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俺の兵士たちがやってくれました

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 遂に、遂にやってくれた。俺の軍隊が漸くやってくれたよ。グランドドラゴンの討伐を成し遂げた。これは快挙と言っても過言ではないだろう。兵士たちの本気を見た感じだな。


 結婚式前なんだけど、これは成果になるんじゃないのか? よく解らんけど、グランドドラゴンの素材が、定期的に手に入るというのは、とても良いことではある。


 飛べなくても、ドラゴンなのは変わりないからな。あの鱗、火耐性を持っているんだよなあ。全身鱗鎧とか良さげよな。硬いし、軽いし、鉄よりは便利だぞ。


 加工のし易さは、流石に鉄の方がやりやすいが、鎧にグランドドラゴンの鱗は、有りだと思うんだよな。どんな格好になるのかは、解らんけど。まあ、見れるくらいの鎧は作ってくれるのではないだろうか。職業があるんだから、大丈夫だろうと思う。


 しかし、グランドドラゴンを倒せるまでに成長したのか。案外早かったな。もう少し、時間が必要かと思っていたんだけど、魔境漬けの日々が急激なLvの上昇を生んだのかな?


 何にしても、目出度い。兵士は強い方が良い。冒険爵は与えられないが、兵士としては、もの凄い実績だろう。待遇面で何が変わる訳でもないんだけどな。


 そうなんだよ。変えたいと思ったんだけど、ラウレーリンに反対されたんだよな。折角倒したんだから、何か褒美を考えたいんだけど、待遇面では駄目なんだそうだ。


 兵士って、複雑ね? お給金を上げようと思ったり、臨時給金をあげようかなって思ったんだけど、際限が無くなるから、止めてくださいって言われてしまった。


 そして、一番の問題が、世代交代なんだそうだ。あー、それはそうかもしれない。世代交代は、難しい問題だな。満遍なく雇用はしているつもりだが、ある程度の数は居るからな。


 兵士は、頑張っても40歳が限度。冒険者では、もっと歳がいっている人も居るが、それでも45歳くらいが限界なんだよ。歳を取ると、どうしても、体の方に負担が来てしまうからな。


 今の兵士は、19歳から35歳くらいまでを採用しているんだよな。次の世代を雇わないといけない感じかなあ。500人って人数を区切っているが、上限を撤廃した方が良さそうだな。


 その辺はラウレーリンと相談だ。基本的には、俺の常識の方がおかしいんだから、正してもらわないといけないんだ。何処まで行っても、平民思考なのは変わらないからな。


 軍なあ。派遣するとしても、バズビーテイラー辺境伯家に派遣するのが、精一杯と言うか、他の派閥の所には、派遣しないよな。派閥長が言わなければの話ではある。


 他の派閥に、弱みを見せつける事はしないだろうからな。強く出てくるだろうし、そうなると、援軍も送れない。負けが込んできて、面子がどうのこうのと言えない事態にならないと無いだろうな。


 良い事でもあるんだけどな。指揮官として、戦場に行かないといけないって事が無いんだから。派遣させられるとしても、大魔境だ。魔物相手なら、まだ何とでもなると思うんだよな。


 流石に、人間が相手ってなると、ちょっとな。争っている場合じゃねえだろって思いたくもなる。大魔境を開拓しろ。そっちには、土地が余っているんだから、何とかしろと言いたい。


 人間同士で対立している場合じゃないとは思うんだけどな。勢力図的には、まだまだ未開拓の土地と言うか、昔の国があったところまでも進んでいないんだから。


 とっととそっちに進めろと言いたい。本音をいうのであれば、派閥争いとかも止めて、一本化しろとは言いたい。貴族の考えることだから、解らん所もあるんだけどな。


 今後も、バズビーテイラー辺境伯家を支援していく事には、変わりはない。冒険爵の派遣もそうだし、ポーションの供給でもそうだ。手伝えることは、まだ沢山ある。


 俺の結婚と同時に、色々とやる事があるそうなんだが、とりあえず、ポーション職人を増やしておいてくれと言われている。増やしているし、教育もしっかりと施しているぞ。


 だって、素材に限界があるんだから、作れる数にも限界があるんだ。それに人数を増やしたら、1人1人は暇になるよねって訳だな。その時間を教育に当てている。


 ポーション作成の設備に関してや、畑に関して。さらには、有用な魔道具に関しても、講習を行っている。広める準備は出来ているぞ。広めるんだろうと思うからな。


 何処まで広げるのかは解らないが、大々的にやるとは思っている。がっつりと人を雇っているから、多少持っていかれても、大丈夫ではあるが、何ともなあ。


 結婚式までもう少しなんだから、もうちょっとだけ待たないといけない。どれくらいの人材を要求されるのか知らないが、準備は出来ているとだけ言っておこう。


 結婚か。祝ってくれる人は、姉ちゃんしか居ないんだよなあ。両親は他界しているだろうし、兄ちゃんも何処に行ったのかは不明だ。爺さん婆さんは亡くなっているのも確認しているしな。


 姉ちゃんには、驚かれるだろうが、まあ、仕方がないよね。会う機会が無いから、言ってないんだけどさ。結婚式ったら、大々的にやるだろうからな。その時にバレるだろう。


 出来る限りの事はしてみるつもりだが、出来ることが少ないんだよ。貴族になるって言っても、所詮はお飾りの様なものだしな。ラウレーリンがメインだから。


 俺は添え物だよ。ポーションを作っているだけのただの人でしかない。俺はそれしかできないんだから、仕方がないだろう? ポーションを作る。それが錬金術師のあり方なんだから。

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― 新着の感想 ―
[一言] 姉ちゃんは近所に住んで飯を作ってくれてたけど、人を雇って大きく商売してからは飯作り止めたのかな。もしかして畑作る時に立ち退かせてた?
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