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王都からの脱出と隊商への同行
「エリー。行くぞ。王都を出る隊商に紛れ込めば、衛兵の目も欺ける。日雇いの時のように、大きな隊商について行って逃げよう。」
エリーは、大公爵家の娘として、隊商に紛れ込むという未知の状況に戸惑いは覚えたものの、トウヤの冷静な判断力と、彼が持っている巨額の資金という現実的な力を信じた。
「隊商……わたくしの知らない世界ですわ。しかし、トウヤが『安全だ』と判断したのなら、それが最善の策なのでしょう。わたくしの命も、復讐も、全てこの男の知識に懸かっている。わたくしが、ここで足枷になってはいけませんわ。」
エリーは頷き
「承知いたしました、トウヤ。わたくし、足を引っ張らないように、頑張ります。」
こうして、トウヤとエリーは、王都を脱出し、隊商に紛れ込み、新たな都市へと向かう準備を整えた。




