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てんせい☆  作者: MAKI
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【034話】帰還

*****人間界*****


ユウキは着いた途端、姿を人間のユキの姿にし、マキはマキに…。変えても変えなくても変化はないのでスルー。



「もどれたぁぁぁぁ!ってここはどこだ?」



「わたしに、きかれてもぉ」



戻ってきたのはいいが、場所がわからない。辺りは砂浜だった。すぐ傍には海がある。


「一体ここは…。」


半年ぶりなわけで、当然ここも半年は経過しているはず。マキはスマホを取り出した。このスマホを見るのも半年振り。のはずなのだが、電池残量70%と表示されている。


「最近のスマホは充電しなくても半年持つのか。。」

バカな事を口にするマキ。


「そんなわけないですよぉ、2,3日でなくなりますよぉ」


「でも、ほら見てみ」


「ほんとだぁ、魔法つかったんじゃないんですかぁ?」


「スマホ充電する魔法なんてあるわけないだろ!」


「まあ、とりあえずミカちゃんにメールっと。」


件名:ただいまー

本文:もどってきたけど場所がわかんなーい。

ミカちゃんどこにいるの?


こんな内容だった。


すぐさま返信が届く。


件名:おかえりー☆

本文:はやかったねー、スマホなら現在地でるでしょ、調べてみてー


だった。

「あっそっか、スマホだからGPSで現在地わかるんだっけ」


「あぁぁそういえばそうでしたねぇ、ユキうっかりしちゃってましたぁ」

(おいおい、なんだその話し方は、氷の残虐女王の欠片もないじゃないか!あれはなんだったんだ!)マキはそう思いながら現在地を確認。


「あーわかった、たしかこの近くに別荘があってそこから飛んだんだ。しかし、このミカちゃんの返信変だな。」


「なにがですかぁ?」


「いやあ、『早かったね』って入ってるんだ。」


「それはぁ変ですね、とりあえずいそぎましょぅ。」


(メールも変だがお前も変だな。)そう思いながら別荘へ向かうマキであった。



*****海岸沿いの別荘*****



ミサキとミカが入り口で待っていた。

「おかえりーマキちゃん、ユキちゃん」


「ミサキ会長只今戻りました。ミカちゃんもただいま、やっと帰ってきたよ」


「うわぁーやっとあえましたぁーただいまですぅ」


「マキ、ユキご苦労様、『やっと?』って昨日出て今日帰ってきたばかりだよ?」

2人に違和感を覚えたミサキがそう答える。


「ミサキ会長こそご冗談を、半年は経ってますよ。」

マキもそう返す、ミカとミサキはマキを見て事実だと感じ、別荘で詳しく話を聞くことにした。


マキとユキは氷の世界で自分達がこの半年間やってきたことや、ユキは冷酷だったとか、約3時間かけて全て説明した。


「ってことは、あっちの世界の時間が止まってたせいで、こっちの時間は経過しなかったってことなのかな?」

ミサキがそう推測する。


「かもしれませんね、時間の止まっている間は、魔法を使う以外は疲れもしないし、おなかもすかないし、眠たくもなかったので。」


「でも大変だったねーほんとお疲れ様でした。なんの手助けもできなくてごめんねー」


「わたしもだわ、マキには感謝してるよ。ユキもこれから夢にうなされなくて済むね。」


「いえいえ、ほんとわたしなんにもしてないですよ!ユキの非情さには凍らされましたけどね。」


「ひどいですぅ!マキせんぱぃなんて、着いた途端凍ってたんですよぉぅ。」


感動話は、笑い話へと変っていった。とにかく無事帰ってこれてよかったと思うミサキとミカであった。


「2人共疲れてるとは思うけど、明日から学校だからね。大丈夫?」


「はい、平気です。」


「だいじょうぶですぅ」


無事帰ってきたので、その日は解散することとなった。


マキとユキは迎えにきたミカの父親の車で送ってもらうこととなった、ミサキはまたヘリで帰っていった。


まだまだ話足りてないようだったのか、マキとユキはミカの家に泊まることにした。


ミカの家に到着後、部屋では延々と氷の世界での話しが続いた。


途中マキは抜け出し、半年振りに会うミカの父親と将棋をしたり、碁をしたりしていた。とても懐かしく思えたマキは嬉しそうな表情だった。


ミカの父親からすれば昨日会ったばかりなのだが、マキが相手をしてくれるのがとても嬉しかったらしく、いつも以上にはりきって勝負に挑んだが、いつも通り惨敗だった。

文字数:1637字

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