終戦したが……
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結局、終戦するまでに7年の年月がかかった。長かったと思うだろう? まだまだこれからもやることがあるんだよ。占領を続けないといけない。
実はそうなんだよ。論功行賞が行われて、領地の配分が終わるまではこのままなんだ。だから、後1年くらいはかかるんじゃないかな。何処に誰の領地が行くことになるのかが解らないんだから。ざっとで良いとは思うんだけどな。
多分だけど、派閥でここからここまでって決められているんだろうと思う。そうしないと全部の貴族家の転封の面倒を王家が見ていたら終わらないもんな。
派閥に渡して、派閥の中でやり取りをしてもらう事になるんだろうと思う。そうしないと纏まるものも纏まらない。
まだまだやらないといけないことが多くあるんだよなあ。こっちは占領をとりあえず続けないといけないんだけど、息抜きの必要な仕事だ。特に冒険者なんかは息抜きが絶対に必要である。まあ、色々とやらせているけど、まあ中々にな。
まだこの領地を貰えるとも限らないので、内政をするわけにはいかない。方針が違うと面倒ごとになる可能性もあるからな。
貴族家によって、内政方針が違うんだよ。ミッチェルハーロウ公爵派閥は農業を中心として、それ以外の特産品を用意するってのが方針だし。
他の派閥の事は知らない。ミッチェルハーロウ公爵派閥が嫌になったって訳でもないしな。他の所を知るだけ無駄だ。
でもまあ、もうそろそろしたら帰れるとは思う。戦争で7年間も戦ったんだし、そろそろ帰りたい。まだかかるのは解っているんだけど。
多分だけど、今の所は王族と公爵家が何処の領地を貰う事になるのかを吟味している筈なんだよな。何処が良いという話をしているはずだ。
正直、何処でも一緒だとは思うけどな。ここまで来たらどうせ飛び地にしかならないんだから。全部転封って訳にもいかないから、飛び地になることは確定しているんだよな。問題は何処まで大きな飛び地を貰えてしまうのか、なんだよ。
新開拓領地は、村1400、町120、都市30だった。これよりも大きくなることは確定していると言ってもいい。倍くらいになってもおかしくはない。
どう考えてもおかしいだろうって領地の広さになると思うんだよなあ。どうやって管理すれば良いんだろうか。解らんよな。
ただでさえ文官が不足しているんだ。これ以上どうやって内政をすれば良いんだよ。文官を殺す気なんじゃないかとさえ思える。
仕事は沢山あるぞ。多分だけど。全部の道路を整備するだけで結構な費用がかかると思う。そこにポーションの製造工房を作らないといけないんだろう?
色々とやることが多すぎる。こんなに仕事を増やしてくれなくても良いんだけどな。もっともっと仕事は少なくても良いんだけどな。
ロレシオやクラークは頑張って貰わないといけないだろう。今後の事を考えると、逃げられるわけもないんだから。新領地をどうしていくのかは、ロレシオが考えないといけないことなんだ。今後の未来をどうしていくのかだよな。
「ウェンリー兵士長ならどうする? ここまでやらかしたわけだけど、何かいい案があると思うか? 今後の事についてだけど」
「そうですね。とりあえずは領地の配分でしょうが、確実にいえるのは、今まで国境を守っていた辺境伯家はそのまま移動させると思うんですよね。そうしないと、砦を守るノウハウがないわけですから、新しい辺境伯家を興すのかって言われると違うと思うんですよ」
「まあ、それは確かに。今までの辺境伯家の仕事を継続してもらえる方がいいだろうからな。それはそうなると思う」
「で、その後ろですよね。同派閥の貴族家が領地を持つんじゃないですかね? 前回の戦争の時は、やむを得ずミッチェルハーロウ公爵派閥と王家が持ちましたけど、影響力から考えると、同じ派閥で持つ方が良いと思うんですよね」
「そりゃそうだろうな。そうしないと色々と不満が出てくるというか、貿易にしても支障が出てくるだろうからな」
「でしょう? なので、こことここは確定でこの派閥が持っていくと思うんですよ。残りの3つをどうするのかですが、海はどの派閥も欲しいと思うんですよね。なので、こうなるかなと」
「縦に3分割か。それが一番無難だろうな。それで? 辺境伯はどうすると思う? こことここに2家欲しいと思うんだけど」
「欲しいと思う所に宛がうしかないでしょうなあ。ミッチェルハーロウ公爵派閥が必要と感じるのであれば、真っ先に抑えることは出来るとは思いますけど……」
「要らないって言いそうな気がするよな。それは俺でもなんとなく解る。バズビーテイラー辺境伯家の領地で十分って感じがあると思う」
「ですので、この2つの家でこんな感じで辺境伯家を置くと。ここはどうなるのかは解りませんけど、ざっとこう考えられるんじゃないですかね?」
「確かにな。そう考えると一番文句が出ないというか。でもここについてはどうするんだ? ここの派閥が違うんだけど」
「細部をどうするのかまでは流石に解りませんけど、こう、こっちを広げてここの場所を確保すれば、ある程度は出来るんじゃないかとは思いますね」
「あー。で、ここにミッチェルハーロウ公爵派閥が入ると。沿岸部も貰えるし、良い立地ではあるよな。辺境伯家が貰えなかっただけで」
「むしろ要らないでしょうから、積極的に押し付けるんじゃないですか? その分領地を小さくしてもらうって感じで。でも、限界はあるでしょうから、ある程度は貰わないといけないんでしょうけどね。王都を落としたのはミッチェルハーロウ公爵派閥ですし」
「そういやそうだったな。だとすると、ここがもう少しこっちまでいくのか。難しい所じゃないか? これだとかなりの領地を貰う事になるんだが」
「貰わざるを得ないでしょう。そうしなければ誰も納得しませんし。領地が増えて困るって思っているのはミッチェルハーロウ公爵派閥だけですからね。それ以外の派閥は領地が増える事と、飛び地が増える事の管理体制がこんなに厳しいものになるとは考えても居ないでしょうし」
「功績的にはこの位が妥当なのか。となると、半分以上の貴族家が転封をしないと行けなくなりそうな感じだな。こっちからこっちへと移動する貴族家が増えそうだ」
「でしょうね。で、マクラーレン侯爵家はこの一帯かなと。飛び地で、沿岸部が無く、纏まって領地を貰うのであれば、この辺が妥当でしょうね。寄子の出し入れもするかと思いますよ? 多分ですけど、寄親を変えないといけない事にもなると思いますし」
「それもありえそうだな。辛い所ではあるが、仕方がない側面が大きいか。うーん。この辺か。情報が無いから、何があるのかも解らないな」
「まあ、良いんじゃないです? ハインリッヒ様もそこまで関わらないでしょうし。お孫さんたちが苦労をするんでしょうけど。この配置的に、どう頑張っても苦労はしますよね。ヘリコプターが完成していなかったらと思うとぞっとしませんか?」
ヘリコプターがあってもぞっとするんだけどな。移動に何日かかるんだよ。ヘリコプターでも2日はかかるんじゃないか? よく解ってないけど。面倒な事にはなるだろうな。
俺が面倒を見る事になる訳では無いから良いんだけどさ。孫たちは頑張ってくれ。絶対にこの領地になるとは限らないが、面倒になることは確定している。
面倒ごとは少ない方が良いんだけどなあ。でも、こうなった場合は面倒にしかならないからな。どうしたら良いんだろうか。
何かいい案があれば良いんだけどな。何かあると良いんだが、何かあるのか? 魔道具で何かできないだろうか。




