百九十二話 『属性剣士』VS『散血』
百九十一話が抜けていました。更新ミスです。先ほど気がつきました申し訳ございません。
ソーキはウェルドの攻略に手こずっていた。帝国将軍の一人、彼の異名は『散血』身体能力を強化することによって人以上の行動が出来て、彼が通る道が飛び立った血で赤黒く染まることから、彼と敵対した陣営はその名をつけた。
「電撃は厄介だな」
電気を纏うソーキの剣。だが一撃を入れれなければ意味がない。ウェルドの素早い攻撃を対処する。だが完全に抑えきることは出来ずソーキの脇腹を剣が通る。だが体を犠牲にしてもソーキの横振りがウェルドの腹をかすった。
かすり傷なのにウェルドには激痛が走った。ソーキはもうボロボロだった。何時間にもよる逃走と襲撃の対処ですり減るのは剣と心だった。
「帝国将軍とはやっぱり馬鹿に出来ない力量の持ち主だな」
ふぅとため息を吐くソーキには疲れが見えていた。それに斬られたところから絶えず血が流れていた。限界を超えていることはもう知っていた。それは相手も悟っていただから自分の最強の技で攻撃をすれば落ちるような気が長年の武人としての感が言っていた。
「さらばだ。金城ソーキ」
「まだ死ねんだよ」
剣がぶつかり合う。死ぬ気で剣を振るソーキに応えるウェルドの姿は暗殺に来た人の立ち姿ではなかった。一武人として次の一撃を狙う。
ソーキに向かって来る剣を避けることが出来ず右から左下にかけて重い一撃がソーキを襲う。ただソーキの一撃もウェルドに当たっていた。ふらふらするソーキは片方の剣を落としてしりもちをついた。
「出来ればお前の全力と戦いたかった」
ウェルドの剣はソーキの反撃で折られ、右腕に剣が刺さりそこから電流が流れてくる。それを歯を食いしばって抜くとウェルドはソーキを放置して歩いた。最大の敵の排除の成功。それが出来れば次、出来ることをする。それは沙羅の排除だった。
ぽたぽたと血を流すウェルドはソーキによって斬られた体に異変を感じた。まだ右腕にしびれが残っていた。それに治癒力で止血されても良いはずなのに血が流れていた。
一瞬で動くと沙羅の背後に近づき心臓に一突き刺した。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回『風の想い人』百九十三話は6月1日(木曜日)に更新する予定です。
29日の更新はお休みです。6月から木曜日のみの更新になります。理由は忙しくなってきて更新が出来ないからです。遅い更新になってしまい申し訳ございません。
次回もよろしくお願いします。




