ギルドマスターからの依頼
翔がギルドマスターの部屋に着くと
「お前には魔物狩りを依頼したい。場所はここから北東の森で馬車で約2日だ」
「分かった。で、俺は何を狩ればいいんだ?」
「狩って欲しいのはオークの軍団だ。カケルも知ってると思うがオークは単体だとDランクだけど、それを統率する上位種がいるだけでランクは跳ね上がる。今回はオーク将軍がリーダーだ。だからAランクの依頼だ。その上のオーク王が生まれる前に討伐しないと国が滅びる。ただでさえ魔界のことで大変なのに更にオークの軍団かよ!まったく、最近は面倒なことが続くな。こんなことならギルドマスターなんてやらなきゃ良かったよ」
途中からは愚痴になっていった
「分かった、その依頼を受けよう」
「本当か!助かる」
「それで報酬は」
「ジェネラルは肉としても需要があるからできる限り持って来てくれると助かる。それで討伐報酬はジェネラルで金貨100枚だそれ以外も魔石は別で買い取らせてもらう。だから魔石も出来るだけ持ってきてくれ」
「ちょっと待て。オークの肉は美味いのか」
「ああ、そうだオークの肉は上位種ほど美味い」
「分かったが、ジェネラルの肉は渡さなくていいな」
「はっ!?何でだよ!せっかく街にジェネラルのは肉が流通すると思ってたのになんでだよ!」
「決まってるだろ。俺らが食べるためだよ」
そう。創造では食材を作ることは出来なかった。だから外に買いに行こうとしたら冷蔵庫らしきものがありそこには沢山の食材があったが、品質は普通だった。だからこそ、ここでいい肉を手に入れておきたい
「そこを何とか出来ないか?」
「絶対に無理だな普通のオークならいいぞ沢山いるそうだからな」
「分かった分かった。お前を説得するのは諦めるよ。だからしっかりとやってこいよ」
「ああ、分かった任せろすぐに終わらせてくる」
と言って2人はギルドマスターの部屋を出た
下に下りるとさっきよりも人の数が増えてた
「「「「「「「「「「「「「「「「「「ご馳走になってます」」」」」」」」」」」」」」」」」」
と全員で言うもんだからうるさくてしょうがない
「うるせえ!!もっと静かにできねえのか!」
というと一瞬で場が静かになった。このまま帰ろうとしたが、必要な事を忘れていたことに気づいた。だからそのまま受付に行き
「ギルドを作るメンバーは俺と雫だ」
と端的に言ったもんだから周りが騒ついた
「すいませんギルドを作る場合は最低でも4人必要なんです」
「マジか知らなかったな。どうする雫?」
と雫に聞くと
「なら今はまだいいや。いずれみんな翔君の力を認めて特例を作るから」
と言っていたので
「分かった。だがパーティなら出来るだろ」
「はいパーティなら2人で問題ないです」
「分かったパーティを組むことでよろしく」
と言って2人はギルドを出た