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魔力ポーション作成

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 さて、魔力ポーションを作るに当たって、準備がある。まずは、大量の水を汲んで来ないといけない。後で捨てないといけないから、労力はもの凄いことになるんだけどな。


 室温で冷やせば、いけるか? いや、無理だろう。次の蒸留まで時間を作りたくないし。できるだけ、長く稼働させ続けたい。そうなると、色々と準備は必要になってくるよな。


 重さで建物が壊れないと良いんだけどな。水は相当重い。床が抜けないか心配だ。その辺は色々と考えては居るんだが、成功するのかは未知数なんだ。


 まあ、なんとかなるだろうの精神でやるしかない。本当は、1階に設備を置けると一番いいんだがな。それをすると、爺さんに怒られるからな。3階でやるしかあるまいよ。


 そして、蒸留器の方にもたっぷりと水を入れる。たっぷりでいい。水が無くなる方が問題だからな。たっぷりと入れる。後で、上に素材を置くから、素材に水が付かない程度に水を入れる。


 水はこれで大丈夫。ここまでで、床が抜けなかったのだから、大丈夫の筈だな。床が抜けるのであれば、今の筈だ。今が一番重いからな。軋んでもいないし、結構丈夫に作られているんだな。


 ここからは素材を扱っていく。まずは、カレハシスの実、通称、青の実を種を取り除いて潰す。種はしっかりと取り除く。と言っても、大きい種が1個入っているだけだから簡単だ。


 100個のカレハシスの実の種を取り除くのは億劫だ。面倒だな。でも、これをしないと、魔力ポーションの品質が下がるんだから、やらざるを得ない。


 しっかりと、ペースト状になるまで潰す。そして、蒸留機にセットする。なるべく平らになる様に、下に落ちないように気を付ける。下に落ちるのは最小限にしたい。果汁は仕方なし。


 で、アサガトの葉を刻む。こっちは適当で良い。そこまで細かくする必要は無い。ナイフでさくさくと切っていく。それで蒸留機にセット。こっちも落ちないように気を付けるが、カレハシスの実程ではない。そこまで細かくはしないからな。


 そうしたら、点火。これで5日間放置だ。燃え続ける様に、魔石の残量を確認しないといけないんだけど、5日くらいなら燃え続ける事は、確認済みである。


 その分ポーションを沢山作ったという事なんだよ。沢山作ったな。でも、まだまだだ。これからも沢山作る予定で居るんだからな。ポーションは基本中の基本だからな。


 そんな訳で、余った時間はポーション作りだ。ひたすらにポーションを作っていく作業なんだ。……先に鍋を大きくしてしまうか。ガラスは沢山あるんだし、ガラス鍋を作ってしまうとするか。


 とりあえず、取っ手となる木材を買いに行かないといけないな。良い感じの木材が売っていると良いんだけど。トレントの枝とかが有れば、非常に有難いんだけどな。


 トレントの取っ手は良いぞ。あれは火に強いし、熱くなりにくい。鍋の取っ手には大変有用だな。有れば、100本鍋を作りたいところではあるんだが。


 100本鍋は、その名前の通りだ。ポーション100本を同時に作る事が出来る鍋だな。横に倒しやすいようにするんだが、それにトレントの木材が有れば、簡単に出来るんだ。


 普通の木では、燃える可能性があるんだよ。それに熱くなるしな。トレントの木材は無いかなあ。あると思うんだけど、自由市では無いよな。多分だが、冒険者ギルドの範疇だろう。


 そんな訳で、さっきぶりだな。2時間くらいは経ったかな。準備に手間取ったんだ。仕方がないよな。それで、トレントの枝が有るのかどうかだな。有れば、大変に有難い。


「すみません。トレントの枝は有りますか?」


「あるわよ。太さはどうするの? どの位の太さが欲しいのかしら?」


「これくらいで、長さがこのくらい、後は、本当に端材で良いので、このくらいの奴でしょうか?」


「ちょっと待っててね。持ってくるから。幾つかの中から選んでもらうわね」


 よしよし。トレントの枝があるとは良いことだな。流石は冒険者ギルド。良い魔境の近くにあったものだな。無い所には無いからな。鉱山とかにはトレントは居ないからな。


 という事は、森型の魔境なんだろうな。依頼票を見た感じだと、洞窟型も可能性はあったんだけど、多分、森型だろう。森型はコケ類が少ないのが欠点か。洞窟もあると良いんだが。


 その分植物やキノコ類が豊富にあるんだけどな。良い環境だと思うぞ。森型プラス洞窟が有れば、完璧なんだけど。どうだろうなあ。採取依頼にはコケは無かったと思うんだよな。


 まあ、キノコ類も無かったんだけど。採取は進んでいないのかもしれない。深くに行くとあるとは思うんだがね。まあそれは追々だな。まずは、ポーションの生産体制を作り込もう。


 錬金術師の本分は量産だという事を解らせてやろうではないか。作り込んでいくぞ。とにかく、まずはトレントの枝の状態を見てだな。それから考えよう。


「とりあえずは、これで良いかしら? 無ければ、また探してくるわね」


「ありがとうございます。これとこれとこれ、後はこれとこれも、これも良いな、序でにこれも。多分これだけ有ればいいと思います」


「そう? じゃあ10点で銀貨1枚ね」


「じゃあこれでお願いします」


「はい。丁度頂きました。また来てね」


 とりあえずは、これで良し。トレントの枝もお安いなあ。普通はもう少しすると思うんだけど、マジックバッグの効果だよな。持ち帰れる量が違う。


 それじゃあ、100本鍋も作ってしまいましょうかね。暫くは使わないけど。使えないんだよね。身長も足りなければ、力も足りないから。多分10歳くらいになるまでは、使わないと思う。


 でも、腐るものでも無いし、置いておけば良いよね。ガラス製品だから出来ることなんだけどさ。ガラス製品は変わらないからな。一応、メンテナンスはするけど。


 昔は自分ではやらずに、職人に任せていたんだが、今度からは自分でやらないといけないんだよな。ガラスを扱う魔道具があるから簡単に出来そうではあるけども。あれが無かったら無理だよな。


 さあ、量産体制は整った。後は、体が追いついて来ればいいだけだ。また爺さんに便利な物が有れば聞いておかないと。色々と欲しいものはあるんだけど、それが魔道具にあるかなんだよな。

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