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魔力ポーションも作り始めます

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 5歳にて、1部屋与えられているって恵まれているよな。……その分両親とか、色々と必要な人が居ないんだけどさ。寂しくはない。錬金術があるからな。


 3階建ての建物で、1階が魔道具工房。2階が生活スペース兼部屋。3階が完全に部屋だけの構造になっている。ここはその3階建ての1室だ。


 ただいま、色々と機器を開発中です。ガラスの加工用の魔道具を作って貰ったんだ。鍋も何からもポーション瓶から作れるようになったぞ。とりあえず、急いで作るのは別の物なんだけど。


 そろそろ、魔力ポーションに取り掛かろうかなと思っているんだ。こっちは基本的に放置で良いからさ。資材が出来れば、道具を作ろうと思っていたんだよ。


 それが、この蒸留器。ちょっと特殊な構造をしているが、魔力ポーションを作るに当たっては、必須の道具となる。自作だから、ちょっとばかり大きめに作ったけど。これで1回で100本は作れるんじゃないかな。その位の大きさにしたんだよ。


 この蒸留器、加熱する部分が2つあるんだ。蒸留する物を入れる所が2つあるんだよ。そして、出口が1つしかない。気体の内に混ぜてしまうというのが、この魔力ポーションの作り方なんだ。


 本当は、冷水を流しっぱなしにしたいんだが、そうは言ってられない。なので、水のタンクは大きめに作ってある。多分大丈夫だろう。本当は水を流す方が良いんだが。


 普通はもっと小さく作るんだよ。その方が失敗しないから。一番の失敗の原因が火力不足なんだよな。それさえ解消出来れば、後は何とでもなるんだよ。


 その点は魔道具があるから、火力の問題は解決する。自動的に魔力ポーションが出来上がる仕組みになっている。凄く良い。後は、タンクの水がなんとかもってくれる事を祈るだけだ。


 タンクの水は抜けるようにしてある。ちゃんとコックを作ったからな。何気にこれが一番の難所だった。ガラス細工は初めてのことだったからな。なんとか巧く作れて良かったよ。この部分が失敗すると、後々大変な目にあう所だったからな。


 火の出る魔道具は、追加で2つ作って貰った。これでばっちりである。後は、試運転をしないといけない訳なんだが、とりあえずは、100個を作れれば、良い感じかな。蒸留にはかなりの時間がかかるし。火の世話が大変なんだけどなあ。


 魔道具のお陰で、寝ていれば、魔力ポーションが作れるという環境が出来たわけだ。水を冷やす魔道具も欲しかったんだが、聞いてみれば、出来るが、貴族の使うものらしく、魔石を馬鹿食いするそうだ。なので、そっちは諦めたんだよ。


 では、材料を買いに行こう。序でにポーションも売りにいかないといけないな。今日も1000本のポーションを作ってある。まあ買取所で売る分は少ないんだけどさ。


 前にいる人たちが多いんだよな。そこまでして、ポーションが欲しいのかと言いたいが、欲しいに決まっているよな。当然だ。欲しくない訳がない。


 ポーションは冒険者には必須の物だ。当然だが、1本や2本で足りる訳がない。100本単位で購入していっているよ。それでも、冒険者にとっては、利益が出るんだから、魔物の討伐報酬は大きいんだ。


 何せ、1度は亡ぼされかけているんだからな。またとなっては困るんだ。貴族が真剣に取り組んでいるよ。その分金がかかるのは仕方のない事なんだけどな。


 多少は国からも補助が出ていることだろう。詳しいことは全く知らないが、国が放置する訳にもいかないだろうから。貴族任せには出来ないだろう。


 そんな訳で、今日も1000本のポーションが飛んで行った。買えなかった人も居るくらいだ。買えなかった人は、ドンマイ。また次があるから。大体5日を目途に売りに来ているから。


 供給は全く足りていないのが現状だろうが。冒険者業も辛いよな。ポーションが無いとやっていけないんだから。怪我のリスクは常にある。後は、強くならないとな。


 そんな訳で、2階にやってまいりました。買うものは決まっている。カレハシスの実とアサガトの葉だ。この2種類だけで良いんだ。とりあえずはな。魔力ポーションの材料はそれだけだ。


 当然ながら、この名前は使われていない。恐らくだが、青の実と黄色の葉であっている筈なんだ。似たものは沢山あるんだが、多分間違いは無いと思うんだ。


 依頼の掲示板で確認したから間違っていないはず。でもさ、やっぱり名前は付けよ? 解らないって。沢山有ったらどうするんだよ。現に青の実って沢山あるんだよね。


 赤の実は少ないんだ。例のごとく、魔境の奥にいけば、あるんだけど、手前にある赤い実ってマリライカの実くらいだから。後は食用の実と間違えなければ、大丈夫だ。


「すみません。赤の実1000個と青の実100個、黄色の葉が100枚に銅板1枚の魔石を8個ください。お金はいくらですか?」


「お金は銀貨3枚ね。持ってくるから、お金の準備をお願いね」


 うーん。安くはない。品質は知れているんだろうし、安くはないよなあ。育て方を知らないんだろうな。知っていれば、育てているだろうし。野生の実を取ることを考えたら育てた方が良いんだよな。


 俺は教える気が無いが。自分だけは育てるつもりではいる。とりあえずは、独立してからの話になるし、畑も必要だからな。なるべく広い土地を買わないといけないのか。


 それは、少しばかり面倒だな。それまでになんとか、纏まった金を作っておかないとな。店をやるかどうかは別としてもだ。錬金術で食っていこうと思ったら、設備投資は必須だからな。

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