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ゲィム  作者: 鈴羅
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序章

世界に生きている人類や動物、彼らは何の障害もなく生き続けている。だがしかし、自分以外の動物にも自分のような意思があるのだろうか?ふと、そんなことを考える時がある。自分と同じように考えているのだろうか?と…。ある時から、僕はPCゲームにハマった。何かを育成していくというものだった。ならば、この世界も僕が主人公の大規模なゲームなのではないのかと…。ただし、コンティニューが許されないデスゲームのような感じなのだとそのように考えていた…。


僕の周りにはいろいろな人がいる、自らがリーダーになろうと頑張る者・人を蔑み嘲笑う者・蔑まれ苦痛を覚える者・誰かに興味を持ち話しかけてくる者など様々だ。一度しかないデスゲーム…、ゲームならば死ぬ時を迎えるまでに累計ポイントを高くしておけば転生したときには楽しいゲームがもう一度始まるのだろうと思っていて、それを決めるのは『神』という名の『クリエイター』だと思っていた。


あの時、アレが僕の元にやってくるまでは…。



「おーい、晴仁ってば」

何かを考えていた僕の肩に誰かの手によって叩かれた。

「痛っ!なにすんだよ。」

「だってよ、何回呼んでも返事しないのが悪いんだろ…。」

「なにも、叩かなくてもいいじゃないか。」

「ゴメンゴメン。」

そう、いつも彼は何か相手に不快な事をさせたとき笑いながら謝る癖がある。彼の名前は、力也といって体格はちょっと太めの男の子だった。

「今度は、何について考え込んでたんだよ?」

「今日もイベントらしいイベントが起こんなかったな~と思って。」

「おいおい、晴仁もいい加減中二病的な発言止めた方がいいよ。クラスのみんなも気味悪がってたし…。」

僕がこの世界をゲームだと思っていることをクラスの人だけでなく学校の先生たちも知っていた。あれは、いつの日かの授業の時に『なんで私たちが生きているのか?』とか答えようのない質問をぶつけてきたのだった。ある生徒は「この世界で何かをする」と答え、ある生徒は「ただなんとなく」と答えた中、僕は「自分自身が主人公を務めるゲームをやるためだ」と答えたのだ。その後、先生に呼び出され何か注意を受けたが、今となっては何も覚えていない。しかし、自分を否定されたというこは覚えている。

「まあ、頑張ってみるよ。」

「そうか、分かった。なら、また明日学校でな。」

「じゃあね。」

またいつものように友達がいる前で考え事をしていたら、既に友達の家の前まで来ていた。だから、彼に別れを言いいつものように別れた。

毎日毎日、いつもの繰り返しでこれが本当にゲームならあまりに楽しくない糞ゲームだろう。

と、そんなことを考えていたら一冊の本が道路の真ん中に落ちていたを発見した。

「何故、ノート?てか、道路の真ん中って…。もしや、イベント…」

僕は、目を輝かせた。本当に不可解なことが起きるのだと…。中をパラパラと覗いてみると、表紙の裏のところに文相が連なっていた。どうやら、このノートの使い方のようだった。僕は、すぐさまそのノートを鞄の中に滑り込ませ、自宅へと帰宅した。


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