二百十二話 特殊警察VS六代目
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戦闘開始から15分が経過した。
「何故これだけの人数差がありながらそこまで生きてる?」
既に10人は時成の手によって殺されている。だがまだまだ息が上がっていない時成どころか援軍すらも来ていない状況に違和感を感じずにはいられなかった。
「時間さえ稼げればこっちの勝ちだからな」
まだ始まったばかりなのにそのようなことを言う時成に七塚は剣を握り直した。
そして素早く動くと時成の懐に飛び込んだ。刀身が赤くひかり、時成は剣を振ろうとしたが咄嗟に飛び退いた。
すると魔法陣が展開されて爆発する。飛び退いた時に爆発が起こったからから想定よりも遠くに飛ばされて受け身をとった。
「黒服に白い鞘は、似合わないだろう」
七塚自身は紺色の服に黒の鞘、遠くから見てもよく分かる白い鞘は隠密には向いていない。
「まさか……発火師っか」
話に聞いて存在しているとは知っていたがここで出会うとは思っていなかった。自分の服が少し焦げ、土がつく。それでも時成は剣を杖代わりに立っていた。
「もうその名は捨てた」
七塚は地面に剣を刺して魔法陣を展開する。
「なるほど、お前がこの国の闇か」
ニヤリと笑う時成はその言葉を聞いて確信する。発火師は元帝国貴族だと暗部からの報告があったのを思い出した。そんな人がここに居る。
時成は地面から剣を抜くと展開された魔法陣に向かって抜いた勢いで放った。
爆発すれば地面に起動し展開する魔法陣の列はその一振りで消し飛んだ。
「俺が生きている間は水の都でこれまでみたいな夜はもう2度とくることはない」
時成はふっと笑った。
そこに暗部が混ざった連合軍と防衛課の先陣たちがこの場所に到着した。
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次回『風の想い人』二百十三話は11月23日に更新する予定です。
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