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買い物します

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 まずは、最重要課題。ポーション瓶をどうにかして、手に入れないといけない。錬金術の基礎はポーションだ。そのポーションを入れる瓶をどうにかしないといけない。


 1500年前……昔でいいか。昔は、職人が作っていたから、それなりに費用がかかったんだ。ポーション瓶を手に入れないと、ポーションを作っても売れない。


 だから、最重要課題なんだ。まずはそこから。それ以外の物は何とでもなるからな。最悪、自分で採取に行けば良いんだからな。問題は大きい所から片付けていく。


 そんな訳で爺さんに相談だ。何で爺さんかって? 魔道具になんか良いものが無いかなって思ってさ。まずはそこから潰しておきたい。便利な物があれば、いいんだからな。


「爺さん。ポーション瓶を作る魔道具ってあるのか?」


「おう、あるぞ。だがな、ハインリッヒ。教会で勉強をせん奴には魔道具は作ってやらん。まずは勉強をしてこい。話はそれからだ」


「それ、汎用結界の設計書なんだろ? 勉強は終わって来たぜ。爺さん、さあ作ってくれ」


「……お前。この間行って来いって行かせたばかりだろ。まあいい。本当に勉強が終わってるんだったら作ってやるよ。5日ほど待て。作ってやる。だがな、ポーション瓶を作るのには、魔石が必須なんだ。魔石は買って来いよ。小遣いはやるから色々とやってみな」


 そんな訳で、解決です。……え? 本当に? いや、そこが一番の難所なんだって。ポーション瓶の量産が可能? 魔道具ってやばくね? 量産、出来るんだよな?


 とりあえず、爺さんから、銀貨1枚を貰った。銀貨か。後の材料がどの位の費用がかかるのかに因るが、とりあえずは、お金を貰った。大切に使おう。


 そうなると、次は火の問題なんだが、台所にあるあの魔道具を作ってくれないかな。火が出る奴。あれも、魔道具なんだよな。便利だよな。魔道具。職業が無いと作り方も解らないんだけど。


「爺さん。あの台所にある火の出る奴も作ってくれ。姉ちゃんがいつも使ってるあれ。あれも欲しいんだ。あれには何日かかるんだ?」


「ポーション瓶の奴と一緒に作ってやるよ。5日待て。それまでは、その金でなんとかして来い。魔道具の面倒は儂が見てやる。それ以外はなんとかしろ。好きにやってみせい」


 ああ、好きにやらせてもらうぜ。後は、鍋とナイフとマリライカの実とキュールの葉だけだからな。まずは鍋とナイフとマリライカの実だな。市場に行って来ないといけないな。


 そんな訳で、市場です。自由市って感じだな。町の一画が市場になっているんだ。ここでなら、何でも揃うはずだ。そこまで貴重品って訳でもないからな。


 まずは鍋だ。こいつを買わないといけない。できれば、ガラス製の鍋が欲しい所なんだが、そんな贅沢は言ってられない。鉄の鍋で我慢する。


 ガラス製の鍋については、少し考えがあるので、後でいい。とりあえず、鍋があれば嬉しいんだが、何処に行けば、鍋が買えるんだ?


「おばちゃん。鍋が欲しいんだ。何処に行けば鍋が買えるかな?」


「あらあらお使いかい? 偉いねえ。鍋はあっちだよ。こっちは食品売り場だよ」


「おばちゃん、ありがとう」


 お礼を言ってあっちの方へ向かう。食品売り場か。まあ入り口付近だし、仕方がないかもな。鍋はあっちと。序でにナイフもあれば完璧だな。多分大丈夫だろう。


 無事に鍋とナイフが買えました。鍋が銅板1枚。ナイフが銅板2枚。後、銅板7枚しか残っていない。まあ仕方がないか。次で最後だ。マリライカの実を探さないと。


「おじちゃん、マリライカの実って何処で売ってるのか知らない?」


「マリライカの実? 聞いたことねえな。食べ物か?」


「ポーションの材料に使う赤い実だよ」


「ポーションの材料が欲しいなら、冒険者ギルドで依頼をかけないといけないだろ。その辺の畑で採れるもんじゃないんだからよ。冒険者ギルドに行ってみな」


 ……なんですと? マリライカの実が畑で採れないとはどう言う事だ? 普通に畑で採れるだろうに。確かに肥料は少しだけ、面倒だが、畑で採れる筈なんだがな。


 まあ、いいや。冒険者ギルドに行けば良いんだな。冒険者ギルドの場所は知っているぞ。この前、教会に連れて行ってもらうときに、兄ちゃんから聞いたからな。


 どうも、俺の兄ちゃんは、冒険者になりたいそうなんだよな。確職で狙っているんだと。昔は冒険者って言ったら、腕っぷしでなれたんだが、どうやら今は違うらしいな。何をするにも職業を貰わないといけない時代になったんだろうな。


 だが、そんな事は気にしない。錬金術が出来ない訳じゃ無いからな。出来ると言えば、出来るのだ。普通なんだがな。それが普通になっていないってどうなっているんだろうか。


 そうだ。冒険者ギルドに行くんだったら、魔石も買わないといけないんだよな。魔石がいくらなのかが解らんのだがね。魔石は魔物の体内から採れるからなあ。


 大きいと価値がある。それは変わっていないはずだが、何にしても、魔石の価値が全く読めない。魔道具があるんだから、それなりの価値があるとは思うんだが、どうだろうか。


 魔道具にも魔石は使われているはずだ。このマジックバッグにも使われているからな。いい感じのアクセントにしてあって、大変おしゃれだが。


 まあ冒険者ギルドに行ってみれば解るだろう。まずはそこから始めないと。冒険者ギルドかあ。柄の悪い人間のたまり場になっていないといいけどな。

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