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アトリエアリーチェ開店準備

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 1月1日、ついにこの日がやってきた。日課のようにポーションを作り、何時までも稼働し続けるように魔石を調整しつつ、魔力ポーションを作ったり。色々とやってきた。


 それ以外のポーションは作っていない。材料があれば、作れるんだが、作るだけの時間が捻出出来ない。実際問題、手づまりである。これ以上の量産をしたければ、人手が必要だ。


 錬金術師を育てないといけない。確職なんて、生易しい事を言っている錬金術師は必要ない。技術だけで食っていける錬金術師が必要である。


 それを育てるのも俺の仕事になるんだよな。やることが多すぎるぜ。確職なんて必要ない。自分の技術だけでどうにでもなるんだから、どうにかしたいところではある。


 そのためには、一旦開業しないとな。錬金術の店を始めよう。冒険者に供給するポーションが足りていないんだよな。俺が店をしたところで、焼け石に水なんだけどさ。


 それもこれも、この狩場に冒険者が多いのが問題なんだよ。歪過ぎるんだよ。もうちょっと良い狩場があるだろうに。何でこんな1か所に固まっているんだよ。そんなに他の狩場の条件が悪いのかよ? そうとしか思えないよな。


 まあ、そんな愚痴はいいとしてだ。昼過ぎに商業ギルドにやってきた。いつも冒険者ギルドに行っている時間だ。その時間に商業ギルドへとやってきている。


 目的は簡単だな。錬金術店のオープンのため。1階の窓口で、看板を貰わないといけないんだよ。これが無い店は潜りだからな。出来なくはないが、いい顔はされない。


 そう、出来なくは無いんだよ。利益が見込めるのかと言えば、解らないが。大抵は、品質の悪いポーションしか作れない新人の様な錬金術師がやっているみたいだがな。


 基準を満たせないポーションなんて、価値は無いからな。冒険者ギルドで売れないポーションに、ポーションとしての価値なんぞない。品質が高いポーションしか興味が無いです。


 ただ、A品質は作れても、S品質は作れなかった。育てる肥料のやり具合とかも研究しているんだけどな。どうやっても、S品質にはならなかった。


 S品質は、どうやら、少しだけ発光するようなんだ。それがS品質の証拠なんだそうだ。……そんなポーションは聞いたことが無いんだけどな。どう言う事なんだろう。


 光るポーションなんて知らない。恐らくだが、確職した錬金術師にしか作れないポーションなんだろうと思う。多分だがな。俺が、まだ試行錯誤が足りないってパターンもあり得るからな。


 だが、昔の品質でも、A品質に安定してきている昨今。これ以上の品質は望めないんじゃないかと薄っすらと思い始めている。確職限定の品質なんだろう。そう思っている。


 話が逸れたな。要は、俺は俺なりに店を運営していけば良いんだよ。他の錬金術師に負けていることは、今に始まったことじゃない。昔からそうだったんだから。


 俺は、とにかく数で勝負する。大量生産だ。大量生産しか無いんだよ。100本作れれば、1人前? そんなバカな。1000本は作ろうぜ。昔よりも環境は良いんだから。


 魔道具があるからな。俺の店の運営が間違っているとは思わない。魔道具があれば、このくらいは出来るんだよ。何故それを他の錬金術師がやらないのか。不思議なんだがね。


「すみません。錬金術店を開業するために来ました。既に手続きはしてあります。アトリエアリーチェです。その名前で登録しています。看板を頂きに来ました」


「解りました。アトリエアリーチェですね。少々お待ちください。確認して参ります」


「あ、雇用届も出したいので、それも欲しいです」


「承知しました。雇用届はこちらになります。必要か所を記入ください」


 必要なのは、雇う側の名前と店名。これは簡単だな。俺の名前とアトリエアリーチェと書けばいい。後は、相手側の名前な。フランカだったよな。それで、次は、月払いの金額か。金板5枚と。雇用内容は、店員で良いよな。これで良し。


 後は、看板を貰うだけだな。貰ったら、明日から開店だな。フランカが一体いつ来るのかに因るが、そこまで遅くはならないだろう。来たら開店でいい。


「お待たせしました。こちらがアトリエアリーチェの看板となります。どうぞお受け取り下さい。店にしっかりと掲げてくださいね。掲げないでも良いですが、加盟店だと解りませんので」


「解りました。後、先に年会費を払っておいても良いですか?」


「良いですよ。金貨5枚になります」


「じゃあこれで。これで良いんですよね?」


「はい。問題ありません。年会費は忘れていた場合は、取り立てがございますので、忘れない様にお願いしますね。取り立てるのも面倒なんですよ」


「わ、解りました」


 年会費が払えないとか、どんな運営をしたら、そうなるんだろうな? 流石にポーションだけだと厳しいだろうが、魔力ポーションを作り始めたら直ぐに儲けられる金額だからな。


 とりあえずは、これで、店ができる様になった。正確には、正式な店ができる様になった。非加盟店でも出来なくはないからな。勿論、認知度が違ってくるだろうが。


 宣伝はしておいた。大挙して押し寄せてくるって事は無いとは言えないか。ポーションの不足は深刻だからな。多分だが、列が出来るとは思う。フランカの仕事が大変だろうが。


 計算能力はあるんだ。後は、客の処理能力だな。それはやっていかないと付かないだろうから、どうしても最初は客が詰まるだろうな。それは仕方がない。


 慣れていってもらわないと困るけどな。後は、客側がお釣りがないように出してくれるのかにかかっている。スムーズに客が捌けると良いな。

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