『ムーや、ムー♪』
綿毛の毛糸玉のような仔猫から
みるみるまに 俺様になった彼
衣・食・住の全てを世話になってるくせに
あたりまえのようにいる。
____存在すること自体が、
特別なように………。
黒目がちの大きな瞳
ふわふわの白い毛の美しさ
俺様のくせに
ビビリな甘えん坊
ムー氏の、
肉球。。。
この、
唯一無二の
愛らしきもの
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「ん?」
「なに見てやがんだ、、、」
「寝込みを襲うほど、」
「おまえ餓えてんのか?」
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「飲むとしつけぇんだよな、」
「ハゲ・・・」
迷惑そうなムー氏、
それでも我慢して抱かれるムー。
ハゲているオヤジの やわらかい毛が
かすかに揺れると
俺の本能が、どうしてもムズムズしやがるんだ、、、