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錬金術師の1日、これくらいはやれよ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 まずは、そうだな。俺の1日を確認しようか。錬金術師の1日を。錬金術師の1日は、中々にハードなものだからな。確職した錬金術師たちがどの位忙しいのかは知らないが。


 朝は、日が昇る前から活動する。そして、畑の収穫をする。収穫に時間を取られてはいけない。いけないが、やらないといけない事だからな。4時間程かけて、収穫を終わらせる。


 そうしたら、朝食の時間だ。これもささっと終わらせる。姉ちゃんが作り置きをしてくれているお陰で、朝食の時間が短いのが何とも良い感じだ。


 次は、今度は、ポーションを作っていく。10個の100本鍋で、ポーションを作っていく。品質は一定に、なるべく沸騰させないように。ローテーションを組んでやっていく。


 そこで、活躍するのが、爺さんに作って貰った魔道具。ポーションを入れる所に、ポーションを流し込めば、ポーション瓶に詰めてくれるまでがセットで出来る魔道具だ。これを多用する。


 これがなかったら、1日に1万本も作るのは、不可能と言っても過言ではない。瓶詰に一番時間がかかるからな。それを解消できる、この魔道具は本当に画期的なんだよ。


 これ1つで、語れるくらいには、素晴らしい。色々と語りたい。如何に素晴らしいのかを語って聞かせたいんだが、残念ながら、語る相手が居ないんだよな。


 爺さんにはありがとうと、何度も伝えたが、本当に凄い魔道具なんだ。瓶詰にかかっていた時間が殆どゼロになるんだから、素晴らしいの一言である。


 ポーションを作っている傍ら、魔道具が自動で、ポーションを詰めていってくれる。これが何とも素晴らしい事か。流石に、作る方が早いので、待ち時間は多少発生するが、微々たるものだ。


 大体、収穫を始めるのが、4時くらいだから、8時からずっとポーションを作っている。偶に、魔力ポーションを瓶詰の魔道具に突っ込んで、魔力ポーションも商品化していく。


 そんな事をしていたら、昼食の時間になる。この時に、ポーションは6000本近く、魔力ポーションは2000本は作っている筈だ。その位は作っていると思われる。


 昼食を食べている時間も、ポーションが出来上がっていっているんだから、素晴らしい。ああ、爺さんにこの魔道具の素晴らしさをもっと語っていたら良かった。これだけで、5時間は堅いな。


 そうしたら、昼一で冒険者ギルドに直売しに行く。大体往復で2時間くらいだ。販売している時間は、1時間くらいかな? その位だと思う。皆、金をお釣りなく準備してくれているからな。


 というのも、お釣りは無しでっていうのは徹底させたんだ。そうしないと、時間がかかってしまうからな。お釣りなしで販売するよって言ったら、皆解ってくれたんだ。


 理解があって助かる。俺の時間は有限なんだ。時間がかかればかかる程、明日が辛くなっていく。朝起きるのが大変になっていくからな。早起きは絶対条件なんだよ。


 で、冒険者ギルドから帰ってきたら、3時過ぎだな。そこから、2回目の収穫を行う。7時までみっちり収穫するぞ。そこまでやるのかというくらいにはやるんだよ。


 そしたら、夕食を食べる。これもささっと終わらせる。食事に使う時間は最低限で良いんだ。そうしないと、錬金術に使う時間が減ってしまう。そんな訳で、ささっと食べ終わる。


 そこから、0時までポーションを作り続けるんだ。これで、大体1日に12500本のポーションと、5500本の魔力ポーションが出来上がる。端数はあるにしてもだな。


 で、4時間後には起きて、収穫をとエンドレスでやっていく。これが錬金術師の1日の時間の使い方だ。瓶詰の魔道具を頼らないといけないのは、仕方が無い事ではあるんだよ。


 大量生産をするうえで、最も非効率的な部分が瓶詰だからな。これが魔道具化出来たのは大きい事なんだ。何度でも言う。瓶詰を行う魔道具は素晴らしい。何が素晴らしいって待ち時間が無い。


 無駄にしている時間は結構あると思うんだ。食事の時間とかだな。その時に、瓶詰を魔道具がしてくれていれば、もの凄く捗る。ずっと生産が出来る。


 生産の効率を上げるには、人手しか無かった、昔とは違い、今は魔道具という強い味方が存在するんだよ。本当に画期的なんだ。語りたい。ああ、語りたい。


 1日中、錬金術しかしていないんだけど、これはこれで、充実した毎日を送っている。これ以上の生産効率を上げることも可能だ。魔道具さえ追加すれば、まだまだやれると思っている。


 今は100本鍋10個体制だが、もっと鍋を大きくしても良いからな。大きくすれば、時間がかかるが、その分、大量に出来るようになる。これが魔道具化出来れば、一番良いんだがね。


 沸騰させないギリギリを見極めるのは、人の手が無いと難しいという結論に達したんだ。爺さんに言ってみたんだけど、そこまでは無理だと言われてしまったんだ。


 そこが、自動化出来れば、全然違うんだよ。殆ど収穫だけをしていれば、良くなるからな。収穫に時間がかかるんだ。それも魔道具化は無理だろうからなあ。流石に無理だろう。


 あ、まだ魔道具化出来る工程があるじゃないか。実を潰したり、刻んだりするのは、魔道具でも出来るはずだ。そうか、その手があったか。そこを魔道具化してしまいたい。


 魔道具職人は結構な数が居るのは確認している。爺さんの道具を売り払った人たちに作って貰えば良いだろう。とにかく、仕様書を作って、作って貰わないと。ああ、また睡眠時間が削られて行く。


 錬金術とは、そう言うものなんだよ。時間との戦いなんだ。時間がもの凄くかかるんだよ。お店をやれば、少しは時間が捻出できる。具体的には、3時間ちょっとは時間が出来るな。


 冒険者ギルドに行かなくても良いんだからな。空いた時間は何に使おうかな。錬金術の発展に時間を使う事になるんだけどな。魔道具なんて便利な物があるんだから。考えないと。

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― 新着の感想 ―
収穫は引退した元農家の何番目とかの冒険者を雇えば、昔取った杵柄でいい塩梅のところを収穫してくれそう 多分、身を潰したりするのは、本来は弟子とかの仕事なんだと思う そうして、十万都市に10…
ワーカーホリックすぎる…! そのうち収穫に人を雇うようになったりするのかな?
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