第十話 試合の結果
可井君との試合の翌日。
僕は、通学路で、信じがたい事実を悪友から知らされていた。
「……冗談だよね?」
「冗談じゃない」
僕のその事実を受け入れることができず、ただ立ち尽くしていた。
「嘘でもいいから冗談って言ってよ!」
「冗談だ」
「え、本当⁉︎」
「嘘だ」
「てきとうな事を言うな! 恥を知れ!」
バカな事を言ってきた冬至を叱責する。世の中には、ついて良い嘘とついてはいけない嘘がある。
「……いい加減諦めろ。いいか、勇気、お前は、どんな理由があれ、学年ランク一位の可井日向とその召喚獣を倒したんだ。 そして、その試合は、立会人として先行がいた。学校公式の試合だ」
そう、僕は昨日、可井日向との公式戦。
「……俺たちが通っている、公立召喚獣育成学校は、日本で唯一、召喚士の育成を行っている学校。現在、日本にいる召喚士の九割はこの学校の卒業生だ」
……残り一割は、外国から日本に移動してきた召喚士達が該当する。
つまり、日本で誕生した召喚士達は、ほぼ全て召喚士育成学校の卒業生なんだ、と、授業で聞いたことがある。
「そして、その学校の顔である。あの〜、なんだっけ、川崎?」
「可井」
「そう、可井倒したんだ。公式戦でな」
……僕は昨日、結果だけを見れば可井君に勝ってしまっている。
「でも、内容はボロ負けだったんだよ? ほら、ヒヨコを見てみて、恐怖のせいで、今朝からバイブレーションしてるんだよ?」
『……ぴよぴよぴよぴよぴよ』
「体に恐怖が刻み込まれてるな……。」
あの激戦の後だから仕方ないけど、電話が鳴ったのかと勘違いしてしまいそうだから、あとでマッサージでもして落ち着かせよう。
「こんなの、ほぼ負けたようなもんだよ」
実際、僕とヒヨコは、逃げの一手で、攻撃はほぼできていない。
強いていえば、最初に少しだけ攻撃できたけど、まともにダメージを与える事はできなかった。
「だが、結果だけを見れば、間違いなくお前が勝ってる、公式戦にな。そして、ランキングが発表されてからの試合は、ランキングを掛けた勝負になる」
「う、うぅ」
「公式戦では、『勝利した召喚士が、敗北した召喚士より順位が低ければ、順位を交換する』というルールがある」
「き、聞きたくない……」
「つまり、お前、今ランキング1位だぞ」
僕とヒヨコは、最下位から突然最上位になってしまったを
文章が短くなってしまいました。申し訳ありません。




