ラウレーリン=マクファウスト3
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ポーションどうしようね? 増産する? 出来るけど。今は100人でポーションを作っている。農家は30人、その他素材を分けるのに100人雇っている。増やそうと思えば、増やせる。
ポーション作りには農家30人だと、300人程度まではなんとかなると思うんだよな。農家はこれ以上増えないから、農家以外の収穫係が増えないと、これ以上は難しそうだよ。
ポーションだけならな。スタミナポーションも作って貰っているし、これもうわかんねえな。どの位の人数が必要になるんだろう。畑も広げないと駄目かなあ。
「ポーションの増産をどうにかするとして、どうするんだ? 転売の対策とかはするか? 出来ないと思うんだけど? 商業ギルドが絡んできているだろうし」
「増産は限界までして欲しいですわね。今の畑の規模で構いませんわ。それ以上になると、色々と大変になってくるでしょうから。畑を増やすタイミングは、こちらで指示をします」
「あ、そう。増産はするんだ。出来るけど、限界までやれば良いんだな? それだと他の錬金術師に素材が行かないんじゃないか? そっちの方はどうしたらいい?」
「他の錬金術師への素材は、採取で何とかしてもらいます。冒険者の数も増えてきましたし、十分に対応出来ると思われますわ。後は、転売対策ですけれど、しなくても問題なさそうです」
「ん? 転売が一番買われると思うんだけど、そっちは対策をしなくても良いのか? 商業ギルドが絡んでくるだろうから、色々と難しいんじゃないかって思うのはそうなんだけど」
「というよりも、転売はどんどんと推奨していきます。この地に冒険者を集めたいわけでは無いですから。他の地でも冒険者の活動はしてもらわないと困ります」
「あー、そうか。魔物の氾濫を抑えて貰わないといけないから、そもそも冒険者をここに集める訳にはいかないのか。そこまでは考えていなかったな。だが、それでも、冒険者は集まってくるだろう? それは良いのか?」
「冒険者が集まってくること自体は、仕方がありませんわね。こちらではどうしようも無い事ですから。なるべくは地元の町で頑張って貰いたいものではあります。それと商業ギルドについては問題ありません。既に話は付けておりますので」
「あ、そうなんだ。そこの話がついているのであれば、まあ、問題無いのか? というかだな。冒険者が多すぎるってのは、どうしようも無いのか?」
「どうしようもないですわね。どうしても、農村から、人口が溢れ出してきますから。人口が増える事は、これからも起こります。その時の対応は、しなければなりませんが、まだまだ先の話ですわ」
「まだまだ先の話か? 結構不味いと思うんだけど。冒険者になるくらいしか仕事が無いってのが不味いんだと思うんだけど、どうなんだ? そっちの方は対策しなくても良いのか?」
「農村人口の流出については、マクファウスト家で対応しております。本家の方ですわ。そちらで、職業の斡旋から、支援までやっております。他の貴族家がどのようにしているのかまでは知りませんが」
「そうなんだよな。俺が問題にしているのは、そっちの方でさ。冒険者って自由業な訳だろう? 単純にポーションが多い地域に来てしまうんじゃないかって思ってさ。ポーションは大事だろ?」
「……流石にそこまでは、考えていないとは思いますわ。しかしながら、マクファウスト家は食糧を輸出している程には生産体制を整えています。今はまだ大丈夫かと。本家には連絡をしておきます」
「そうしておいた方が良いとは思うんだよ。このままだと、土地が足りなくなりそうだからさ。魔境の開拓って進んでいるのか? ここら辺はどうなっているのか知らないんだけど」
「魔境の開拓は、順調に進んでいますわ。幾つかの辺境伯家が動いていますから。その辺は心配はしなくても大丈夫です。むしろ良好な関係を築けている方ですわね」
「そうか。それなら、問題は先送り出来そうなのか? まあ何とかなるだろう。それで、商業ギルドに話を付けてあるって言うのは? 転売って結構な問題になりそうなんだけど」
「商業ギルドには、我がマクファウスト家の領地内での転売を許可しております。それ以外の地に持ち込む場合は、許可が必要になります。後は、転売をマクファウスト家でも主導しております」
「え? 転売を主導してるのか?」
「ええ、これも辺境伯家との繋がりを維持するためですわね。何処が一番ポーションが必要なのかと言われたら、辺境伯家ですから。あそこがポーションの一番の消費地です」
「あー、そうか。辺境伯家にポーションを回しているのか。そりゃそうか。人口が増えるのと同時に、土地を増やしていかないといけないだろうからな。畑はそんなに簡単に増やせない……事はないか」
「いえ、農村も農家の職業が増えておりますが、それでも土地には限界がありますし、成長を早めても、農家の力量に寄って変わってきますから、辺境開発は必須です」
「となると、ポーションか。ポーションは何処にでも必要だからな。結局はポーションを作らないといけないのか。それも思った以上に大量に。転売を推し進める程度には、必要なのか」
マジでか。そんな一大事業になっているとは思わなかったぞ。辺境伯家ねえ。魔境を開拓するのは、もの凄く手間と労力がかかるからな。それを開拓となると、凄いんだよ。
昔もしていたんだけど、それに金を突っ込むのは解る。だけど、税金を沢山とっていくのは、嫌だったんだよ。直接的には関係ないからな。
しっかし、そうなると、ポーションの増産も結構な速度でしないといけないんじゃないかな? 沢山いるでしょ。農家の数が増えても、農地が増えないと作物を育てられない……事は無いんだけど。
土地さえあれば、成長を促進すれば、何とかなってしまうんだろうなあ。でも、やっぱり土地が無いと、農家的には厳しいか。抱え込む農家の数も関係してくるだろうからな。