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研究所からの成果が良い感じ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 漸く来たぜ。この時を待ってたんだ。ずっと楽しみに待っていたんだよ。色々な事があったけど、これが一番の楽しみだったんだ。それが、今晩、漸く叶う。


 今日寝たら、恐らくは確職するはずなんだ。今日が15歳の誕生日だからな。7月29日。爺さんが間違っていなければ、今日のはず。ここまで、長い道のりだった。


 ポーションを作り始めて、気が付いたら、大規模な店が出来てしまったが、何も問題は無い。精一杯稼いでいるさ。税金を取らなくても良いくらいには稼いでいるんだよな。


 そして、何故か、子爵になるというね。貴族になってしまうんだよ。この都市を治める貴族になってしまう。確定なんだよなあ。決まったことなんだ。婚約者も、決まってしまっていた。


 何処から探そうかと思っていたんだが、そんな事は無かった。当たり前のようにポーションを作っていたら、貴族になってしまっていた。良く解らないけど、そういう事なんだ。


 そして、今は研究所も作って、錬金術の発展を願っている。あれから、研究所の方は、発展があった。対策ポーションが出来上がったんだ。それも2種類。大きな成果だ。


 1つ目は耐氷ポーション。氷の息を吐く魔物がいるそうだ。……多分あいつだろうなと思う奴がいる。予想が正しければ、氷の息以外は大したことが無い魔物だったはずだ。


 氷の息が一番やばい。触れたら凍るし、凍傷は酷いものがある。最悪の場合は、腕を切断しないといけない事になるんだよな。足かもしれないけど。体だった場合は、死ぬかな?


 装備にも甚大な被害があるんだよ。皮装備なら破壊されるし、金属鎧もかなり脆くなってしまう。普通に戦うのには、難易度がもの凄く高い。


 しかし、戦闘力自体は、グランドドラゴンよりも下だ。火よりも氷の方がやばいんだよ。死ぬ可能性が高いんだ。あいつであっているのであればの話だが。


 対策できてしまえば、何とでもなる。と言うか、事実何とかなってしまっていた。既にそちらでも、冒険爵が誕生している。素晴らしい事だな。対策必須であるが、対策さえしてしまえば、何ともないタイプの魔物なんだ。まあ、冒険者からの武勇伝ではの話である。


 そして、2つ目は、耐毒ポーション。毒の液体を吐いてくる魔物がいるそうだ。そちらも心当たりがある。毒の息ではなくて、毒の針でもなくて、毒の液体という所から、多分あいつだろう。


 対処を間違えれば、もの凄く危険な魔物だ。この魔物は、待ち伏せタイプの魔物なんだ。巣の中に入ると、忍び寄られて殺される。そういうタイプの魔物なんだ。


 ただ、攻撃力に特化しているんだろうな。防御力はさほどでもない。氷の息を吐く魔物よりも、倒すだけなら簡単なのかもしれない。ただし、待ち伏せを見破る必要があるだけで。


 待ち伏せを成功させられると、毒の液体で弱らされて、一気にやられる。それを防ぐことが出来てしまえば、奇襲さえ何とか凌げれば、後はそこまで強くは無いらしい。


 毒の液体が、最大の難所。そして、巣を作るタイプの魔物だから、罠に気を付けないといけないが、それ以外は、なんてことはない。そして、この魔物、恐ろしく高価なんだよな。


 毒袋もかなりの高額なんだが、もう1つの素材が、もの凄く高かった。昔ではだけどな。今は、もっと貴重かもしれないが。もの凄く綺麗な糸を手に入れられるんだよ。


 塩水で洗うと、凄く綺麗な、真っ白な糸を手に入れることが出来るんだ。昔は、それで作った衣服がもの凄く高値で取引されていたものだ。貴族の御用達みたいな感じだな。


 氷の息を吐く方は、そうでもないんだけど、毒の液体を吐く方は当たりの魔物だ。こちらも、続々と攻略者が出ている様子。俺もその糸が欲しいな。金ならあるぞ。


 そもそもの話、今の時代にそれを作っている人がどの位居るのかは知らないが、昔よりも貴重品だろう。という訳で、採取の依頼を出したよ。ラウレーリンは何故依頼をするのか解っていなかった。


 そう、今の時代は、あ奴の糸の価値を知らないという事なんだよ。絶対に量産出来ないタイプの糸なんだから、採取を頼むと大々的に依頼をしたんだ。なんせマジックバッグがあるんだから。


 そう。大量に採取が出来るんだよ。粘り気があるので、塩水で洗わないと価値が解らないだろうが、それはそれは綺麗な糸だった。ラウレーリンも納得してくれたよ。


 それで、晴れ着を作って貰った。貴族社会に出る日は近づいてきている。晴れ着は必要だった。それが、あの糸で出来ているんだから、素晴らしいの一言だろう。


 超高級素材だ。艶も素晴らしい。普通の服とは比べ物にならないくらいには美しい色艶と、肌触りも良い。完璧だろう。俺の服は、青を基調に黄色の糸で装飾されていた。


 もの凄く高い奴。一生着る事なんて無いと思っていた奴だ。まあ、一生が2回目なんだが。細かいことは気にしない。凄く高い服を手に入れた訳だ。


 なお、ラウレーリンが気に入って、乱獲をしているのは、ここだけの話。マジックバッグが悪いんだ。糸の回収率がやばい。巣を丸ごと採取してきているんじゃなかろうか。


 そんな訳で、研究所は順調だよ。ちゃんと技術で作れるように落とし込んでいるし、試みは成功したも同然だな。冒険爵が大量に誕生するのは、許してください。


 色々と順調です。素材の育成方法も研究してくれたみたいで何よりだ。今までのと同じように育てればいいから、楽で良かっただろうけどな。未開拓な部分を探求するのが本番なんだ。


 とりあえず、そんな感じ。極めて順調。そして、これで、確職したら、どうなるんだって話だよな。確職するよね? 2回目だから無しとか、そんなことは無い筈。

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― 新着の感想 ―
[一言] とうとう「庭師」になるのか……。 アクティブスキルは「高枝切りバサミ」とかかな?
[一言] オシャレな服の為に乱獲されるとは哀れな。 まあリアルでは羽根飾りとかコルセットの原料にされたせいで乱獲されて絶滅まっしぐらな生物とか結構いたけど、魔物ならセーフ……なのか?
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