じゃあキスして
少女 「今日も平和ね」
マキナ「平和なのは良いことですよ」
少女 「美少女転校生とかこないかな」
マキナ「もし僕がその転校生と恋愛関係になったらどうします?」
少女 「そのときは諦める」
マキナ「あれ? 意外ですね」
少女 「あ、マキナをじゃないよ。人生を」
マキナ「そこまで愛されている人を裏切るようなことはしませんよ」
少女 「ほんと?」
マキナ「そもそも僕にはお嬢様を絶対に裏切ったりしないようにプログラムしてありますからね、お嬢様を裏切るときは僕が死ぬときです」
少女 「もしそのプログラムが無かったら?」
マキナ「裏切りませんよ、僕だってお嬢様のことが好きですしね」
少女 「さっすがマキナ、私をときめかせる口説き方を心得てるわね」
マキナ「そもそも僕はお嬢様のためだけに作られてますからね、お嬢様が好きなシチュエーションなどもばっちり記録してあります」
少女 「例えば?」
マキナ「学校の人気がないスポットでこっそりキスするなんてどうでしょう?」
少女 「うーん、この時間なら理科室とか?」
マキナ「手作りお弁当を分けてもらうなんていうのも好きですよね」
少女 「私のお弁当はマキナが作ったものだけどね」
マキナ「なんでも言うことを聞く執事風男子」
少女 「執事ロボットが執事風男子っていうのも変な話だよね」
マキナ「お嬢様の好みにぴったりでしょう?」
少女 「うん、結婚して」
マキナ「結婚はもう少し待ちましょう、今は恋人けん執事けんクラスメイトということで」
少女 「じゃあキスして」
マキナ「ここは教室です、みんな見てますよ」
少女 「ダメなの?」
マキナ「いいですよ」
少女 「わぁい」
マキナ「でもキスする前に一言言って欲しいですね」
少女 「そういうとこも私の好みにぴったりだね、いいよ、言ってあげる」
マキナ「じゃ、お願いします」
少女 「『愛してます』……(ちゅっ)」




