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土地を買うぞ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 午後からの仕事をとりあえず、いい感じのところで終わらせて、商業ギルドにやって来ました。昨日も来たんだがな。何かと御厄介になります。良いことなんじゃないかな?


 さて、建物の売買はどの階の窓口が担当しているんだろう。1階じゃ無いよな。開業から閉業までらしいし。拡張は仕事の内ですかね? まあ聞いてみないと解らんけども。


「すみません。建物の売買は何階で手続きをすれば、良いですか?」


「土地、建物については4階で行っています。そちらの方へ行ってください」


 ほう、4階ね。税金の事とも違うんだな。土地はどうやって管理をしているんだろう。貴族が管理していると言われたら、それはそうなんだけど、実質の管理者は、商業ギルドなのかな?


 そんな訳で、4階です。雰囲気は変わらんよ。何処も似たり寄ったりです。皆さんお仕事の真っ最中ですね。仕事を増やすよ。俺の都合だからな。畑を増やしたいんだ。


「すみません。建物を買いたいんですけど、どうしたらいいですか?」


「建物を買う、ですか? 土地を買われるという認識でよろしかったでしょうか?」


「あ、そうですね。欲しいのは土地です」


「解りました。少々お待ちください」


 そうだな。欲しいのは土地だ。建物が上に建っているだけであって、欲しいのは土地だな。その辺を間違えると大変な事になりそうだな。欲しいのは土地。そう、畑にする土地なんだ。


 てことはだな。建物は、土地の所有であるという事をもって、占有していると考えて良いんだろうか。昔もその常識で良かったんだよな。土地の上に建てた物は、土地の人の物だった。


 やれ、畑が土地を侵しているだとか、色々という事があったなあ。最終的には、役人が出てきて、どっちが税金を払っているのかで、決着を付けていたか。


「お待たせしました。こちらが、所有者が解る地図になっております。何方の土地をお買い求めですか?」


「えっと、あ、すみません。ここなんですけど、俺の爺さん、ユルゲンなんですけど、亡くなったので、所有者はハインリッヒになります」


「あら、そうなんですね。こちらは修正させていただきますね。5年に1度、教会と照らし合わせて、亡くなった方の名前と同一の土地所有者に確認を行うんですが、まだですからね。本当は、相続をしたら、直ぐに報告をしないといけないんですよ。よくある事ですけど」


「……すみません。知りませんでした」


「よくある事なので、問題ありません。土地税は払ってますか? それもよく忘れられているんですけど。手続きは3階でしてもらわないといけないですが」


「あ、土地税については払ってあります。ありがとうございます」


「解りました。では、購入したい土地は、何処になるでしょうか?」


「えっと、こっち側の土地が欲しいんですけど。建物1つ分の土地が欲しいです。欲しいんですが、名前が入っていないという事は、今は持ち主がいないという事で良かったですか?」


「ええ、その認識であっております。この辺りは、中間下位層なので、空きが多いんですよ。もっと便利な土地に行きたがりますからね」


 ふーん。中間下位層ねえ。まあ色々と不便なのは確かだけど。冒険者ギルドからも商業ギルドからも自由市からもちょっと遠いしな。メインの場所では無いって事なんだろうな。


 普通の所は、中間中位だろうから、ちょっと高めの中間上位層の所に住むんだろうな。その辺りが、ボリュームゾーンだろう。それ以下の人たちは、そもそも下層の人たちだから、もっと安い所に住むだろうし。中間でも下位の所は、人気が無いんだろうな。


 その証拠に、俺の家の隣は空いていた訳だし。反対側は埋まっているな。でも、隣の隣も空いてるじゃん。その隣も空いてる。畑を広げるなら、こっちに広げた方が良いんだな。


「解りました。ここを買います。幾らになりますか?」


「ここの土地は、税金が金貨1枚ですから、金板1枚で購入が可能です。購入しますか?」


「買います。金板1枚はここで支払えば良いですか?」


「そうですね。ここで支払いをお願いします。……では、頂きました。今日から、この土地は、ハインリッヒ様の物となります。なお、領主様から移転願いがあった場合は移転してもらいますが」


「それは、そうでしょうね。解りました。税金はどうしたら良いですか?」


「今年の分から発生します。なので、序でに払っておいた方が良いでしょうね」


「解りました。ありがとうございます。後、解体業をしている所を紹介してもらえませんか?」


「仕事の斡旋などは、1階で対応しておりますので、そちらでご確認ください」


「解りました。ありがとうございます」


 とりあえず、3階で税金だけ払っておく。金貨2枚で済むんだから、凄いよな。もっと取られてもおかしくない収入なんだが。まあ脱税しているわけでも無いし。いいけどな。


 その後、1階で、解体業と言うか、大工をしているお店を教えて貰った。解体が専門って所は無いらしい。まあ普通はそうか。大工の仕事だよな。


 職業が大工なんだろうな。なんでまた職業が大工でないと大工に成れないのかが解らないけどな。普通に出来るだろう? 大工は大工なんだから。


 別にどっちでもいいけどな。更地にさえしてくれれば。あ、真ん中に井戸は欲しいな。水をやらないといけないからな。水を汲み上げる魔道具も買わないとなあ。面倒だし。

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