学校探索
「ねぇ海斗今居る教室は4階だから4階から探索する?」
「1階はモンスターが居ると思うから4階から探索しよう」
「それもそうだね。僕は1年A組から見てくから海斗は1年G組から見てってくれる?」
「(二手に別れるのは危険だと思うがまだモンスターは4階まで来てないだろうし二手に別れるか)分かった、G組から見てくるわ」
「ここがA組だね、そーと開けよう。」
ガラガラガラ。
「失礼しまーす。へぇA組って意外と暴れん坊の生徒が多かったのかな?」
ガサガサ。
「?なんだろう。そっちの方から音がしたような…行ってみようかな」
さっきから何かが動いているなー。
何かな?……人?
「あのー大丈夫ですか?」
「ひっ!?…あなたは誰ですか!?」
「静かにモンスターに居場所がバレるよ?」
「は、はい。ごめんなさい、ところであなたは誰ですか?」
「すぐに落ち着いたね...僕はD組の白咲悠人君の名前は?」
「私の名前は、山宮加奈です。
白咲さんって髪の毛染めてるんですか?」
「いや染めてないよ。
なんか急に髪の毛の色が変わったんだよ」
「ストレスとかですかね?」
「た『ガサガサ』」
「ひっ!」
「しっ、静かに」
あれはスライム?
もう4階にモンスターがきたのか...
この世界はもう弱肉強食の世界だなー
スライムって魔法効くのかな?
「白咲さん大丈夫なんでしょうか」
「多分大丈夫だよ、念のため僕から離れないでね」
「はい、分かりました(この人と居れば多分大丈夫だよね?)」
「《ファイヤ》」
【キュ?】
ボン!
【キュー...】
シューー
「倒したかな?(ファイヤ一回でも結構体にくるな体力付けないと)」
「倒しましたか?」
「確認してくるからまってて。
(蒸発してますねぇー)
倒せたよ。」
「そうですか。(良かった助かった)
あの、白咲さんさっきのは一体何ですか?」
「さっきの?さっきのは魔法だね」
「魔法?私達は魔法が使えるんですか?」
「多分みんな使えるって訳では無いと思うけど使えるね」
「そうですか。私も魔法が使えるのでしょうか?」
「僕じゃ分からないかな。けどステータスオープンって言えば魔法が使えるか分かるよ」
「じゃ早速確認をしてみますね。
《ステータスオープン》
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名・山宮加奈
Level 1 / 100
力・10
防・50
魔力・30
駿足・10
固有魔法《成長》
使用可能魔法
火属性
・ファイヤ
水属性
・レイン
風属性
・ウィンド
火属性
・フラッシュ
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「おぉー海斗より使える魔法多いじゃん」
「海斗?私達以外に生存者がいるんですか?」
「うん居るよ。名前は神崎海斗僕の幼馴染だね」
「その神崎さんは大丈夫なんでしょうか…
モンスターに襲われてたりしてるかも」
「海斗なら大丈夫だよ。僕より多分強いから」
「多分...多分だと余計に心配になります」
「なら様子を見に行こう」
「え!…でも教室の外は危険では」
「なら海斗がA組に来てくれるまで待つか」
そういえば固有魔法って一体何なんだろう。
僕の固有魔法《創作》って何かが作れたりするのかな?
試しに剣を作ってみるか。
長さは60cmくらいで
形は持ちやすいような形
重さは僕でも余裕で持てるくらい
色は赤と黒
片刃の刀。
「きゃ!」
?何か起きたのかな?
「どうしたの?」
「あの、白咲さんその手に持っている鋭利な物体は一体。」
「?あっ、本当に作れたんだ。」
「作れた?それは魔法で作れたんですか?」
「そういうこと、僕の固有魔法が《創作》だから何か作れるかなって試しに想像したら作れたのがこの刀かな。」
「《創作》という固有魔法ですか便利ですね」
「だよね。あれ?これ刀作れたらハサミ探しに来た意味無いじゃん。海斗に後で言わないとな」
ガラガラ
海斗がきたのかな?
「あの白咲さんあのモンスターは倒せますか?」
海斗じゃないんだ。
刀の試し斬りをして見たいと思ってたところだからちょうどいいかな。
あれはゴブリン?
本当にアニメみたいな緑色なんだ。
よし斬るか。
【ヴゥーヴヴウ!】
うわぁ。危ない、あれに当たったら気絶しちゃうな
「よっと」
ザクッ
「斬れ味は思ったよりも良し。
ゴブリンってなかなかすばしっこいんだ」
本当に当たらない...
「《ファイヤ》」
これでどうだ。
ボンッ!
【ヴゥヴヴウ!】
当たってないよ...
あーもう。
「《フラッシュ》」
うわっ!眩しい!
目眩しにはなるだろう。
本当になってるよ...最初からフラッシュ使っとけば良かった...
これで最後。
ザクッ
シューー...
「倒したよ、山宮さん」
「ご苦労様です、あの白咲さんは怖くないんですか?モンスターと戦うのが?」
「少し怖いけど、戦わないと死んじゃうって想いの方が勝ってるから何ともいえないかな」
「そうですか...」
ガラガラ
「お?いたいた悠人大丈夫だったか?」
「あ、海斗スライムとゴブリンに遭遇したけど大丈夫だったよ」
「そうか、ところで悠人。何で刀なんて持ってるんだ?」
「あぁこれ?これは僕の固有魔法で作った」
「は?」
「ん?」
「固有魔法で作った?」
「そうだけど?」
「(私空気だな)」
「よし悠人こっちに来ようか」
「?わかった」
ガラガラ
「私置いてかれちゃったの?」
ギャーー!イヤー!ゴメンナサイー!!
「お説教?されてるのかな?」
ガラガラ
「はぁはぁ、海斗怖すぎ。逃げても全然距離空かなかった...山宮さんは大丈夫だった?」
「はい、特に何も無かったです」
「あの山宮さん僕達と一緒に来る?」
「えっとそれはどう言う」
「えーとね、僕達と一緒に旅?をするか?ってこと」
「ふむ、旅ですか...
私も旅にご一緒させてください。」
「喜んで」
「あの、これは仲間なので名前呼びしませんか?」
「?うん全然いいよ。よろしくね加奈」
「こちらこそよろしくお願いします。悠人」