猫が美味しいチャーハンを作ってくれるそうです
掲載日:2026/04/11
薄い黄色。つまりチャーハン色の猫がカウンターの上で寝ている。
朝5時にチャーハンを注文して12時間。
猫はまだチャーハンを作ってくれない。
俺が「チャーハン!」と言ったら「ニャー!」と返事してくれたので注文は通っているはず。
「……ニャー」
!?
猫が目覚め、立ち上がり、エプロンを着けた。
これはまさか!?
「ニャーー!」
トントントントン!
すごい勢いで具材を切っている!
「シャーッ!」
油をひいた中華鍋に具材とご飯を入れたー!
カンカンカンカンっ!
チャーハンをかき混ぜるオタマの金属音が如何にも中華って感じだ。
鍋を豪快に振り、ご飯に直火を当ててやがる。
「ニャーハンッ!」
あっという間にネギ、ナルト、チャーシューのシンプルな玉子チャーハンの出来上がり。
俺は目の前に置かれたチャーハンを貪った。
「……うまい」
12時間待った甲斐がある。
「ごちそうさ……」
食べている間に寝てしまったのか。
俺は1万円札を寝ている猫の背中に置いて店を出た。
「……また来よう」
あれ?ニャーハンって言った?




