転移した○○○○...?
僕の名前は白咲悠人。
年齢は15歳の高校一年生だ。
成績は中の下。
運動神経も下の上と言った感じの、
何処にでもいる普通の高校生だ。
飛び抜けた才能は無いし、
喧嘩も強く無い。
アニメや漫画とかで言うなら、
死亡フラグを立ててすぐに死ぬような
モブキャラ。
「ふぁー...」
「おはよう、悠人」
僕に挨拶をしてきた
こいつは幼馴染の神崎海斗。
僕よりも頭が良く運動神経も良い、
僕とは全く違う幼馴染だ。
「うん...おはよ、海斗」
僕は目を擦りながら言葉を返す。
「眠そうだな、夜更かしでもしてたのか?」
「そうだよ...数学の振り返りとかやってたら3時くらいになってた...」
僕はめんどくさそうに返事をする。
「ははは、悠人らしいな。おっと、そろそろチャイムが鳴るから席に戻とするよ。また後でな」
「あっ...本当だね。また後でね海斗。」
てか次、英語かぁ...英語ってたまに訳わかんなくなるからあまり好きじゃ無いんだよなー。
うーん、英語の成績はいつも通りだと思うから寝てよ。
「ーーーー!ーー!」
「ーーーーーーーー!っ!」
?なんかうるさいな。
「ーーーーゆーと!ーーろ悠人!
起きろ悠人!」
海斗が耳元で叫ぶ。
「うわぁっ!びっくりした。何?海斗」
本当にびっくりしたし耳が痛い...
「悠人今から言うことを落ち着いて聞けいいな?」
「うん、わかった。」
なんだろう、海斗がいつも以上に余裕が無いような気がする。
授業で何かあったのかな?
「ここはもう俺たちが知っている日本じゃない」
え?今なんか海斗が変なことを言っていたような?
「えっとどういうこと?」
訳が分からない。
「外を見てから行った方が良かったかな…
まぁいい悠人外を見てみろ」
?なんなんだろう一体。
あれ?カーテンさっきまで閉まってたっけ?
ジャラジャラ。
…え?…は?ここは何処?
なんで家がこんなに燃えてるの?
そこらじゅう血塗れだし。
「ねぇ海斗ここって何処?」
僕は海斗に鋭い目つきで質問する。
「ここは俺達が通っている学校だ」
「そうじゃなくてここって日本?」
僕が答えて欲しかった答えではなかったのでもう一度質問すると...
「そうだ。ここは間違いなく日本だ」
「え?夢とかではないの?
僕さっきまで寝てたからまだ夢の続きとかじゃないの?」
少し慌てた様子で海斗に質問する僕。
「こんな悪夢を見たらすぐに起きるだろ...
俺達が今見ている光景は
夢じゃない現実だ悠人」
え?そんなのはありえない。
あってもアニメとか漫画、ラノベとかしかない。それも転生や転移、召喚とかでもない...
「おい、悠人お前なんで髪が白くなっていってなるんだ?」
髪が白くなってる?
「鏡とかってある?」
「ほらよ」
海斗がバックから取り出した鏡を悠人に投げて渡す。
うわぁ!危なかった。
「鏡を投げてこないでよ」
「すまん」
あっ、本当に髪が白くなってる。
ストレスとかで髪が白くなったのかな?
「なぁ、悠人この状況ってなんかアニメみたいだな」
「そうだね、一度は経験してみたいと思うけど、本当に起きちゃうと困るね」
少し困った表情で返事をする僕。
「本当にな」
「ところでさステータスとかって見られるのかな?」
「いや知らん」
「え”?」
「変な声を出すな、ラノベやアニメはどうやってステータスとか見るんだ?」
「確か《ステータスオープン》
だっ…うわぁ!」
「どうし…え?ステータス出てるじゃん。
どうやって出したんだ?」
驚いた表情で聞いてくる海斗に僕は...
「《ステータスオープン》
って言ったら出た」
「…《ステータスオープン》」
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名・白咲悠人
Level 1 / ∞
力・5
防・10
魔力・90
駿足・20
固有魔法《創作》
使用可能魔法
火属性
・ファイヤ
・ボム
水属性
・ウォーター
・レイン
風属性
・ウィンド
光属性
・フラッシュ
闇属性
・シャドウ
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名・神崎海斗
Level 1 / 50
力・20
防・20
魔力・10
駿足・50
固有魔法《付与》
使用可能魔法
火属性
・ファイヤ
水属性
・ウォーター
光属性
・フラッシュ
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「本当にアニメみたいだな...
てか悠人のステータス低いけどレベルに上限ないな。成長系主人公みたいだな本当に」
「僕みたいな平凡な生徒でも本当に主人公みたいなステータスになるんだ...本当に人生何があるか分からないね」
「そうだな、てか俺達武器無いからステータス分かっても意味なくね?」
海斗は困った表情で悠人に言う。
「いや魔法があるからなんとかなるでしょ」
悠人は気楽に返事をする。
「俺魔力のステータス低いんだが…」
うーん、教室に凶器類なんてあったとしてもハサミくらいしか…
「あっハサミが有るじゃん。
海斗ハサミ探そ、有ったら武器になるよ」
「確かにな、よし探すか。」
「待って海斗、ハサミ探すついでに
まだ学校に残ってる生徒も探そ」
僕は他の人を気にして海斗に言う。
「そうだな、…(悠人はすごいな、自分は平凡な生徒と言ってるがお前は全然平凡な生徒なんかじゃ無いなんて気づかないのかな…」
「?なんか言った?」
「いやなんでもない(フラグも幼稚園の時から建てまくってたし、
ものすごく鈍感だし、
恋愛系ラノベ主人公から
転生系ラノベ主人公にジョブチェンジか...
本当、悠人と居たら飽きないな)
これからもよろしくな悠人」
「うん、こちらこそよろしく海斗」
互いに手を差し出す。
「よしじゃぁ行くか」
「そうだね」