このくらいでいいですか?
少女 「マキナ、背中ながしてー」
マキナ「では失礼して、ごしごしごし」
少女 「ふふ、マキナの手、気持ち良いから好き」
マキナ「ありがとうございます」
少女 「シャンプーもお願いね」
マキナ「分かってます、ごしごし」
少女 「ふにゃぁ、ごくらくごくらく」
マキナ「かわいいですね、お嬢様は」
少女 「ふえ?」
マキナ「そうやってずっと猫みたいに素直だったら、僕も簡単に攻略できますよ」
少女 「マキナは素直萌え?」
マキナ「はい」
少女 「抱いて」
マキナ「ごしごし」
少女 「痛い痛い! 無言で力込めないで!」
マキナ「あ、ごめんなさい、明日の朝ごはんの献立考えてました、さっきまで自分でなに言ってたか思い出せません」
少女 「いつごろから?」
マキナ「お嬢様を朝起こしたあたりから」
少女 「今日の会話全部ノーカン!?」
マキナ「なにか言ってましたっけ?」
少女 「美少女転校生とか、上手なキスとか」
マキナ「全然覚えてねーや」
少女 「がーん」
マキナ「冗談ですよ」
少女 「ふんだ、マキナなんか大好き」
マキナ「ありがとうございます」
少女 「ね、マキナ」
マキナ「なんですか?」
少女 「抱いて、ハグでいいから」
マキナ「あら? いつもより真剣な表情ですね」
少女 「たまにはキス以外のこともしたいよ」
マキナ「昼間に言ってたことと違いますね」
少女 「なんて言ったっけ?」
マキナ「大好きだからキスだけでいいって」
少女 「もちろんキスもしてもらうよ、キスしながらぎゅーってするの」
マキナ「お風呂場だと恥ずかしいですね」
少女 「いいじゃん、いつもいっしょなんだし」
マキナ「もうちょっとお嬢様は恥じらいを持つべきです」
少女 「でもしたいもん」
マキナ「どのくらい?」
少女 「マキナを抱き枕にして一夜を明かしたいくらい」
マキナ「(ぎゅー)」
少女 「……っ!?」
マキナ「(ちゅー)」
少女 「んぁっ」
マキナ「このくらいでいいですか?」
少女 「むぅ、いきなりしないでよ、心の準備が出来てないんだから」
マキナ「実際にやってみてどうでしたか?」
少女 「思ってたよりもはずい……」
マキナ「はずいだけ? ちょっとショックです……」
少女 「もちろんすごく気持ちよかったよ、でもなんていうか……」
マキナ「なんていうか?」
少女 「ちょっとだけ、怖かったかも」
マキナ「そうですか」
少女 「どうしてだろう、マキナのことすっごく大好きなのに」
マキナ「そういうものなんでしょうね」
少女 「マキナはどうだった?」
マキナ「興奮しました、性的に」
少女 「真面目な雰囲気台無しだよ!」
マキナ「でも冗談ではないですよ、すごくどきどきしてます」
少女 「だったらさっさと押し倒してもいいのに」
マキナ「ロボットだからそのくらいの自制は利きます」
少女 「なんで自制するのさ」
マキナ「ロボットですからね」
少女 「もしマキナが人間だったら私のこと押し倒すの?」
マキナ「その程度じゃすまないでしょうね」
少女 「な、なにされちゃうの(ワクワク)」
マキナ「監禁して調教します」
少女 「ヤンデレ!?」
マキナ「ロボットなので監禁は我慢できますけどね」
少女 「調教は我慢してないんだ!?」
マキナ「お嬢様、お手」
少女 「わん、……っは!」
マキナ「いい感じで僕好みに育っています」
少女 「このままじゃマズイ、なんとかご主人様の威厳を保たなくては……」
マキナ「なにをするつもりです?」
少女 「マキナ、お手」
マキナ「(ゲシッ)」
少女 「グーじゃないよー」
マキナ「すいません、つい」
少女 「ふんだ、許さないモン」
マキナ「お詫びにマッサージをします、もみもみ」
少女 「ちょ、ちょっとどこ触ってるのよ!?」
マキナ「肩ですけど」
少女 「言ってみただけ」
マキナ「もみもみ」
少女 「んぁ、普通に気持ちいい」
マキナ「ありがとうございます」
少女 「ちょっと眠くなってきたかも、むにゃむにゃ」
マキナ「こんなところで寝たら虫歯になりますよ」
少女 「マキナのが気持ちよすぎるのが悪いんだもん、ふにゃぁ」
マキナ「ツッコミもないし、本当に眠たいみたいですね」
少女 「ん? マキナが私に突っ込んでくれるの?」
マキナ「今叩いてもあんまり面白くなさそうですね、早く着替えてベッドで寝ましょう」
少女 「マキナとベッドインー」
マキナ「はいはい、じゃあ最後に肩までお湯に使って八万六千四百秒数えましょうか」
少女 「二十四時間じゃねーか」
マキナ「計算は速いんですね」
少女 「こう見えてもマキナを作ったのは私なんだよ、天才なんだよ」
マキナ「もみもみ」
少女 「やっ、気持ちいいよぅ」
マキナ「お風呂上りに続きをしてあげます」
少女 「いーち、にーい、さーん」
マキナ「ちゃんと数えましょうね、百まででいいですから」




