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量産の準備を整える

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 ポーションの生産量は落ちないし、落とせない。上げる以外の選択肢がない。冒険者たちが、活発に動けるようになったのは、ポーションのお陰だから。だから作らざるを得ない。


 今日も生産に励んでいる訳なんだが、隣では、解体工事が行われている。昨日、言った通り、今日から始めたようで、既に3階部分が無くなっている。


 流石に早すぎないか? これが確職の力なんだろうか。職業が大工の集団は侮りがたいな。このペースでいくと、5日も掛からない内に、工事が終わりそうだ。


 それは良いことではあるんだけど、準備が間に合っていない。魔道具が足りない。水を汲み上げる魔道具が欲しい。その他、ポーションの瓶詰めをする魔道具が欲しい。


 欲しい魔道具は沢山あるんだ。手持ち分しか無い以上、もっと手に入れなければ、生産が追いつかない。素材があっても、瓶詰に時間を食っていては、しょうがないからな。


 今で、10台の魔道具を動かしている訳なんだが、20台に増やしたい。室内はギリギリ入るかな? 多分大丈夫だろう。色々と詰め込み過ぎている感じがするが、その位はやらなければ。


 ポーション不足は深刻なんだ。昔よりも、冒険者の人口が多いのが悪い。何で人口爆発が起きているんだよ。神様も、もうちょっと生産の方に目を向けてくれると嬉しいんだけどな。


 詰まる話が、魔道具が欲しいんだ。生産効率を上げようと思うと、魔道具が必要だ。人力でやっても良いんだけど、そんな面倒な事をするよりも、魔道具を使った方が早いだろうからな。


 そんな訳で、魔道具工房にやってまいりました。中間上位の住まいの所です。その位は稼いでいるだろうな。魔道具って、お高いイメージがあるんだけど、どうなんだろうか。


「すみません。魔道具の注文にやって来ました」


「いらっしゃいませ。ああ、ユルゲンさんとこの。道具を売ってくれてありがとうね。大切にされていたみたいだし、こっちでもしっかりと使っているからさ」


「それは、道具も喜ぶでしょうね。それで、魔道具の注文なんですけど」


「はいはい。どのような魔道具が必要なんですか?」


「まず最初に作って欲しいのは、井戸から水を汲み上げる魔道具です。それを1つ作って欲しいです。後は、火を熾す魔道具を20個と、これと同じ物を20個、作って欲しいです」


「ちょっと待ってね。水を汲み上げる魔道具と火を熾す魔道具は解ったんだけど、これは、錬金術師に売る魔道具かな。それを20個も必要なの?」


「そうですね。とりあえずは、20個あれば、足りると思います」


「まあ、作れって言われたら、作るけどね。でも、お金は大丈夫? 魔道具って結構なお値段が、ああ、そうか。ユルゲンさんの遺産があるか。なら大丈夫かな。ちょっと待っててね」


 そう言うと、奥へ行ってしまった。取りに行くものなんてあるのか? よく解らんのだけど、まあ何かしらを取りに行ったんだろう。で、直ぐに戻ってきた。


「火を熾す魔道具なんだけど、どっちのタイプがいいかな? こっちとこっちね。両方とも、使いやすいとは思うんだけど、用途が解らないからさ。魔石の節約ならこっち。火力を弄りたいならこっちかな。用途で使い分けるでしょ? どっちがいい?」


「火力を弄れる方でお願いします。火力を弄れないと、面倒になるので」


「そう。こっちのタイプで必要なのね。じゃあ、全部で、白金板2枚と、金板3枚になるかな。お金の方は大丈夫なんだよね?」


「はい大丈夫です。即金で渡した方が良いですか?」


「魔道具商売は即金が普通だよ。それにしても、何かを始めるのかい?」


「畑を増やすので、色々と必要なんですよ」


「畑を広げるのであれば、汎用結界も広げないと不味いんじゃない? ユルゲンさんのお宅は、汎用結界を使っていたからね。広げないと、泥棒に入られるよ?」


「え? 自宅に汎用結界を使っていたんですか?」


「うん。行ったときに確認したからね。普通は警備結界の方を使うんだけど、流石だなあって思ったもんね。警備結界の方が安いんだよ。色々と限定はされるんだけど、警備結界で十分なんだよ。それが、汎用結界を使っているんだって感心したんだから」


「知りませんでした……。それで、それも弄らないと駄目なんですか?」


「駄目だろうね。汎用結界を弄るとなると、費用が嵩むけど、作って張り直すよりは安いから。白金貨1枚で受け付けるよ?」


「じゃあそっちもお願いします。畑が出来るのが、もうちょっと後なので、他の魔道具の納品の時に一緒にしてもらうのって可能ですか?」


「魔道具を作るのに、10日は欲しいんだけど、それでも良いなら大丈夫。でも、納品するのであれば、マジックバックも買ってくれると嬉しいかな。納品が楽になるし金板1枚で良いしね」


「あ、じゃあ序でにマジックバッグも買います。お金はこれで。後は、必要なものは無いかな?」


「そう? また必要になったら言ってね。こっちも商売だから、時間が無い時もあるかもしれないけど、そういう時は、他の魔道具師に声をかけるからさ。横の繋がりって奴ね」


「解りました。じゃあ、そう言う事で、お願いします」


 魔道具については、これで大丈夫だな。それにしても、爺さん、汎用結界を自分の家に使っていたんだな。何にも違和感が無かったんだけど、何処に置いてあるんだろう。


 その辺も聞いておかないといけないよね。魔石が切れたら動きませんってタイプだと困るし。どういう作りなのかは解らないからな。マジックバッグはずっとらしいけど。


 破れたりしたら、効果が無くなるんだけどね。だから、マジックバッグも消耗品ではあるんだよ。雑に扱うと、金板が飛んでいくんだよ。安いなあとは思うけども。


 10日は欲しいという事だから、15日くらいはかかるのかな。その位の余裕を見ておけば、問題無いだろう。こっちも色々と準備をしないといけないし。鍋も大きくしないといけないしな。

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