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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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完売御礼、明日からの事を考える

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 2時間後くらいか。その時間はとうとうやってきた。こればかりはどうしようもない。避けようが無いんだ。甘んじて受け入れるしか無いんだよ。


「閉店ですぅ。ポーションもぉ、魔力ポーションもぉ、無くなりましたぁ。閉店ですぅ」


 在庫が無くなれば、閉店するしか無いんだ。すまんな、買えなかった人たちよ。騒いでもどうすることも出来ないんだ。今日の分のポーションは売り切ったんだ。


 明日の分は明日の分なんだ。作っている最中だが、それは売れない。仕方が無いんだ。売りたいって思いはあるけど、それをすると、毎日同じことをやらないといけなくなるからな。


 さて、今日の利益は確定したわけだ。確か今日の在庫は結構多かったはず。1日の分もあったからな。次回からはもう少し、利益が少なくなる見込みだ。おかしな利益を出している訳なんだが。


 これが無税だってんだから、おかしな話だ。職業を使っていない利益だから、納税する必要は無い訳なんだ。どう考えてもおかしいよな。これだけ利益が出ているのに、無税って。


 職業に対する絶対感が問題なんだろうけどな。職業でしか稼げないだろうと思っているから、こういうことになるんだ。錬金術なら、職業が関係なく稼げる。それは今回証明しただろ。


「お疲れさん。最後の方は大分慣れてたじゃないか。この調子なら、任せても大丈夫そうだな」


「大丈夫だと思いますよぉ。冒険者の皆さんもぉ、解っている方がぁ、多いですからぁ」


「下手に喧嘩をするだけ、無駄だからな。怪我をしても、ポーションもなければ、治せないからな」


「そうですねぇ。お客さんが大人しいのはぁ、やりやすいですぅ」


「子供じゃないからな。騒いでも無駄だというのが解っているんだろう。それよりも、今日はこれでお終いなんだが、どうする? 帰って貰ってもいいぞ」


「いいんですかぁ? 普通はぁ、拘束時間がぁ、あると思うんですけどぉ」


「居て貰っても、することが無いからな。とりあえず、今日の感じでやってくれれば、こちらとしては、問題ない。明日からもよろしく頼むよ」


「解りましたぁ。それじゃあぁ、これで帰りますぅ。お疲れさまでしたぁ」


 どうぞどうぞ。仕事が終わったら帰って結構。仕事が終わるまでが仕事だからな。仕事が終われば、何のことは無い。帰ってくれても、何も問題は無いんだよ。


 後は、俺が頑張るだけだからな。まあ時間に余裕はあるんだ。ちょっとばかり、余裕ができる様になるんだから、今後の事も考えて動かないとな。


 まずは100本鍋から手を掛けようか。300本鍋くらいにはしないといけないだろう。ポーションの作成速度を考えると、そうした方が良いのは確実だな。そうなると、魔道具も欲しくなるんだが。


 ただ、収穫量が変わらないから、そこだけなんとかしないといけないな。隣の家を買って、潰して、畑にしないといけない。そして、収穫専門の人材を雇わないといけないな。


 冒険者でも出来るんだから、誰でも出来るとは思うんだけどな。まずは、そうだな。畑の拡充から始めないといけないだろうか。早急になんとかしないといけない案件なのかもしれない。とりあえず、隣に誰が住んでいるのかの確認もしないといけないな。


 ちょっと訪ねてみようか。少しくらいなら時間を使っても大丈夫だからな。早速行ってみよう。誰が住んでいるんだろうな。その辺は全く把握してなかったからな。


 お隣は、……こんなにぼろかったのか。こんな建物だっけ? 気にしたことが無かったから、大分ぼろいように感じるな。俺の家も、相当古いんだけど、こっちの方が古いな。


「すみません。誰か居ませんか?」


 ……暫く待ったが、返事がない。空き家か? 空き家であれば、話は早いんだけど。取り潰しからの、畑増設で良いよな。敷地面積も俺の家と同じくらいあるし、畑が4倍になると思うんだよな。


 畑が4倍になったからと言っても、ポーションの量が4倍になる訳では無いんだがね。作れる数には限界があるんだ。そこは考えて畑を作らないといけないかな。


 とにかく、空き家っぽいのが解った。後は、税金が払われているのかどうかだな。それを確認しないといけない。商業ギルドへいかないといけないか。税金の確認も出来るよな?


 多分出来る筈だな。税金の支払いの窓口にもなっているんだし、居たのであれば、取り立てとかもやっているだろうからな。隣の家が空き家であれば、問題ない。


 潰して畑にするまでに、どの位の時間がかかるかだな。色々と基礎からあるだろうから、中々思ったようにはいかないとは思うけどな。しかし、畑を広げるのは、そうしよう。


 色々と便利になるだろうし、この際だから、スタミナポーションを作る機構も作ってしまおうか。魔道具があれば、半自動化が出来るとは思うんだ。後は、材料がどれだけ作れるのかによる。


 畑の規模に因るよなあ。どうやって畑を使おうかな。使い方は色々とあると思うんだけど、がっつりとポーションを作りに行くのか、はたまた魔力ポーションをもっと作るのか。


 魔道具が必要になってくるから、魔道具職人の人にも声をかけないといけないし、やることは沢山あるな。何から手を付ければ良いのかが解らなくなってくるな。


 とりあえずは、昼の作業が終わったら、商業ギルドに行って、確認をしないといけない。隣の建物は人が住んでいない様に感じるが、誰の持ち物なのかを確認しないといけないな。


 誰の持ち物でもなかった場合は、即買いだな。幾らで買えるのか知らないけど。税金は解っているんだけど、買うとなると、どの位の費用がかかるのか、解らないからな。その辺も聞かないと。

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