10/11
サンタさん・・・哀
嗚呼・・・。
しんとした真夜中
よい子は眠る
クリスマスイブ
シャンシャンシャン
鈴の音が夜空に響き
よい子の枕元にプレゼント
サンタのおじさんは
そっとよい子の頭を撫で
ハッピーメリークリスマスと囁く
次のよい子のもとへ
しんしんと雪の降る夜
満月に浮かぶ
サンタさんとトナカイとソリのシルエット
よい子はサンタさんの訪れをうっすら感じ
夢だと思いつつ大きな期待いだき枕元を見る
あった
あったよ
やった
やったあ
小躍りするよい子
ぼくのプレゼントっ!
それは・・・
サンタブーツに入ったお菓子だった
違うっ
超合金ロボじゃない
ノーッ!
ガッデム!
よい子はブーツを叩きつける
挫折
絶望
だがそれがいい
それでいい
人生というものはうまくいかない事の方が多い
これもそのひとつ
苦い経験は次の糧となる
ありがとうサンタさん
大きくなって解る
親の愛
素敵なプレゼントだということを
だがしかしっ!
その瞬間は解せぬもの
今はいいんだよ
それでいいい
サンタさん。




