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終灰ノ界 ―彼方より堕ちし者と滅びの花―

命を削り、仲間を守ったはずだった。
だが、守りたかった少女ユノの笑顔は、灰の中で静かに消えた。

終灰ノ界――それは、転生者たちの戦場にして、希望の墓場。
敵対する“人類側”が放った禁忌魔法《白燼結界(はくじんけっかい)》によって、街は一瞬で焼却され、漆黒たち“深淵の徒”は瓦礫の中に立ち尽くす。

「なぜ俺たちが、滅びなければならない?」
叫びも祈りも、風に流れ、ただ灰だけが残った。

その灰の中で、漆黒は一つの記憶を完全に思い出す。
――自分は、かつて人類の側にいた者だったことを。
そして、ユノと約束した“未来を変える”という言葉を。

希望はもうない。
それでも、この灰の中から、俺は立ち上がる。

すべてが終わった世界で、“それでも”始めるために。
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