、これが数時間前の部屋の様子である。


現在は大将軍や副指令官はすでに部屋の中に入り、副指令官のみ用意された椅子に座り大将軍はその後方に用意された椅子に座っている。


「いよいよだな。」


「ああ、楽しみだ。」


「そういえばマキ様の噂だけは耳にしなかったのだが。」


「そういえばそうだな、俺も聞いたことがないな。」


「わたしもないわ、カオス様とディオ様が一緒だから恐らく私達の想像を絶する場所へ行ってたのかもしれないわね。」


座って待っている間も部屋の中は転生者や総司令官の話題でざわついていた。


しかしただならぬ魔力を感じた為、部屋内は静まり返る。


すると魔王が瞬間移動してきたのだ。、即座に数千名の大将軍と数百人の副指令官は一斉に跪く。


「よい座れ。」


短い言葉だけで済ませる全員その言葉に従った。


魔王は玉座に腰を下ろしステージ上から部屋を眺める。


(このくらいの広さがあれば大丈夫だろう。)


魔王の座るステージの真下にはかなり広いスペースが取られており、それを囲むように副司令官、大将軍が並べられた椅子に座っている。


部屋に入る入り口は高さ10メートル横幅5メートル程の頑丈な扉があり、スライド式になっている。


その扉の外には戻ってきた転生者を誘導する為大勢の将軍が待機していた。


そして予め伝えておいた集合時間に1組目の転生者が到着したようだ。


頑丈な扉が開き入り口で将軍が叫ぶ。


「ユウキ様、ガイ様、リード様お戻りになられました!」


入口に視線が集中する。


ユウキは女王の姿で現れ、その後方にはガイとリードの姿が見えた。


ユウキの表情は冷酷でその表情をみただけで凍りそうであったが。さらに冷気を撒き散らしながら歩いている為床は真っ白になる。


そして3人は魔王の前に立ち跪く


「ミサ姉様。ユウキとガイ、リード只今戻りました」


ユウキは魔王を見て微笑む、そして魔王も微笑んでいた。


「よく戻った。さっそくだがユウキその力を見せてほしい」


「はい、お姉様。」


戻ってきて早々で対した会話もかわさないままだったが、ユウキも早く自分の力がどれほど大きくなったのか見て欲しかった為すぐに返事をした。


魔王は椅子から立ち上がりステージを降り、同じく立ちあがったユウキの前へ出る。


ガイとリードはステージ上に用意された椅子に座りその様子を見守る。


「では、参ります。」


「うむ。いつでもかかってくるがよい。」


ユウキの冷気により瞬間冷凍庫になる場内、床はもちろん天井まで凍りつき白い煙がユウキの足元から溢れ出す。


(すごい冷気だ。魔力で防がねば凍ってしまいかねん。)

ユウキの様子を見ていた大将軍は皆そう思った。


時間まで凍らす事のできるユウキだがこれくらいでは魔王はおろか、大将軍でさえ凍らない。この冷気はこれから繰り出す攻撃の為の準備にすぎないのだ。


ユウキは魔王の頭上に無数のアイスランスを作り出し、魔王めがけて一斉攻撃を仕掛ける。


「おお、これは凄いな。」


魔王はその攻撃を見て思わず声をあげるが、ユウキの予想通り簡単に弾かれる。


「やはりこのような小細工では通用しませんね。」


そう呟くと今度は巨大なアイスランスを魔王めがけて物凄いスピードで発射した。


さすがの魔王もこれを防ぐ手立てがないため、避けるがそれを見越していたユウキの冷気が魔王に襲い掛かる。


だが魔王は凍ることなく冷気を弾き返しユウキの攻撃は終わった。


「ユウキ、以前とは比較にならないくらいの冷気にあの氷の槍での攻撃、かなり頑張ったな。それにこの氷はわたしでも砕くことは不可能だ。」


「ありがとうございます。ミサお姉様」


冷酷な表情から一変して嬉しそうな表情のユウキ、お披露目は終了したが、ステージから降りてきたガイとリードが突然魔王の前に跪く。


「魔王閣下!わたくしガイ、リードをどうかユウキ様の配下にお加えくださいませ!」


2人の総司令官がそう頼んできた。ユウキは驚いていた。


「お主ら、それはわたしではなくユウキに聞かぬか。」


「はっ!申し訳ございません。ユウキ様どうか私どもをユウキ様の配下としてください」


「はい、私はミサお姉様の妹ですから、ガイ様、リード様がそれでよろしいのであれば喜んでお引き受けいたします」


喜ぶガイとリード、だがユウキはあくまで建前上ですよ、と念を押す。


そして帰還の報告を終えたユウキとガイ、リードはステージ上に用意された椅子に座りすでに帰還し入口で待っているメアリーを迎え入れた。



その時、ユウキは魔王の真横の席には座らず何故か一つ空けて座った。

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