何度目かの祭り、行政長官の上に人が来ました
OFUSE始めました。
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「この度は、グランドドラゴンを討伐せしめ、猛者の等級へと登り詰めた冒険者に、冒険爵を叙爵する。おめでとう。これからも良く励むように」
おぉー
うん。今日は、今年、7度目のお祭り。皆慣れてきたよな。当然だけど。だって、対策が出来るんだもの。グランドドラゴンを狩れない道理が無いよな。しっかりと対策をしていれば、狩れるんだよ。
だって、あいつら、火を吹く以外の行動は、他の魔物と大差が無いんだからな。そりゃあ防御力なんかが高かったり、色々とあるけども。所詮は火を吹く事を除けば、普通の魔物なんだ。
冒険者が勝てない訳がない。準備さえ怠らなければ、負けはしないんだよ。所詮はグランドドラゴン。ドラゴン界で飛べないという欠落した性能しか出せない魔物なんだ。
ドラゴンは強い。しかし、最強ではない。最強なのは、何処まで行っても、人類だ。対策もあれば、道具もある。やりたい放題出来ているのが、人類だからな。
そうでなければ、とっくの昔に滅んでいる。いや、滅びかけたところを、神様に助けて貰ったんだったな。それで、人類がさらなる力を手にしてしまった。ただでさえ強かったのに。
冒険爵も増えたよな。今回の叙爵式で、また6人の冒険爵が増えた。猛者に上がった冒険者が増えたわけだ。良い事じゃないか。祝うべきものだよな。新な貴族が生まれるんだから。
そのまま、騎士爵に成れる人は居ないものなのか。そろそろ出てきても良いんじゃないかって思う訳なんだがね。冒険爵を得た冒険者たちが、何をしているのかは、よく解っていないんだけどさ。
色々と出来ることはあるとは思うんだけどな。討伐をするとか、後進を育成するとか、討伐をするとか、討伐をするとかさ。グランドドラゴン狩りに出ても良いんだよ?
もっと奥地へと、冒険をしても良いんだよ? もっと奥地には、何があるんだろうな。さぞかし、良いものがあるに違いない。是非とも採ってきてもらわないと。
研究をしないといけないんだ。色々と研究をしていかないといけないと思っている。エリクサーの上位互換だって、出来るかもしれないんだから。解らんことは、沢山あるけどな。
まずもって、素材の理解を増やさなければならない。未だかつて使われていなかったものを、素材として使っていかないといけない。昔には無かったものか。何処かにあるとは思うんだよな。
それが、この魔境の奥地にあってくれると嬉しいんだけど。ただ、問題なのは、それに気が付くかどうかなんだよな。俺が素材として、認識できるのかどうかなんだよ。
有用な素材であっても、素材として、認識していなければ、ただの植物だからな。もしかしたら、魔物由来の物もあるかもしれないが、基本的には、植物由来のものだと思っているんだよな。
それが、今までの基本であったし、植物由来だからこそ、量産出来るんだから。魔物由来の物は、量産に向かない。毎度毎度魔物を倒さないといけないからな。
そんな訳で、冒険爵を取った諸君には、もっと魔境を探索してもらいたい訳なんだよ。もっと奥地に何がいるのか。それを確かめて貰いたい。出来れば、素材になるものも探してもらいたい。
今回も、良い冒険者が誕生したんだから、その内出てくれるとは思うんだけどな。毎度毎度グランドドラゴンを狩ってくるというパーティーがあっても良いじゃないのさ。
その辺は、どう考えるのかは、冒険爵次第だ。なって終わりだと思ってくれるなよ。なってからが本番だと思って欲しい。そこで、君の冒険が終わりって訳では無いだろう?
でも、探索をするのであれば、上級耐火ポーションが必要だよな。上級耐火ポーションの素材は、育て方が解っていないから、採ってきてもらうしか無い訳なんだけど。
上級耐火ポーションはそれはもう、凄いぞ。作る手間は、殆ど変わらないんだけど、圧搾機が欲しいな。魔道具で。そっちも準備はしておく必要があるかもしれない。
何せ30日は耐火状態になるんだからな。さらに火に対して強くなるんだよ。栽培が出来ない以上は、高くならざるを得ないんだけどな。高くなるよな。仕方が無い事だけど。
栽培できれば、良いんだけどな。栽培が出来ないんだよな。昔も栽培方法が解らなかったんだよね。効果が効果だから、試していた人はいるとは思うんだけど。
俺も、世界樹の方と並行して、素材を仕入れるかなあ。ポポコの実って言うんだけどな。赤い四角錐の実なんだけどな。絞って果汁だけ使うんだよ。基本は混ぜて放置なんだけど。
「それでだ。此度は、アルローゼンに対して行う事がある。最近は、アルローゼンで冒険爵が複数誕生している。それは喜ばしい事だ。よって、我が娘を代官としてこの町に常駐させることにした。ラウレーリン、前へ来なさい」
「ご紹介に預かりました、ラウレーリン=マクファウストと申しますわ。以後よろしくお願いいたします。アルローゼンをさらに発展させて見せますわ」
おぉー
ほう、そう来たか。何回も呼ばれるのは辛いだろうからな。しかし、自分の娘を代官にするのか。何か、良い職業でも貰ったのか? その可能性はあるよな。職業って大抵壊れているし。
まあどうでもいいけどな。俺は俺のやりたいようにやるからな。まずもって、世界樹の栽培方法の確立だろう? それとポポコも栽培したいよな。色々とやりたいことが沢山あるんだよ。