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てんせい☆  作者: MAKI
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【059話】再び天界へ

*****秘密基地内*****


現在4人は秘密基地に戻ってきていた。


「ぶぅ。。。もっとぉ遊んでいたかったのにぃ。」

ユキはスネている。


その訳は、大会が終わり、4人は魔法陣までマキの家に帰った。すると、どうやって探し出したのかは不明だが、家の周りを埋め尽くす程の弟子志願者が殺到していた。


それを見たマキは、『冗談じゃないわ!だから出たくなかったのに!』とすぐに転移魔法で人間界の秘密基地に戻ってきてた。というわけだった。


「ユキちゃん、あの状況じゃ仕方ないよー。」


「そうね、試合の様子を実況されてたし、まあ当然といえば当然の結果でもあるわね。」


「いやー。怖かったですよ。あんなにたくさんの魔法使いがきて、しかも弟子にしてくれって…、普段誰も来ないところにくるんだもん。」

マキは本当にビビってしまっていた。


「しかし、魔法の世界ってあんなに楽しいとはー、また是非いってみたいですー」


「ユキはもっとぉ、ほうきにのりたかったぁぁぁぁ!」


「またいきましょうね。」


「騒ぎが収まったら、いつでも。」


「じゃあ今日はこれで解散ね。」


マキは時間を解凍し、ミカとユキを移送魔法を使って生徒会してまで送りそして帰宅した。


魔法の世界で数日過ごしたわけだが、人間界では時間が止まっていたため、現在は期末試験が終わってまだ数日しか経ってないままだった。



マキも自宅に辿り着き、リビングでくつろいでいる妹を発見し声をかける。


「ただいま!よおミキひさしぶりだな、元気だったか?」


「お姉ちゃん、今朝会ったばかりだけど…頭おかしくなった?」

ミキは勉強しすぎると、かえって変になるかと、現在受験のため猛勉強中なのだが、少し休もうかと思ってしまった。


「い、いや、今朝ぶりってことさ。あはははは」


(しまった、この世界の時間止まってたんだった。)


「まあ、いいけど。勉強しすぎるのもダメなんだね。」


(どうゆう意味だろ?まっいっか。)と、自分の部屋へ入っていった。



部屋に戻ったマキはひとり呟く。


「しかし、いろいろこの数日間でありすぎた。」


マキは滅亡した魔法の世界のことや、天界でのできごと、そして堕天使との闘い、元に戻った魔法の世界のことなど、いろいろと思い出す。


いくつか気になることもあった。


(ミカエル様は、ミサキ姉さんのことを知っていたし、ミサキ姉さんもミカエル様の事をしっていた、2人は過去になんかあったんだろうな。それにあの時空の歪みにしてもそうだ。天界ではあの歪みは何百年も放置されてたことになる。そんな危険なものを放置するはずもないし。謎だらけだ。)


まあ、いま考えてもしょうがないと、今度は違うことを考え出した。


(そういえば、この転生も、今となっては記憶も戻り、結局4人とも生きたまま人間に生まれ変わった?ってのもおかしな話だし。現在人間の城間マキと魔法界のマキの両方が生存してるってことになる。)


(それに転生したっていっても、転生大全集が原因なわけだし、一体なにが目的であんな本を…。)そう考えているうちにふと、何かを思い出す。


(そういえば、ミサキねえさんにユキに私、この3人は自分で本を見つけたわけだけど、ミカさんはミカエル様に渡されたって言ってたし、リエルさんも転生がどうとかいってたな、たしか聖天使がどうとか。)


とりあえずマキは明日にでもミカに詳しく聞くことにした。



*****生徒会室放課後*****



「マキちゃん、大事な話ってなにー?」


現在マキとミカ2人きりである。ユキは生徒会の仕事をマキに押し付けられて修業式の準備をしている。


「いや、転生大全集のことなんだけど、あの本て修行の為、ミカエル様からいただいたんだよね?」


「うん、そーだよー。転生して修行してきなさいって。」


「なんでミカエル様はそんな本持ってたんだろ?」


「そういえばそーだよね、いまからお父様に直接聞きにいきましょう」


「い、いまから?2人では行けないよ、時間も止めないとだめだし。」


「じゃあ4人でいきましょー。天界の見学も兼ねて。」


(魔界の魔王がいるってこと、完全に忘れてるなミカちゃん。)


そんな会話をしているとユキが戻ってきた。


「ふぅ、やっとぉおわりましたぁ。」


「ユキご苦労様。」


「ユキちゃん、ごめんね。」


「いえいぇいいんですぅ。それよりおはなしはぁおわりましたぁ?」


「うん終わったよ。なんだかんだで天界に行く事に決まったから、詳しい事は秘密基地で話すよ。」


「てんかぃですかぁ、わぁいてんかぃてんかいーミカふくかいちょぅのてんかぃだぁ。」


(こいつは結局どこかにいければ嬉しいんだな。)と、はしゃぐユキを見てそう思ったマキだった。



そして4人は移送魔法により秘密基地へと移動した。



*****秘密基地内*****



ミサキが学校をさぼって秘密基地にいた。


「あら、どうしたの?みんな揃って。」


「ミサキ姉さんこそ、学校でみかけなかいと思っていたら、またさぼってるし。」


「あははは、行ってもすることないからね、で、どうしたの?」


マキはミサキに転生大全集のことを話す。ミサキもその事には気が付いていたが、どうでもいいと思っていたらしい。


「お姉様、私は何故父があのような本を所持していたのかを知りたいです。」

ミカがそう言うとミサキもしょうがないわね、と言って一緒に天界に行くことにした。


「今回は、ミカの用事だから私はおとなしくしているから心配しなくて大丈夫よ」


「それは助かります姉さん!じゃあ行きましょうか、ユキまたお願い」


「はぁい、とめてきまぁす」


ユキが時間を止め、4人はマキの転移魔法により天界へと出発したのである。


「今回は天界見学ツアーだねぇ」


ユキが嬉しそうにそう言ってる間に天界に到着した。



*****天界*****



まさに雲の上に降り立った4人。まぶしい光が差し込み、空気も澄んでいる。

どこまでも青い空、しかし下には雲がある不思議な光景である。飛行機の窓から見える景色そのものだった。


「この前きたときは、見学どころじゃなかったけど、天界の地面は雲できているのミカちゃん?」


「雲というか、雲のような地面と言ったほうがいいのかなー。ミカもよくわかんない。」

適当なミカであった。


何人か天使がいるが、特にこちらを気にしたりはしていない。その様子もおかしいので今度はユキが聞く。


「こんな服装で、しかもぉ羽もないんですけどぉ、不審者だっておもわれてないですかぁ?」


「え?なんで?、まあたしかに正規の入界の仕方とは違うけど、天界の門からしか天界には入れないから、天界に入るってことは、天使のお客様ってことになるから怪しまれたりはしないわよ。」


「なるほどぉ、だからぁこの前きたときもぉ、怪しまれなかったんですねぇ。」


ミカはそう言う。つまり天界に入るには、一緒に天使がいないと入れないということだ。天使にしか天界の門は見えないのだから当然だろう。


「ミカちゃんには天界の門てどこにあるの?」


「うん、だってここが天界の門だしー、前もそーだったよー」


「えええ?どこどこ?全然わかんない!」


「天使にしか見えないんだよー。それに今みんなの真後ろに門があるよー。」


マキの転移魔法でも、何故か転移先は天界の門にたどり着いてしまう。転移魔法と天界の門は同じようなものなのかもしれない。


「だから、誰も怪しまないわけだね、他の天使から見ても天界の門から入ってきたようにしか見えないわけだってことだし。」


「なるほどぉ、よくわかりませんがぁ、そうぃうことなんですねぇ。」


「とにかく、宮殿へ向かいましょうか?」


ミカがそう告げ4人は宮殿へと向かった。



****ミカエルの宮殿*****



天界の中でも一際大きく立派なミカエル宮殿。ミカは4人を案内し、ミカエルのいる部屋へ進み、そして辿り着いた。


「なんだまた来たのか、今度は何用だ?」

ミカエルは椅子に座っていた。


「あ、あの、ミカエル様。先日は私の魔法の世界を救っていただき本当にありがとうございました。お礼が遅くなりまして申し訳ございませんでした。」

マキは元に戻った魔法の世界の事を感謝を込めてお礼をする。


「ああ、あのときの魔女の者か、礼を言わねばならんのはこちらのほうじゃ、あの堕天使の責任はこちらにある。魔女の者よ、本当にすまなかった。」

言われてみればたしかにそうである。


「で、用はそれだけか?」


「お父様、お聞きしたいことがございます」


「ん、聞きたい事?なんだ言ってみろ。」


「はい、修行の為にと渡されました転生大全集ですが、あの本は一体どうやって手に入れられたのですか?」

これには4人とも興味があったので、4人とも興味津々な目でミカエルを見つめる。


「ああ、あれか…。」

少し困ったようなミカエル。


「何かいえないような秘密でもあるのですか!」

ミカの口調が激しくなる。


「い、いや、その。あの本は実は…ある日突然見つけてな。内容を読んでいると転生ができると書いておって、ならばミカの修業に使えたら『聖天使』になるのも早くなれるのではないかと思い。。」


「はい?、そもそも修行の意味すらわからないのですが…。」

呆れたミカはミカエルに言った。


「そもそも修行とは、その生物の気持ちや生き方などを学ばないと解らんからな、そういった生物になり生涯を終え、それを幾度も繰り返し、初めて修行となるのだ。あの本があれば、ある程度その生物のことがわかれば生涯を終えずとも、また転生できると思っていたのだが、ミカの転生と同時にあの本も消滅してしまったというわけだ。」

とミカエルは話す。


(なるほど、あの本を使って何度もいろんな転生を繰り返そうとしてたわけね。)


「ズルしちゃぁいけなぃんだよぉ。」


「ユキちゃんの言う通りですそんなインチキをして聖天使になっても意味がありません。それにあの本には転生すると本も消滅するって書いてありましたが…。」


「え?そうだったのか…。」


(いや、あんた大天使様でしょ、そうだったのか…って、ちゃんと読んでないんかい!)とマキは思った。


「と、とにかく、結局あの本のことについては何一つ解らなかったってことですね。」

マキが3人に言う。


「そうね、結局消えてしまったのなら、また別の異世界の住人を転生させているかもしれないわね。」


「うーん、またふりだしかー。人騒がせなお父様で、みなさんすいません。」


結局転生大全集のことについては何もわからなかったのである。

文字数:4056字

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